ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

球界再生への道

2005年05月16日 | スポーツ関連
球界挙げて再生へ取り組みを行なっている日本プロ野球。しかし、視聴率の低下や観客数の減少等、プロ野球を取り巻く環境はまだまだ厳しいと言わざるを得ない。球界再生への道を進むには、球団や選手達の努力も必要だが、ファンを含めた”関係者”の心構えも変わって行く事が求められているのではないか。

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① ファンの心構え1
「メジャー・リーグの様に選手のプレーを間近で楽しめる。」という事で、フルキャストスタジアム宮城東京ドームで今季から導入されたフィールドシート。何でもかんでもメジャーが最高とばかりに、安直にメジャーのシステムを取り込む姿勢はどうかとも思うが、このフィールドシートにも少なからずの懸念を抱いていた。

以前よりはかなり減って来た様にも思えるが、まだまだメジャーのファンに比べると、選手達の一挙手一投足を注視するというよりも、応援行為に熱を上げていたり、飲食物を口にする事に気が行きがちな日本のファン。石ころ同然の硬球が、ファウルボールの形でフィールドシートに飛び込んで来る(折れたバットが飛んで来る可能性も在り得る。)危険性を考えると、其処に座る者は最大限の注意を払わないといけないのは自明の理だろう。そういった危険性を認識した上で座るべきシート。もし、その様な心構えが出来ていない観客が其処に座った場合・・・、それを非常に懸念していた。

先日、フルキャストスタジアム宮城で事故が起こってしまった。試合前の打撃練習中に、グラウンド側に身を乗り出して見学していた小六の男児の頭にライナー性の打球が直撃、頭蓋骨骨折の重傷を負う事となってしまったのだ。それ迄、ヘルメット等の貸し出しを行なっていなかったというゴールデンイーグルス側の落ち度も指摘されようが、客の側もそういった危険性を認識した上で細心の注意を払う事が求められるだろう。それは子供だろうが求められて然るべきだし、それが出来ない者は年齢を問わず座ってはいけないシートだと思う。

個人的には座ってみたいフィールドシート。ファンの側もしっかりとした心構えを持つべきだろう。


② ファンの心構え2
先日、非常に不快な話を目にした。低迷するゴールデンイーグルスの選手達に対して、他チームのファンが心無い侮辱的言動を集団で成していたというもの。実際にその現場を見た訳ではないので真偽の程は定かではないが、幾つかのブログ記事や掲示板で同様の話を目にしたので、全くの嘘という訳ではないと思う。

真剣勝負の世界だからこそ、相手に同情や哀れみをかけろと言っている訳ではない。弱肉強食、弱き相手を完膚無き迄に叩くのは勝負の鉄則だし、叩かれた側もその悔しさをばねにして力を付け、這い上がって来るのがプロの世界だと思う。でも、心無い侮辱的言動を成すというのはどんなものだろうか?

嘗てタイガースが弱かった頃、チームは「ダメ虎」と揶揄されていた。他チームのファンからのみならず、タイガースのファン自身も自虐的にそう呼んでいた。でも、その言葉には「全く弱くて仕方ないなあ。もう少し頑張って貰わないと。」といった”愛情”が含まれていた様に思う。選手やチームを根幹から否定する様な愛情の無さはなかったのではないか。

昨年の合併騒動で、最早球界では”一人勝ち”が許される状態でない事を多くのファンが知ったと思う。相手を罵倒するのは構わない。でも、そこに愛情を少しは込めて欲しい。ゴールデンイーグルスは掛け替えの無い球界の仲間なのだから。


③ 審判の心構え
数年来、審判の誤審が問題になっているが、今季はその酷さが際立っている気がする。一昨日のホークスv.s.ドラゴンズ戦でも、一旦は3塁打とされた当たりが、審判団の協議の結果、ジャッジを覆してホームランと宣告される場面が在った。当該場面をVTRで見たが、どう見てもインプレーで3塁打だったと思う。

打たれた和田投手が、野球だからこういった事も在る。入ったか入ってないかは審判に任せる。でも、判定が覆ったら野球にならん。とコメントしたそうだが、その通りだと思う。結果的に同点に追い付かれ、最後はチームも黒星を喫したのでは泣くに泣けないだろう。

経費削減の煽りで1試合に従事出来る審判の数が減らされ、それが為に審判一人当たりのジャッジ領域が増え、誤審を産み出す状況になっているのは同情する。でも、そうは言っても審判もプロの世界で生きる者。余りにも”雑な”誤審は非難されるべきだろう。

ゲームを構成するのは選手だけではない。審判の存在が非常に重要なのは、多くのファンが知っている。だからこそ、審判には高い自覚を持って臨んで貰いたい。ゲームを面白くもつまらなくもするのは、審判”にも”掛かっているのだ。


④ マスメディアの心構え
「ファン離れを食い止める最大の方策は、野球中継のバラエティー化である。」と勘違いしているTV局(ラジオ局)が余りにも多くはないだろうか?以前書いた「こんなゲストは要らない!」でも触れた様に、訳の判らない有名人をゲストで呼び集めたり、白熱した試合を”冷ます”様な花火の打ち上げを試合中(グラウンド整備中とはいえ。)で行なう等は、ファンを興醒めさせるだけ。

もっと嫌なのは、特定選手との”御友達度”を再三アピールし、内輪ネタで勝手に盛り上がっている解説者もどきが少なくない事。こういった内輪ネタが、それ迄野球に興味の無かった者に興味を持たせる一端になるのかもしれないが、「○○選手は焼肉が大好きで、この前一緒に十数人前食いました。」とか「○○選手は男気の在る奴で、後輩に良く奢っているんですよ。」等といった話はどうでも良い。それよりも、素人には窺い知れない元プロの目から見た技術論やメンタル面を”解説”して欲しい。内輪ネタで盛り上がるのは、三流芸人のバラエティー・ショーだけで充分だ。

又、以前に川相選手を始めとして何人かの選手が「『プロ野球珍プレー好プレー』といった番組で、珍プレーばかりを前面に押し出すのではなく、もっと好プレーを扱って欲しい。プロの技術というものをもっと知って貰う事で、野球に興味を持ってくれる人が増えて欲しい。」と語っていた。どの選手も、バラエティー色を頭から否定している訳ではない。余りにも珍プレーをメインに据えた番組が多く、それが故にプロ野球選手本来の”技術者”としての部分が軽んじられている様に思えるのが寂しいとしているのだ。

軽率なプレーを珍プレーとして扱われてしまうのは仕方ないだろう。又、オフシーズンになると、芸能人とつるんでTV番組やパーティーに出まくっている選手。本人は嬉々として芸能人然と出ているのだろうが、自らの価値を下げて晒し者になっている様に感じる事も多々在る。(新庄選手の様に、球界を盛り上げよういう姿勢が見える選手は応援したくなるが、単に引退後のコネクション作りの為に出まくっている様な選手はウンザリしてしまう。)こういった選手達*1は別だが、野球に真摯に取り組んでいる選手からすると、上記の様な発言が出るのも理解出来てしまう。

球界の低迷を面白おかしく取り上げるだけではなく、自らの心構えを見直す事がマスメディアには求められていると思う。
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*1 話は一寸逸れてしまうが、昨日のジャイアンツv.s.ライオンズ戦が警告試合となった原因の死球乱発。両監督共、「意図的に当てた。」とか「否、わざとじゃない。」と言い合っていた様だが、「論点は其処じゃないだろう!」と言いたい。

故意の死球が論外なのは言う迄もないが、仮に故意でないにせよ、”プロ”の選手がこうも死球を与える現状をどうかと思うべき。厳しい内角攻めは当然だが、当たるか当たらないかの微妙な所に投げ分けるのがプロ。やたら死球の目立つ球界だが、投手はプロとして恥ずかしいと自覚すべきだし、こういった投手を起用する監督も恥じるべきだと思う。
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16 コメント

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再生の道は、遠い道のり (ハムぞー)
2005-05-16 22:55:03
>フィールドシート

スカイスタジアムのには、アクリル板を上げることが出来直撃を避けることが出来ます。食事するときや弱者用の配慮をしているようです。

しかし、ある程度は自分でしっかり球を見ておかねばなりませんねえ。



>イーグルス

最初から強かったチームはありません。王ホークスも最初は散々でした。国民栄誉賞も生卵をぶつけられてたのですから。何度も優勝したライオンズも、最初は連敗続きでした。



自分がいくら強くても相手がいなければ試合は出来ません。

勝ち星を得るのが目的なら、そこらの小学生と対戦すればいいのです。

本来はやはり手に汗握るいい試合をみたいのであって、贔屓のチームが勝つところだけしかみたくないのであれば、それは傲慢としか言えないのでは。



>審判

たとえばOBを線審専門で嘱託するとかしないと、外野への打球の誤審は止まらないような気がします。

人間なのでミスはつきものですが、ジャッジを簡単に変えるのはどうなんでしょうか。



>マスメディア

フジのCSでは、女子タレントと解説者がウダウダと話をしています。

あれは何でしょうか?

好プレーをまとめた「スーパープレー列伝」みたいなのも、珍プレーの合間に多数放送して欲しいですね。



ちなみに花火は、青空球場の特権みたいなところなんですけど(とドームに対して青空球場の弁護をしてみました・・。)



凄さを端的に伝えられるように、メディアも努力されたいですね。



長文失礼しました。
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野球離れ (happy)
2005-05-17 00:30:08
小学生の頃「ながしまーながしまー」と騒いでいた少年もいつからかアンチジャイアンツになり、江川問題で日本の野球から離れていく。

後楽園の3塁側に応援に行った情熱もいつしかなくなり、ドームになってからは野球観戦はテレビとなり、今はそのテレビさえ見ることはない。

プロ野球再生の道があるかはどうかはべつとして、もう一度どこの球団を応援しようとは思わない。

それほどかけ離れてしまった元プロ野球ファンを呼び戻すのは無理だと思う。



ば○こう○ちさんの、このプログを発見したのが1月、とうとう投稿までしてしまいました。
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衰退あるのみ (higu)
2005-05-17 09:53:52
日本のプロ野球を見ていて最近思うことは「これってすぽーつなのか」ということです。プロレス(関係者には失礼ですけど)のように思えます。即ち、善玉=巨人が、悪玉=他球団をやっつける、という具合に。

プロ野球はなんだかんだ言ってジャイアンツを中心に回っています。強ければ当然テレビやマスコミも扱いますし、弱ければ「凋落」と書く。極端な話、巨人さえ存在すれば他の球団はどうなってもいいのでは。

それに今の世の中、ソフトバングのような球団が求められているのでしょう。お金をバンバン使い、バンバン補強して。またはスター選手をかき集める。地味な球団は存在価値がない、かのようです。

近鉄がたった半年足らずで消滅したのに、みんな新球団誕生に眼が行ってしまった。このままでは近い将来、必ず「第2の近鉄」が生まれる。広島か、オリックスか、ヤクルトか。しかしそんな球団、なくなってもほとんどの人は困らないでしょう。



悲観的過ぎるでしょうか。





暴論失礼しました。
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こんにちは (さいん)
2005-05-17 17:10:34
先日はTBありがとうございました。そちらの記事を拝読して、果たして私の記事がTB返しをするに適当かどうかと迷っている間にコメントさせていただくことすら忘れておりました。大変失礼しました。

さて、フィールドシートの事故について私も記事にしましたのでTB送らせて頂きます。



イーグルスの「選手」が侮辱されたんですか?

それは知りませんでした…。

ファンである私はイーグルスのユニフォームを着ていることで背後から嘲笑されたりなどされましたが…。

チーム状況がこんな時、選手を罵倒してもよいのは真剣に応援しているファンだけだと私は思っています。

つまりそれは罵倒ではなく叱咤ですよね。チームを愛しているファンからの叱咤は選手も真摯に受け止めて欲しいと思いますが、仰る通り愛のない、ただ貶めるだけが目的のヤジや侮辱は決して許すことはできません。



この屈辱はいつか3倍にして返してやるー、と心の中で拳を握りしめる毎日です。選手にも意地を見せてもらいたい、プロですから。
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こんばんは (drop)
2005-05-17 22:28:24
どうも^^壁紙もっと可愛くなってますね!!



フィールドシート

ネットを低くする&シートを作ることによって面白さは増しても、危険度は高くなりますからね。そこに座るかぎり、見る側は頭にいれておかないといけませんね。



自分もあの席に座ってみたいですね!



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>higu様 (giants-55)
2005-05-18 02:53:20
書き込み有難うございました。



日本プロ野球が黎明期から発展期に到る過程では、プロレスの様に「悪玉&善玉」という色合いではないにせよ、「対立構図」が明確だったのではないかという気がします。ジャイアンツ・ファンの立場からすれば、ジャイアンツは「巨人、大鵬、目玉焼き」と保守本流の存在で、正統な存在であるジャイアンツが勝つのは心地良いという思いが。又、他チームのファンからすれば、「王者面して球界に君臨するジャイアンツを、何としてでも倒して欲しい。」という判官贔屓的な心理が在ったのではないかと。



そういった明確な対立構図が在ったからこそ、野球ファンが熱狂的になれた様に思います。勿論、娯楽の対象が今よりも少なかったという事も在りますが。



そして、何時の頃からかジャイアンツが”本当に”悪辣な事を成す様になり、ジャイアンツ・ファンすらもジャイアンツを見限り出し、他チームのファンはそういう状況を許している球界に愛想を尽かしたというのが今の低迷の要因に在るでしょうね。



以前、記事でも書きましたが、プロ野球選手全体のレベルが下がっている気がしてならない自分としては(優秀な選手と一定レベルに達していない選手とのギャップが激し過ぎる様に感じるのです。)、チーム数の削減というのも議論の対象になっても良いのではないかと思っています。



でも、球界を憂い、必死で頑張っている選手達が居る以上、今の12球団制で何としても頑張って欲しいという気持ちも在り、思いは複雑です。
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もっと本物のスポーツを (bp)
2005-05-18 04:24:39
小中学生の時に、オリンピックをテレビで見るとNHKのアナと現役の選手もしくはコーチが解説を担当し、本当に身のある「解説」をしていて、競技ともども2倍楽しめたのを覚えています。



スポーツの楽しさは、力と力、技と技のぶつかり合い、力を出し切ることの楽しさ、力を出し切る際の筋肉の美しさ・ぶざまさ、緊張下でのとっさの機転、プレッシャーの中で自己制御、芝生のにおい、風のにおい、地元のチームが勝つ喜びの共有、どうなるかわからないという不安感、そして人間がここまで出来るのか、という想像を限界を超えた姿、にあると思います。



我々はスポーツを見たいのであってバラエティショーを見たのではないのです。残念ながら読売をはじめとするマスコミは、プロ野球をバラエティショーのひとつとして提供することにご執心なようです。



スポーツは「あそび」であって(モノを生み出さないと言う点で)、あそびであるからこそ参加者が一生懸命やらないと、本当につまらないものになってしまう、ということに気づいていないようです。

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自分の身でないから (higu)
2005-05-18 10:05:00
野球ファンで「球団を削減」なんて言ってる人の殆どは特定の人気球団のファンの気がします。「自分の球団は絶対になくならない」という前提の上で論じている気がしてなりません。黒めがねをかけた某タレントなんてその典型の気がします。



1リーグに絶対反対ではありません。でも「1リーグにする為」に不人気球団を合併させるのには我慢なりません。

多くの人は忘れているでしょうけど、昨年は確かにパリーグに近鉄というチームが存在しました。それが…それが……シーズン終了後にあんなことになるなんて、誰が想像できましたか。近鉄の消滅を「身売り」と同列に感じる人もいるでしょうが、全く違います。経営陣の失敗と言ってしまえばそれまでですけど、自分のチームが「亡くなった」ファンの嘆きはどれほどのものか。今パの首位と2位のマリーンズとホークスも一歩間違えば今年は存在していなかったチームです。12-1+1=12の為なにも変わっていないような気がしますが、現実に一つの球団が消滅したんです、2004年に。



それから…何が変わったでしょう。交流戦が始まりました。アジア一を決める大会があります。でも、根本的には何が変わりました。



引き合いに出すのも気が引けますが、Jリーグでも「横浜フリューゲルス」という『失敗』がありました。しかしその後絶対に『第2のフリューゲルス』を作ってはならない、その為に様々な改革を行いました。

今、Jリーグでは新人選手に契約金は一銭も払いません。その代わり、引退後のサポートに熱心です。



数年後、もしかしたら今年末にも「第2の近鉄」が生まれてしまう気がしてなりません。昨日まで応援していたチームが今日、消える。近鉄ファンも「あの日」までは身売りはあってもチームがなくなるとは考えていなかったでしょう。



交流戦真っ盛り。しかしこの中のチームのうち次に消えるのは…と思ってしまうのです。

あの「悲劇」から球界は何を学んだのでしょう。マスコミは何が変わったのでしょう。あの猛牛を愛してやまない人々の叫びは、願いは、涙は…なんだったのでしょう。



球団削減、それも一つの選択肢です。けれどそれを主張する人は一度「自分の球団が亡くなる(身売りではありません)」ことを想像しろ、と言いたいです。それでも球界の為仕方ない、と思うならどうぞ持論を展開してください。



楽天、ソフトバンクが球界に参入した今から見るとあの合併には、果たしてどんな意味があったのでしょう。





忘れていませんか…。新球団誕生に沸く一方で、悲しみにくれた人もいたことを……。



長文、失礼いたしました。
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>bp様 (giants-55)
2005-05-19 01:03:47
書き込み有難うございました。



嘗ての野球中継では、アナウンサーは「如何に正確に目の前で起こっている事を伝えるか。」や「”実”の在る話を解説者から聞き出すか。」という事に腐心していた様に思います。解説者は解説者で、アナウンサーと阿吽の呼吸で、プロの視点から言葉を選んでコメントしていたと。勿論、昔から駄目な解説者も居ましたが(某金ヤンとか。)、今程酷くなかったと思います。



何時の頃からか、アナウンサーは”盛り上げ屋”と化し、やたらめったら絶叫する様になり、解説者は解説者で、勝手気ままに与太話や身内ネタを垂れ流す存在になってしまいました。



スポーツ実況にもバラエティー的な側面が在っても良いとは思いますが、「バラエティー主体で御情け程度に解説」というのが今は主流の様な。



本筋を見誤った事をしていると、益々ファンは離れて行ってしまうのではないかと懸念しています。
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>higu様 (giants-55)
2005-05-19 01:50:32
書き込み有難うございました。



言葉足らずな為、配慮に欠けた文章になってしまった事、本当に申し訳在りません。自分の言いたかった事は次の様な事だったんです。



「ここ数年、プロ野球選手で在るという事に安穏とし、技術向上を怠っている選手が多くはないだろうか?」、「そういった選手が少なからず居る事で、プロ野球全体のレベルが下がっているのではないだろうか?」、「プロとしての技術の高さを満喫したいファンにとっては、レベルの低下はプロ野球の魅力を減じさせ、それが故にプロ野球から離れてしまったファンが少なくなのではないだろうか?」・・・。そんな思いをずっと抱き続けていました。



プロとしての誇りを忘れ、自己研鑽を蔑ろにしている選手。ジャイアンツ・ファンの自分ですので、それを認めるのは非常に辛いものが在りますが、ジャイアンツの選手にそういった傾向が特に顕著な気がします。ジャイアンツの選手になった事で、それがもう”上がり”であるかの様に捉えている選手が増加しているのではないかと。勿論、他のチームにもそういった選手が増えて来ている気がしていたのです。



でも、昨年の合併騒動で、多くの選手がそういった部分も含めた”甘さ”を認識してくれたのではないかと。今迄の様に、プロ野球選手で在る事だけで満足しているのではなく、尚一層の自己研鑽に励んでくれるのではないかと期待はしています。



唯、「喉元過ぎれば熱さを忘れる。」の喩えでは在りませんが、又、甘さを求める選手が増えて来た時には、チーム削減を以ってしてレベル低下を防ぐという選択肢も已むを得ないのではないかと。





とは言え、自分の愛するチームが削減対象になるのはやはり身を切られる思いで在る事は確かです。ジャイアンツがその対象になったとしたら、自分も反対すると思います。その意味では、非常に身勝手ですよね。



そうならない為にも、12球団の選手達は皆、甘い認識を絶対の持ち出さないで欲しいのです。磯部選手の目に浮かんでいた涙の意味を、全ての選手が心に刻み込んで目一杯自己研鑽に励んでくれる事を信じています。



P.S. 黒眼鏡をかけたタレントとは誰なのでしょうか?「自分の所さえ良ければ良い。」という発想のタレントで思い浮かぶのは、本業が落語家なのか「晩御飯レポーター」なのか良く判らないおっさんなのですが(笑)。
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