せんだみつお氏が自身のブログで、「考える」という記事を書かれている。普段のキャラクターとは全く異なる、非常に真面目な内容が意外では在るのだが、その最後に次の様な文章が。
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ゴルフのスターがハンバーガーのCMのコメントで、食いてえ!のセリフ。あの選手は言葉使いが綺麗な選手だけに、あの演出は残念な気がした。
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せんだ氏が指摘しているのは、石川遼選手が出演しているマクドナルドのCM(動画)と思われる。以前にも書いたけれど、石川選手は好きなスポーツ選手の一人。その実力も然る事乍ら、あの年齢(18歳)であれだけしっかりした受け答えが出来るのは本当に凄い。自分自身が同年代だった頃を振り返れば、とてもとてもあんな受け答えは出来なかったから。「もし自分に子供が居たならば、あんなしっかりした子が欲しい。」と思う大人は少なくないだろうし、斯く言う自分も同じ思い。言葉のプロで在るアナウンサーですら好い加減な言葉遣いをする者が居る昨今、彼の綺麗な言葉遣いは光っている。それだけに自分もあのCMを見た時は「えっ!」という思いが在ったので、せんだ氏の指摘は判らなくも無い。
しかし、どれだけしっかりしているとはいえ、石川選手は18歳の若者。同年代の友達と話す時は“今風の言葉”を使うだろうし、時にはエッチな事だって考えるのが普通。「聖人君子」的なイメージが余りに固定化してしまうと、石川選手もさぞかし辛い事だろう。そういう意味では、「石川選手にもこんな面が在ったんだ。」と感じさせるあのCMも、決して悪くは無い様に思う。
コント55号時代の萩本欽一氏は、それなりに面白かった。 ボケ役を務める坂上二郎氏とのコンビネーションの良さも在ったのだろうが、個人的には露悪的ですら在った萩本氏の突っ込みが良かったのだと思う。しかし「24時間テレビ 『愛は地球を救う』」で司会を務めた辺りから、「良い人」というキャラクターが固定化し、彼の芸は面白くなくなった。視聴者の「萩本欽一=良い人」というイメージが固定化して行く中で、彼は自縄自縛状態に陥ってしまい、嘗ての露悪的な魅力が失せてしまったのではなかろうか。そのイメージが余りに固定化してしまうと、その人間の持つ魅力を失せさせてしまう事も在るのだ。
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ゴルフのスターがハンバーガーのCMのコメントで、食いてえ!のセリフ。あの選手は言葉使いが綺麗な選手だけに、あの演出は残念な気がした。
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せんだ氏が指摘しているのは、石川遼選手が出演しているマクドナルドのCM(動画)と思われる。以前にも書いたけれど、石川選手は好きなスポーツ選手の一人。その実力も然る事乍ら、あの年齢(18歳)であれだけしっかりした受け答えが出来るのは本当に凄い。自分自身が同年代だった頃を振り返れば、とてもとてもあんな受け答えは出来なかったから。「もし自分に子供が居たならば、あんなしっかりした子が欲しい。」と思う大人は少なくないだろうし、斯く言う自分も同じ思い。言葉のプロで在るアナウンサーですら好い加減な言葉遣いをする者が居る昨今、彼の綺麗な言葉遣いは光っている。それだけに自分もあのCMを見た時は「えっ!」という思いが在ったので、せんだ氏の指摘は判らなくも無い。
しかし、どれだけしっかりしているとはいえ、石川選手は18歳の若者。同年代の友達と話す時は“今風の言葉”を使うだろうし、時にはエッチな事だって考えるのが普通。「聖人君子」的なイメージが余りに固定化してしまうと、石川選手もさぞかし辛い事だろう。そういう意味では、「石川選手にもこんな面が在ったんだ。」と感じさせるあのCMも、決して悪くは無い様に思う。
コント55号時代の萩本欽一氏は、それなりに面白かった。 ボケ役を務める坂上二郎氏とのコンビネーションの良さも在ったのだろうが、個人的には露悪的ですら在った萩本氏の突っ込みが良かったのだと思う。しかし「24時間テレビ 『愛は地球を救う』」で司会を務めた辺りから、「良い人」というキャラクターが固定化し、彼の芸は面白くなくなった。視聴者の「萩本欽一=良い人」というイメージが固定化して行く中で、彼は自縄自縛状態に陥ってしまい、嘗ての露悪的な魅力が失せてしまったのではなかろうか。そのイメージが余りに固定化してしまうと、その人間の持つ魅力を失せさせてしまう事も在るのだ。
70年代はスターだった人であり
ぎんざナウの司会者であり
ナハナハのギャグのイメージが強い人だけど
ブログでまじめなことを書くと、いうのは
ちょっと意外な感じがした。
どう、考えても本人の意思でオンエアしてるCM
とは、思えないのですが。
でもこれは、石川遼の食いてえ発言をCMで流す
マクドナルドと広告代理店のほうが
悪いと思うのですが。
でも、石川遼もこのCMについて
意見言わなかったのかな。
食いてえはやめましょうよ、と。
でも、そのいまの若者にはない聖人君子のような
石川遼は本当の意味での好青年だと思うのです。いまの20代、30代ってこういう好青年
そう、いないでしょうから。
萩本欽一氏
欽ちゃんもすっかり過去の人になって久しいですが。芸人のころの欽ちゃんは55号のころは
あと、欽ドン、欽どこは本当に面白かったけど
アットホームな司会や愛は地球を救うばかり
してたことが多かったからね。
本当の芸人は体、張るまで
笑わせることですからね。
テレビで本当の芸を見せてくれる番組が
少ないせいもあるだろうけど
それにしてもこの人は司会をやりすぎたよね。
でも、いまの若手芸人もしょーもない内輪ネタ
ばかりしてお茶濁してますが
これらを含めて
たけしに批判されるのも当然ですよね。
長文、すいません。
個人的にはピンになって以降の萩本氏には、全く面白みを感じませんでした。「視聴率100%男」と呼ばれる程に担当している番組が高視聴率を得ていたのですから、少なからずの人を魅了する何かが在ったのでしょうが、残念乍ら自分にはそれが伝わらなかった。
「素人弄り」というのは、萩本氏がその先駆けの様な存在だったと思います。素人がTV番組に出演するのが珍しかった時代、TV慣れしていない素人を弄る事に面白さが在ったのでしょうが、やがて多くの素人がセミプロみたいになって来た事も(同時に御笑いタレントの質が下がったとも言える気がしますけれど。)、萩本氏の芸能界に於ける居場所を無くさせていったのかもしれません。
石川選手の中に「作られたイメージに縛られてしまうのは嫌だなあ。」という思いが在り、それがああいったCMを受けた要因になったのかなあと思ったりもします。
最近は「ネタで笑わせる若手芸人」も少しづつ現れて来たのが救いですが、それでも一発芸だけだったり、“仕切り屋”としての能力は在るのだろうけれど、肝心な笑いの部分ではワンパターンだったりする人が、御笑いの世界に多いのは非常に寂しい事です。
石川選手を悪く思っていないけど、彼は優等生を演じていて、それが求められる社会だし、浅田真央なんかもそうだが、「理想の子供、孫像」を押し付けられすぎてると思う。そんなもの他人の子供さんに自分の願望押し付けてないで自分の子供なり孫なりがいるならなんとかしろよ(まあ子供あるいは孫にしたらそうされたらそれはそれで大迷惑だけど・苦笑)、と思ってすごく気持ち悪くなることが多いです。
伊集院光氏がその著書の中で、「気持ち悪い子役」に付いて書いていました。「出演者を含めた大人が喜びそうな発言をする子役」の気持ち悪さを書いたもので、それは親が「こう言ったら大人は喜ぶから。」と教え込んでいるのではないかと。例えば初めて伊集院氏に会った子役が「私は伊集院さんみたいなタレントになりたいです。」みたいな挨拶をするのはどうも気持ち悪く、「何でそんなにデブなの?」と聞くのが普通の子の筈なのにと指摘しているのが、妙に笑えました。
以前、ギャラリーの余りのマナーの悪さに、石川選手が舌打ち&皮肉の呟きを吐いた所、それが面白おかしく取り上げられていましたね。流石にこれには、「石川選手も気の毒だなあ。」という思いが。