今夏、既に祭は2ヶ所、そして花火大会は1ヶ所、其れ其れ足を運んでいるが、昨日は「第39回せたがやふるさと区民まつり」に行って来た。2012年以降、毎年訪れており、今回が5度目となる。
会場の馬事公苑が「2020年夏季オリンピック」の馬術競技会場となる事から、来年1月より改修工事が始まり、同所で次の「せたがやふるさと区民まつり」を行えるのは、最短でも2023年になるそうだ。
来年以降、場所を移して行われるが、規模は大分縮小されてしまう様で、同祭の目玉でも在る野外ライヴも、取り敢えずは今年が最後。そんな事も在って、今回は「まつりフィナーレ・コンサート」と題し、出演者も例年以上に豪華な顔触れ。早見優さん、松本伊代さん、そして西村知美さんと、世代的には堪らない面々。彼女達の野外ライヴが行われるのは今日(8月7日19時~20時半)なので、本当は今日行きたかったのだが、どうしても外せない予定が在り、泣く泣く断念。興味が在る方は、足を運ばれては如何だろうか。
野外ライヴは参加出来なかったものの、祭自体は今年も非常に楽しかった。各地の物産を販売するテントが林立し、其処で購入した飲食物に舌鼓を打つ。イヴェントも色々行われていて、「祭って良いなあ。」という思いが。来年以降暫く、馬事公苑で祭が行われないのは、本当に残念だ。
閑話休題。
4日に放送された「雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!」は、仮面ライダー・シリーズが好きで好きで堪らない有名人を集め、「仮面ライダー芸人」という特集が組まれた。仮面ライダー・シリーズの第1弾「仮面ライダー」【曲】の放送開始から今年で45周年という事で、企画された特集。過去に「仮面ライダーの大幹部達の今 Part1&Part2」という記事を書いた様に、子供の頃、夢中になって仮面ライダー・シリーズを見ていた自分なので、同番組を見入ってしまった。
昭和仮面ライダー・シリーズでは、第1弾の「仮面ライダー」から第5弾の「仮面ライダーストロンガー」【動画】の途中迄、リアル・タイムで欠かさず見ていた。平成仮面ライダー・シリーズは通して見た作品は無く、「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」等の映画版を観た位。唯、通して見た作品は無くても、平成仮面ライダー・シリーズは「“電車通勤”する仮面ライダー」等、昭和仮面ライダー・シリーズを見て育った自分からすると、打っ飛んだ設定や見た目の仮面ライダー達が多いのは知っていた。
で、「仮面ライダー芸人」の最後に、平成仮面ライダー・シリーズとしては第18弾となる「仮面ライダーエグゼイド」の話となった。同番組は10月から放送開始なのだが、其の仮面ライダーエグゼイドが会場に登場した際、余りの奇天烈な見た目に場内が騒然。
【仮面ライダーエグゼイド】
「仮面ライダー・シリーズ史上初めて、人々を守る為、蔓延する謎のゲーム・ウイルスと戦う仮面ライダーエグゼイド。主人公が変身ベルト “ゲーマドライバー”に、変身アイテム“ライダーガシャット”を挿入する事で変身。先ずはレヴェル1の姿でゲーム・ウイルス=バグスターに侵された人々を救い出す。そして、仮面ライダーエグゼイドはレヴェル2へとレヴェルアップし、実体化したバグスターと戦い、打ち倒して行く。」という設定らしく、今回登場した姿はレヴェル1の状態の様だ。ちんちくりんで、御笑いキャラクターの様な見た目には、自分も唖然茫然。仮面ライダー好きの芸能人からは「ロボコンみたい。」とか「がんがんじいか!」という声が飛んでいた。(自分は「出川哲郎氏っぽい見た目だなあ」と思ったが。)
【ロボコン】
【がんがんじい】
「がんばれ!!ロボコン」【動画】はヒーロー物という感じでは無いので、主役のロボコンがユニークな見た目なのは判る。又、「仮面ライダー(スカイライダー)」【動画】のスカイライダーは主役なので格好良い見た目だが、がんがんじいは飽く迄も脇役で、尚且つ癒やし系キャラクターという事も在り、ダサい見た目なのだろう。「マジンガーZ」【動画】の脇役・ボスボロット(ボスロボット)なんかも、そんなキャラクターだったし。
【マジンガーZ】
【ボスボロット(ボスロボット)】
「仮面ライダーV3」【動画】に登場したライダーマン。“第2の主役”という感じだったが、ヘルメットを装着しての変身は、子供心に「格好悪いなあ。」と思った物。でも、今回の仮面ライダーエグゼイド(レヴェル1状態)に比べたら、全然増しに思える。
【仮面ライダーV3】
【ライダーマン】
ヒーロー物の主役としては、超ダサい見た目の仮面ライダーエグゼイド。ネット上でも、結構話題になっている様だ。
ゆるキャラというのは、王道を往くヒーローとは違い、会いに行ける、ファンに近く、子供であっても、迎合して、自分と重ね合わせ、あるいは超える事が出来る、身近な存在だと思います。だから、こうした、ゆるキャラに込められた思いとは、戦いをなるべく回避し、人を活かす事をこそ、ヒーローの新たな形だとした事だと思います。
「仮面ライダーエグゼイド」に関して、此方(http://www.moegame.com/sfx/archives/201608051519.html)に面白い記事が載っていました。平成仮面ライダー・シリーズを多く手掛けて来た白倉伸一郎プロデューサーが、或る対談で語っていた一部です。
******************
白倉:仮面ライダーって、最初の1号、2号の時から、所謂誰が見ても格好良いと思えるスマートさとは違う物を持っていたと思うんですよ。元々、異形のキャラクターなのが、格好良く見えるという瞬間、其処にヒロイズムが在るのではないか。此の先も「何其れ?」と思う様なキャラクターが、格好良く見える瞬間が続けば良いな、と「仮面ライダー」シリーズには思っています。
******************
此の発言を読むと、今回の仮面ライダーエグゼイドの“ぶっ飛び振り”も、「敢えて狙ったんだな。」と感じます。
平成ライダー・シリーズの第15弾「仮面ライダー鎧武/ガイム」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%AE%E9%9D%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC%E9%8E%A7%E6%AD%A6/%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%A0)では、仮面ライダー達の姿形のテーマが「戦国武将」と「フルーツ」という、非常にぶっ飛んだ物となっていた。戦国武将がブームで在る事に加え、フルーツが好きな子供達を狙ったアイデアだったそうですが、そういう意味では仮面ライダーエグゼイドも、隆様が御指摘の様に、流行りのゆるキャラの要素を入れ込んだのかもしれませんね。