今日は「6月12日」だが、過去に遡ってみると、此の日には色々な出来事が起こっている。
「乙巳の変」(自分が学生の頃は「大化の改新」と呼んでいたので、どうにも此の呼称には違和感が在るのだけれど。)、即ち「中大兄皇子と中臣鎌足等が、宮中で蘇我入鹿を暗殺したクーデター。」が発生したのは、645年の6月12日。
時代はポンと飛び、織田信長が今川義元を討ち取った「桶狭間の戦い」が行われたのは、1560年6月12日。子供の頃、「桶狭間古戦場伝説地」から近場に住んでいたが、当時はそんな凄い場所という意識は無く、歴史に興味を持つ様になってから、非常に気になる場所になった。三十路を超えた頃だったか、初めて同所を訪ね、感慨に浸った物。
1583年6月12日は、「賤ヶ岳の戦い」で柴田勝家側に付いていた前田利家が、羽柴秀吉(豊臣秀吉)に降伏した日なのだとか。
1592年6月12日、「文禄の役」にて李氏朝鮮の首都・漢城府が陥落し、小西行長と加藤清正が入城。
1937年6月12日には、日本人としては初のノーベル文学賞を受賞した川端康成氏の代表作の1つ「雪国」が刊行された。
1942年6月12日、アンネ・フランクさんが、「アンネの日記」を付け始めたのは此の日。彼女が生まれたのは「1929年6月12日」で、誕生日の御祝いに父・オットー・フランク氏がプレゼントとしたサイン帳を、日記帳として使い始めたそうだ。
衆参同日選挙の真っ只中だった1980年6月12日、当時の首相・大平正芳氏が急死している。普段は穏やかな喋り方の彼が、ハイテンションな街頭演説をしている姿をニュースで見て、「どうしちゃったんだろう!?」と違和感を覚えていたら、翌日に不整脈で緊急入院。約2週間後、帰らぬ人となった。
“人食い大統領”として有名だったイディ・アミン氏とジャン=ベデル・ボカサ氏。1987年6月12日、中央アフリカ共和国の大統領時代(1966年~1976年)及び中央アフリカ帝国の皇帝時代(1977~1979年)に犯した罪により、ジャン=ベデル・ボカサ氏が死刑判決を受ける。1993年に釈放され、其の3年後に死亡。