ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

10の164,345乗分の1

2016年02月16日 | 其の他

*********************************

1985年、アメリカテネシー州銀行強盗が発生。犯人は2人組で、逃走中に拳銃発砲し、其の内の1発が1人の警察官睾丸を貫通した上で、1人の女性の腹部に当たった。後に其の女性は妊娠&出産し、血液鑑定をした所、(睾丸を貫通された)警察官と(腹部に銃弾が当たった)女性、そして生まれた赤ん坊の3人は、99%親子で在る事が判明。「銃弾が睾丸を貫通した際、精子と共に肉片が弾にくっ付いて、女性の腹部に運ばれた可能性が在る。肉片が付いていた事で、精子が外気に触れる事無く、“生きた状態”で卵子に結合し、妊娠したのではないか。」と。

*********************************

 

今から31年前、上記のニュースを知った際には、「確率的には相当低いで在ろう事が、実際に起こたりするんだなあ。」と驚いたもの。

 

週刊現代の1月30日号に、「あなたの人生を変える 『偶然』の統計学」という記事が載っていた。実際に起こった物凄い偶然の数々と、或る出来事が起こる確率を紹介した内容。先ずは、実際に起こった物凄い偶然の中から、幾つかを紹介する。

 

*********************************

スウェーデンに住むレナ・パールソンさんは、キッチンで結婚指輪紛失其の16年後、庭から小振り人参を引き抜いてみると、其処には失くしの指輪が付いていた。

 

・1999年、アメリカのアリゾナ州で裏庭にたシャノン・スミスさん(14歳)が、頭に落ちて来た銃弾で命を落とした。半径km以内で発砲された流れ弾推測されるが、犯人は不明州では、空に向けた発砲が禁止に。

 

或る1年の内に落雷で死ぬ確率は30万分の1と言われているが、アメリカの公園監視員だったロイ・サリヴァン氏は、落雷に7回も遭い乍らも生き延びた男性。(最後は失恋を苦に、1983年に自殺。)

 

・1980年、アメリカのモーリーン・ウィルコックスさんは、マサチューセッツ州ロードアイランド州ロト籤を購入。当選発表で確認すると、2枚が高額当選の番号と全く同じだった。然し、マサチューセッツ州での当選番号はロードアイランド州で購入したロト籤に、ロードアイランド州での当選番号はマサチューセッツ州で購入したロト籤に印字されており、結果的には1ドルも貰えず。番号が逆だったら、億万長者になれていたのだが・・・。

*********************************

 

次に紹介するのは、或る出来事が起こる確率に付いてだ。

 

*********************************

① 四つ子が生まれる確率:70万分の1

 

② 日本に噛まれて死ぬ確率:6,348万分の1

 

③ 40人のクラスメートの中に、誕生日が同じ2人が居る確率。:1.12分の1(約89%)⇒逆に言えば、40人全員の誕生日がバラバラの確率は、約11%しか無いという事。

 

④ 24時間表記のデジタル時計を見た時、ぞろ目の確率。:180分の1⇒1日に30回見た場合、1週間に1度は遭遇する計算。

 

⑤ プロ・ゴルファーが、ホール・イン・ワンする確率:3,756分の1 

 

⑥ 日本で1年の内に、裁判員に選ばれる確率:8,700分の1

 

⑦ 飛行機事故で死ぬ確率:11万分の1⇒アメリカの国家運輸安全委員会の調査による数字。日本国内で1年間の内に交通事故で死ぬ確率は、約3万分の1とされる。

 

⑧ ベッドから転落して死ぬ確率:101万分の1厚生労働省が発表している人口動態調査の数字から。2014年の死亡者数は126人で、何故か男性の方が1.5倍多いとか。

 

⑨ 六つ子が生まれる確率:40億分の1

 

⑩ 貴方が生まれて来た確率:700兆分の1⇒女性が生涯に排卵する卵子の数は400個前後。一方、男性は1日に1億5,000万個の精子を作るが、仮に父親となる年齢を18歳から50歳とすれば、其の間に作られるのは1兆7,500億個。そうなると計算上では、「400X1兆7,500億=700兆」分の1の“出会い”で、貴方は生まれた事に。

 

⑪ タイプライターを叩いて、ウィリアム・シェイクスピアの「ハムレット」が出来る確率:10の164,345分の1⇒タイプライターのキーの数を44個、「ハムレット」の文字数を10万字として計算。仮に猿が1秒に1字ずつ好い加減に叩いたとして、“宇宙の年齢”で在る「138億年」に匹敵する時間を掛けたとしても、殆ど起こらない確率とか。

*********************************


コメント (2)    この記事についてブログを書く
« “遠山の金さん”の息子と“銭形... | トップ | 財産没収制度 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
幸運な偶然 ()
2016-02-16 23:31:43
高い確率の出来事があると、祝いたくなりますが、同じ誕生日のクラスメートは、案外居るものですね。クリスマスを恒例行事で祝う事はあっても、誕生日が同じでクラスで祝う、という事があっても良いかも知れません。

数字で確率を出されると、危険に対する心配事も軽減されるので、とても良いと思います。ハムレット然り、稀有な出来事は、経験というより、未知の記憶として、ギネスを飾るネタぐらいに思って、二度と起きない幸運な出来事と考え、そうした、奇跡に出遭いたい、と思う一心であります。
返信する
>隆様 (giants-55)
2016-02-17 01:26:31
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

「40人のクラスメートの中に、誕生日が同じ2人が居る確率。」が約89%も在るというのは、正直驚きでした。でも、計算してみると、確かにそうなるんですよね。

昔、亡き父や御世話になった上司が良く言っていたのは、「人を説得する場合、感情に訴えるのでは無く、具体的に数字を出して行え。具体的な数字を出されれば、人は納得せざるを得なくなるから。」という事。「怖い。」とか「危ない。」とか感情的になるのでは無く、具体的な数字を以てして判断するというのは、非常に大事な事ですね。

「数字」って或る意味、森羅万象を司っているとも言えます。時に「数字」は、ミステリアスで在ったりもする。「ハムレット」で思い出したのですが、シェイクスピアの作品には“人殺し”が“色々”登場する。結構有名な語呂合わせでは在りますが、彼が生まれたのは1564(ヒトゴロシ)年で、亡くなったのは1616(イロイロ)年というのは、何ともミステリアスな一致かも。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。