ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「どうもすんずれいします!」

2008年04月05日 | 御笑い関連
一寸前になるが、NHK-BSで「関口知宏スペシャル 全部見せます! 鉄道大紀行」という番組が放送されていた。“もこみち”こと関口Jr.が鉄道を乗り継ぎ、これ迄に日本に中国、そして欧州を旅して来たが、その総集編(8時間)を2日に分けて放送したのだ。“鉄ちゃん”でも何でも無いが、このシリーズは好きで毎回録画して見ていた。「車窓から眺める各地の景色」や「車内や降車地での人々との触れ合い」がゆったりとした時間の流れの中で描かれており、それに関口Jr.のざっくばらんな人柄が絶妙なスパイスになっていたと思う。

この番組の中で関口Jr.が湖(だったと思うが)の前で衣服を脱ぎ捨て、パンツ一丁で泳ぐというシーンが在った。彼のざっくばらんさが垣間見れる微笑ましいシーン。衣服を脱ぎ捨てる際、彼が発したのは次の様な言葉だった。

私、関口知宏。皆様の御期待に応えて、此処で泳ぎたいと思います。どうもすんずれいします!

思わず突っ込みを入れてしまった。「『どうもすんずれいします!』って、一体幾つなんだよ!」と。一定年齢以上の方ならば誰でも知っているで在ろう、加藤茶氏の往年のギャグ「どうもすんずれいします!(どうも失礼します!)」。自分が子供だった時分、同級生も含めてこのギャグを良く口にしていたもの。でも、流石に近年では耳にする事は無くなっていた。「この“死語化したギャグ”を、何故に関口Jr.が知っているのだろうか?」とふと疑問に思ったのだ。早速検索してみた所、彼が今年で36歳になる事を知った。見た目からてっきり30代そこそこと思っていたのだが、この年ならば“ドリフ世代”と言えなくも無く、あのギャグを知っていてもおかしくはない訳だ。

それにしても見た目の若い彼が、30数年以上も前のギャグをポロッと口にした事に苦笑。ふとした一言の中に、その人の年代が窺い知れるキー・ワードが含まれているというのはまま在る事で、特に多感だった時期に見聞した流行語やギャグは、強く心に刻み込まれているもので在る。以前の記事「世代がばれる」で触れた「ドン・ガバチョ」や「メートルを上げる」なぞもそうだし、前にハムぞー様が御自身の記事の中でサラッと「当たり前田のクラッカー」という表現を使われていたのには同世代として爆笑してしまったし。

ふと自分自身を振り返ってみると、死語化したギャグを何の気無しに口にしている事が結構在る。上記した「当たり前田のクラッカー」もそうだが、その他に「アッと驚くタメゴロー!」や「ぴぴぴーよこちゃんじゃあひるじゃがあがあ」、「何だバカヤロー!」、「夢もチボーも無い」、「責任者出て来い!」、「悪りーね、悪りーね、ワリーネ・デイートリッヒ!」、「ちょっちゅね~!」等々。口にした後に、「ヤバイ!世代がバレてしまった・・・。」と思うのは毎度の事だ。

記憶に在る範囲で一番最初に覚えたギャグは、「当たり前田のクラッカー」だったろうか。このギャグが生み出された番組「てなもんや三度笠」は流石に見ていなかったので、今は亡き父が好んで使っていたのを耳にして覚えたのだと思う。世代的には、ドリフ関連のギャグで育った自分だ。

皆様がふと口にしてしまう、死語化したギャグを伺ってみたいもの。*1

*1 「お笑い芸人のギャグ一覧」、「お笑いギャグ・フレーズ全集」といったサイトが在る。

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10 コメント

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スキがあったら、かかってこんかい (ハムぞー)
2008-04-05 08:48:44
記事ご紹介、ありがとうございます(笑)

ずっと鉄道に乗っている
本物の?「電車男」関口ジュニア
結構トシいってますなあ・・

さて本文ですが
ウィキペディアのほうを見てみましたが
関西人としては「岡八郎」のギャグがないのが
なんとも残念です・・

「えげつなー、いやらしー、くさー
 臭いことあらへんがな」
「スキがあったらかかってこい」
「こう見えても、
学生時代ピンポンやっとったんや」
「空手をやっとったんや
もっともこれは、通信教育やけどな」

実際、日常では使いませんが(笑)
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おんなじー (おりがみ)
2008-04-05 10:22:01
私もあんかけの時次郎の「当たり前田の・・」が多分最初に覚えた決め台詞?ギャグです。

え?お父さんがよく言ってた??ガチョーン!
アタシャリアルタイムで見てたのよ!!
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偽もこみち (Spa supernova)
2008-04-05 22:02:44
関口君とあんな一過性の若造を比べるのは失礼だぞ!!こっちは全国1千万のNHKファンが付いてるぞ(笑)。
確かに似てますけどね(笑)。
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死語の世界 (tak)
2008-04-05 23:59:17
死語化した~と言われるとう~んと考え込んでしまいます。
「どうもすんずれいします!」は加藤茶さんが実際に使っていたのを見ていた世代は「死語」としてとらえるけど、まったく知らない世代には新鮮に聞こえるかも。
自分もこれは「死語」とまでは感じないなぁ。自分が鈍感なのかなw

ギャグ以外の死語っていっぱいあるけど、ひょっとして案外ギャグモノは死語と感じにくいかも。
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>Spa supernova様 (giants-55)
2008-04-06 00:20:57
書き込み有難うございました。

関口知宏氏の方が12年も早くこの世に生を受けている訳ですから、寧ろ速水もこみち氏の方が“偽Jr.”と呼ばれるべきなのでしょうが(苦笑)。あの重たげな眉毛を、高橋(由)選手ばりにスッキリとカットしたら、おねえちゃん人気がもっと高まりそうな気もしますが、それを敢えてしない所が彼の魅力でも在るんでしょうね。
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>tak様 (giants-55)
2008-04-06 00:26:09
書き込み有難う御座いました。

確かにオリジナルを全く知らない世代にとっては、古いギャグが新鮮に感じるというのは在るかもしれませんね。「オレたちひょうきん族」でビートたけし氏が「びっくりしたなあ、もう!」(オリジナルは三波伸介氏。)を、片岡鶴太郎氏が「ぴぴぴーよこちゃんじゃあひるじゃがあがあ」(オリジナルは獅子てんや・瀬戸わんや氏。)を使って再ヒットさせましたが、あれもそういった感じかも。
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胸のつかえ (bagabon)
2008-04-06 16:39:23
旅に関わることが好きで その足である鉄道や交通機関に乗ることが普通に好きです。
関口知宏の鉄道走破の番組は生でまた特集で見られる時間帯のものは大体見ました。
多くの旅番組のように大騒ぎするでなく、ひょうひょうとした感じで ごく自然に車内の表情、また車窓からの風景、降り立った先の風情を味わせてくれ好感の持てる超長距離紀行であったと思います。大変だろうけれどやってみたい旅です。

スケッチブックに描く絵の上手さや演奏、作詞作曲もこなすこの若者は何者か?とずっと思っていました。

関口宏Jr. であること初めて知りました。名前からもなるほど納得です。

キーワードでかねてからずっと気になっていることがあります。「ズバリ聞きます!」このフレーズと ば○こう○ちのお名前より 冷静で鋭い質問の主、TVで知っている方 とずっと思っているのですが それにしては生活体験文面からの年代、書かれている馴染みのギャグの世代がどうも合致しない?? 別人28号か、業界人20面相・・・たまたま同姓同名、はたまた超人か。なぞは膨らむばかり。

 ブログにて人を詮索するのもナンセンスですので単なる読者の独り言、お答え不要です。
どうもすんずれいしました!
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せっきー君は (Spa supernova)
2008-04-07 00:05:38
関口君のほうは、20年後には長谷川初範さんみたいな顔になってそうだな、と思っています。でももこみちのほうは結構目がキツいので長谷川初範というよりは村野武範っぽくなりそう。

http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d1109.html

若き日の村野武範

http://www2.fctv.ne.jp/~take21/uisupa.htm

こういうのも(村野さんは3人目)
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>Spa supernova様 (giants-55)
2008-04-07 00:51:18
村野武範氏、昔は本当に格好良かったですよね。過去形で語らなければならないのが哀しい所ですが(笑)。男女を問わず、ハッキリした顔立ちって一寸でも“衰えて”しまうと、余計にそれが目立ってしまうという欠点が在るのかも。逆にのっぺりとした顔、例に挙げて申し訳無いのですが由紀さおりさんや露木茂氏なんかは昔から殆ど雰囲気変わってない気がしますし。
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「オヤジギャグ」というのは、死語化した昔のギャグのことかと思ってました。 (れんたろう)
2008-04-13 21:46:09
死語化したギャグというか、僕の記憶で最古のお笑い芸人のギャグといえば、故ルーキー新一さんの
「いやんいやんいやん」
でしょうか。氏がレツゴー正児さんのお兄さんと知ったのは、ずっと後のことでした。

僕が子供の頃住んでいた辺りでは、TBS系のテレビ局が見られなかったので、ドリフといえば「進めドリフターズ」や「ドパンチ学園」や「ドリフ大爆笑」だったのです。カトちゃんのギャグで好きだったのは「ウンコちんちん」です。

関西系のギャグの影響も強いですね。アホの坂田さんの「ありがとさ~ん」とか。先日、JR松山駅で、偶然坂田師匠を見かけました。小柄でオシャレなジャケットを着たおじさんで、
「坂田さん、頑張ってください。」
と声をかけると、
「ああ、おおきに。」
と低い声で応えて、タクシーに乗り込んでいったのでした。
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