ば○こう○ちの納得いかないコーナー

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10年間で約25%減

2020年01月26日 | 時事ネタ関連

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「路上のパーキング・メーター10年で25%減 低い利用率 時代に合った用途へ転換も」(1月26日、乗りものニュース

路上のパーキング・メーターが、数を減らしています。元々、路上駐車を抑制するに整備されたものの、今ではコイン・パーキング普及し、利用率が低いケースも。撤去後のスペースは、別の用途に活用されています。

主に市街地で見られる路上のパーキング・メーターが、数を減らしています。2008(平成20)年度に全国で2万882在ったのが、2018(平成30)年度には1万5,056基と、10年で4分の1が撤去されました。

例え
山形県では、利用の減少に伴い、2017年に県内からパーキング・メーターが姿を消しました。又、名古屋随一繁華街錦三地区では、昼間の利用率は低いものの、パーキング・メーターが稼働しない夜間、不正に駐車する車が目立ち、他の交通の妨げになっている事から、廃止が検討されていると報じられています(「中日新聞」2020年1月21日付)。

パーキング・メーターは、言わば合法的な路上駐車の為の装置です。各都道府県公安委員会が定めた「時間制限駐車区間」に於て、道路の一部を白線で囲ったスペースに車を停め、パーキング・メーターに所定の「手数料」を払う事で、一定時間内の駐車が許容されます。一般的に300、60分以内と設定されており、市中のコイン・パーキングに比べると割安な場合も在ります。、時間制限駐車区間の手数料収受機には、チケットを発券して車外に貼り出す「パーキング・チケット」方式も在ります。

一方、手数料を支払わなかったり、駐車可能時間を超えたり、機械が稼働していない夜間に利用したりすると、駐車違反になります。又、御金を追加投入し、もう1時間停めるといった連続利用も出来ません。

と言うのも、パーキング・メーターは、「駐車場の整備が不充分な場所に於て、止むを得ない短時間の駐車需要に応じる事が、違法な路上駐車の抑制に資する。」という考えに基づき、設置されているからです。昭和高度経済成長期に登場し、1980年代には運用の拡大が図られました。然し、今やコイン・パーキングも増えており、警察庁は利用の少ないパーキング・メーターの撤去を検討する事としています。

パーキング・メーターが数を減らしているのは、単に駐車場が増えているからだけでは在りません。2011(平成23)年には警察庁の方針により、自転車に於ける車道走行ルールの厳格化が図られましたが、其の一環として警察庁は、利用の少ないパーキング・メーターを撤去し、自転車レーンの整備を推進する事としています。又、不足する物流ドライヴァーの負担を軽減すべく、パーキング・メーターを貨物専用としたり、其のスペースを短時間の荷捌き場にしたりするケースも在ります。全国の自治体に於て、パーキング・メーターの在り方を見直し、こうした新たな需要に対応する動きが進んでいるのです。

此の動きは、特にバイクにとっては影響が大きいかも知れません。バイクは自動車用のコイン・パーキングを利用出来ない事が多く、特に都市部では駐車場が足りないと言われています。バイク駐車環境の整備に取り組んでいる業界団体の日本二輪車普及安全協会ウェブサイトで、「パーキング・メーターは、バイクも利用出来る事。」を案内していますが、此れが減っている訳です。

日本二輪車普及安全協会によると、諸外国では車道の一画に設けられたバイクの駐車スペースが多く見られるものの、日本でパーキング・メーターのスペースをバイク駐車場に転換した様な事例は少ないそうです。
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何年か前より都心部を中心に、「こんな所にも、コイン・パーキングが出来たんだ。」と気付かされる事が増えた。そこそこの広さだけでは無く、住宅街の一軒家を取り壊して、2~3台停める程度のコイン・パーキングも結構見掛ける様になった。其れだけ需要が在るという事なのだろうが、一方でパーキング・メーターがそんなにも減っているというのは気付かなかった。パーキング・メーターを使った事は、記憶違いで無ければ1度しか無い。当て逃げされそうなイメージが在り、停めるならばコイン・パーキングと決めているから、意識がパーキング・メーターに行っていないというのが大きいだろう。

バイク利用者にとっては困った状況なのだろうが、バイクを利用していない自分としては、「そうなんだ。」という感しか無いけれど・・・。


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