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「元フォーリーブス・北公次さん死去」(2月22日、読売新聞)
アイドル・グループ、フォーリーブスのメンバーだった歌手の北公次(きた・こうじ、本名・松下公次=まつした・こうじ)さんが22日、肝臓癌で死去した。
63歳だった。公式ホームページによると、告別式は26日午前11時、東京都江戸川区西小岩1-30-26、東京葬祭慈光殿。
北さんは、1968年に4人組グループ、フォーリーブスでデビュー。「地球はひとつ」(動画)「ブルドッグ」(歌詞)等をヒットさせた。1978年の解散後はソロや俳優としても活躍。2002年にはフォーリーブスを再結成した。
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3年前の記事で「青山孝史(旧芸名:青山孝)氏が肝臓癌にて、57歳で亡くなられた。」事を記したが、今度は北氏が同じ肝臓癌で亡くなられるとは・・・。4人のメンバーの内2人もが、こんな若い年齢で亡くなられるというのは、残された江木俊夫氏及びおりも政夫氏も、嘸や無念な事だろう。合掌。
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「赤ちゃん:顔色窺う? 視線装置でチンパンジーと比較、京大グループが実験」(2月22日、毎日新聞)
人間は赤ちゃんの頃から顔色を窺う?他者の表情に注目して行動パターンを学習するのは人間特有の能力で在る可能性が在る事を、京都大グループがチンパンジーとの比較実験から突き止めた。21日付けの英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した。
グループは、明和政子・大学院教育学研究科准教授(発達科学)と平田聡・霊長類研究所特定准教授(比較認知科学)等。人間の乳児30人と成人15人、チンパンジー(5~15歳)6頭に、女性がコップにジュースを注ぐ行動の映像を見せ、視線検出装置で何処を見たか画面に表示した。
チンパンジーには予め、コップにジュースを注ぐ行為を学習させた。すると、注ぐ前に動きを予測してコップに視線を集中させ、女性に殆ど視線を向けなかった。一方、乳児は動きの予測は出来ず、女性の顔とコップを交互に追う特徴が在った。成人の多くは顔を見乍ら予測してコップに視線を移した。映像を予測不能な行動に置き換えても、人間は表情を窺い、チンパンジーは物の動きに注目する傾向が見られた。明和准教授は「複雑な社会環境に適応する為、他者の表情から次の展開を予測する能力を身に付けたのではないか。」と話している。
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視線検出装置による映像をニュース番組で見たが、「只管コップに視線を集中させるチンパンジー。」と「女性の顔とコップを交互に目で追う乳児。」という差が顕著に出ていた。不適切な表現を承知で言えば、「知能レヴェルで、其れ程差が無いだろう。」と思っていた両者だけに、例え乳児とは言え、「人間と動物の意外な能力差」に驚きが。
同グループでは今回の研究成果を元にして、「相手の心の状態を理解するのが概して苦手とされる、発達障害の子供の教育支援に役立てたい。」としている。
「自分の思っている事が、全て周りの人間に伝わってしまう。」、そんな設定の小説だか漫画だかが以前在りましたが、此れは本当に困ったもの。同様に「視線検出装置を取り付けられて、視線の行先を逐一チェックされる。」というのも、己が性癖等を露呈させられ、此れも嫌ですね。
漫画家程では無いにしても、概してTV番組で活躍していた人は、平気イン年齢からすると早世する割合が高い気がします。表舞台に立ち続けるという事は、其れ程迄に身を削らせるものなのか・・・。
たのきんトリオがジャニーズ事務所の「中興の祖」ならば、初期の同事務所を支えた屋台骨はフォーリーブスだったでしょうね。彼等の全盛期は未だ幼かった自分だけれど、遥かに年上の御姉さん達が「キャアキャア。」と騒いでいたのは覚えています。其れだけ人気が在ったグループにしては、其の晩年に寂しさを感じてしまうのは、「流行り廃りの激しい芸能界」といった面も在るのでしょうね。
今の人にしては若いとかああいう人は不摂生だから長生きしないとかそういう感想は持つとはいえ、「若すぎる!」というショックはないです。
土曜に「ジャニーズの歴史」というのを特集した番組をやっていたのだけど「たのきん」以降のグループしかやっていなくてちょっとガッカリしました(良く考えたらたのきん後のソロデビューのひかる一平とか中村繁之も割愛していた)。手打ちしたって聞いてたんだけどな、と。まさかその数日後に訃報聞くとは思わなかったです。