ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

200万票以上もリード

2016年11月25日 | 政治関連

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クリントン氏の得票数リード、200万票に拡大 米大統領選」(11月24日、AFPBB News

 

今月8日に行われた米大統領選の開票で、敗れた民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官の得票数でのリードが200万票を超えた事とが23日、インターネットメディアクック・ポリティカル・リポート」の纏めで明らかになった。

 

今回の選挙では、共和党候補の不動産ドナルド・トランプ氏が選挙人過半数を獲得して当選を決めており、クリントン氏は9日に敗北を認めている。

 

然しクック・ポリティカル・リポートが公式データ集計した最新の一般投票の得票数は、トランプ氏の6,221万2,752票に対してクリントン氏は6,422万7,373票と、勝者を敗者が1.5%上回っている

 

米大統領選で、民主党候補が得票数で上回ったにも拘らず落選したのは、今世紀に入ってから2回目。2000年には民主党候補のアル・ゴア氏が共和党候補のジョージ・W・ブッシュ氏を約54万4,000票上回ったものの、敗北している。

 

得票数の差が僅かだったフロリダ州の選挙結果に付いて、連邦最高裁がブッシュ氏の勝利に繋がる判決下し氏が過半数の選挙人を獲得して当選した。

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アメリカ大統領選挙の本選挙の仕組み」に付いてざっくり書くと、「各に振り分けられた選挙人が全部で538人居り其の州で最も多い得票数を上げた候補者が、“原則として”(例外も在るらしい。)其の州に振り分けられた選挙人全てを獲得する。其の結果、過半数の270人以上の選挙人を獲得した候補者が、“原則として”大統領になる。」という事になっている。

 

今回の場合、選挙人獲得数では「トランプ氏:ヒラリーさん=306人:232人」とトランプ氏が圧勝したけれど、総得票数ではヒラリーさんの方が大きく上回りそうだ。「選挙人の数が比較的少ない州では圧勝するも、多い州では僅差で負けた。」というのが、ヒラリーさんの敗因なのだろう。

 

2000年のアメリカ大統領の際も「総得票数が多いゴア氏が、少ないブッシュ氏に負けるというのは、何か変なシステムだなあ。」と思ったものだけれど、今回は其の時以上のリード差を付けたヒラリーさんが負けた訳で、民意が、正確に反映されていないシステム。という思いが強くなった。

 

とは言え、法律に基づいたシステムで決まった事柄を、決まった後から『間違っている。』と引っ繰り返すのは、法治国家として間違っている。と考えているので、今回の結果は受け容れるべきだろう。

 

勝利を収めて以降、表面的には殊勝な言動を見せたりしているトランプ氏だが、本質的には何も変わっていないし、彼が本当にしたい事は“トランプ王朝”の樹立だと思っている。「自分達さえ良ければ、他の人間の事なんかどうでも良い。」という世界的な風潮が、トランプ大統領就任で更に拡大して行く事を懸念する。

 

そんな中、面白い指摘を目にした。11月8日に選出されたのは、飽く迄も“次期大統領を選ぶ選挙人”で在り、12月19日に彼等が投票した結果、過半数の270票以上を獲得した候補が次期大統領に決定する。という指摘だ。詰まり、「12月19日の投票結果が出るは、次期大統領が“正式に”決定している訳では無い。」という事。

 

「選挙期間中、野卑差別的な言動を繰り返して来たトランプ氏には、国民の少なからずが反感を持っているだけでは無く、彼が所属する共和党内にも反感を持っている者が結構居る。」と言われている。だから、12月19日に共和党の選挙人として選ばれた中から、ヒラリーさんに投票する者が38人以上現れたら、ヒラリーさんが大統領に選ばれる可能性も在る。という事に。面白い指摘では在るけれど、実際問題としては限り無く低い可能性だろう。


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4 コメント

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>アブダビ様 (giants-55)
2016-12-09 13:16:40
書き込み有難う御座いました。

左右等、どういう方向の主義&主張で在っても、明々白々に法に抵触したり、又、他者に迷惑を掛ける類の物で在れば、持つのは個人の自由だし、左右の主義&主張の中にも、シンパシーを覚える物は在ったりする。

受け容れ難いのは、「自分の主義&主張こそが絶対無二的に正しく、其れから少しでも異なる物は、力尽くで排除しても構わない。」と思っている様な輩。所謂極右&極左という連中の中には、そういった輩が目立ちますね。

「真っ当に生きている人達が、少しでも生き易い世の中になって欲しい。」という思いが根底に少しでも感じられれば、自分は左や右関係無く、聞く耳を持つ人間で在りたい。特定の階層や人間だけに目を向けている様な政治は、何処の国で在っても嫌悪しか無い。
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その昔 (アブダビ)
2016-12-09 04:08:44
三里塚に右翼でいながら立ちました。農業は国家の基本である!そういう先輩にに釣られて、真逆な極左と共に機動隊と闘い、検挙され退学させられかけた。
「まともなお百姓さんから土地を奪う日本国」にNO!を突きつけたかった!
あの時の左翼は何を言ってるのか、さっぱり解りませんでしたが、
農地を奪う日本国は許さない!
その点では右も左もなかった!
ヒラリー達は、一見は「寛容に」見えても、
あの時の極左よりも、私は遠く!いや真逆な存在に思えます!!
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>アブダビ様 (giants-55)
2016-12-09 03:59:20
書き込み有難う御座いました。

日本のシステムには不満を感じる点が少なく無いけれど、数少ない“評価出来るシステム”の1つが「国民皆保険制度」。勿論、此の制度にも問題が無い訳では無いけれど、「一寸した治療でも、信じられない程高額な支払いを求められたり、抑、事前に幾許かの金銭を積まないと、診察自体して貰えない。」なんて国を思うと、此れだけでも「日本に生まれて良かった。」と感じます。

所謂“オバマ・ケア”、個人的には評価していたのですが、こういう制度に反対が多いというのは、互助的思考では無く、自己責任思考が強い国民性という面が強いのでしょうね。

アメリカという国、北朝鮮やロシア、中国、韓国等の国と比べると好印象は持てるけれど、“度の過ぎた身勝手さ”という部分は、どうしても受け容れ難い。

どんなシステムでも、100%完全な物なんか無い。資本主義というのは決して悪く無いし、共産主義や社会主義に比べたら、格段に良いと思う。でも、資本主義が行き過ぎてしまい、富の一極集中が過ぎてしまった今、アブダビ様が書かれている様に、“貧困層への富の還元”は(何の程度するかは、色々考えが在るだろうけれど。)急務。そういった事に対し、意図的に目を瞑っている政治家というのは、国民から信を受けないでしょうね。
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基本的に賛成! (アブダビ)
2016-12-09 03:20:30
民意を反映して無かろうが、それが現行法で定められている以上は、従うべきです!
二年後には官僚や議会を改める中間選挙があり、トランプも無茶は出来ないでしょう…
それよりヒラリーです。
私はどうせ「右翼」ですが、バニー・サンダース候補に熱い視線を送ってました!
バニーを卑劣なやり方で潰した民主党もヒラリーも大嫌い!!
だいたい政界に長いが、こいつ何もしていない!オバマ・ケアが崩壊しつつある中で。なにかやったか?
ここで言いたいのです!
ヒラリーもメルケルも言ってる事は同じ!
「政治的に正しくない差別から全ての国民を護る!」それは正しい!
だが、その後は「グローバル化で起きる格差は容認してね。たとえ1%が富を独占して、皆に還元をしなくても!」
そーいう事でしょ!?
資本主義は「中間」を拡大する事によって、豊かな社会で、倫理の伴う世界を拡大してきました。それを「投資の自由化」で「物と人の流れ」を加速化して、どこにでも投資できるようにした。だから反トランプに至近を出しているのって、「アジア通貨危機の戦犯」でないすか!
非常に腹立たしいのは、「差別撤廃」とか叫びながら、格差を押し付けている欧米の「リベラル」旗手のエリート層です!
要するに貧しい国は「貧しいままでいろ!」
貧富の固定化は諦めろ!
そういう事でしょ?
どこが「リベラル」なんだ!
卑劣な奴らです。反論する者は「レイシスト」のレッテルを貼り付けて社会的に抹殺する!中間層が怒るのは当然!!
問題は、それを攻撃する中間層が、ウォール街やエスタブリッシュメントに向かわず、目前にいる「移民」などに牙を剥けている事です。
人間の醜さを「これでもか」と見せつけてくれる大統領選挙でした!
他に言いたい事も有りますが、今回はここでオエテおきます。
多重投稿が過ぎました。
すみません。
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