「幼い時からテレヴィが在り、テレヴィ番組を見て、其の影響を強く受けて育った子供。」、即ち“元祖テレヴィっ子”に当該する自分。幼少期はアニメや特撮番組を中心に、数多くのテレヴィ番組を見ていた。アニメを夢中なって見ていたのは1960年代~1970年代の物で、先日の記事「アニソン・ベスト10【1960年代】」では、1960年代に放送されたアニメの主題歌の中から、アニソン・ベスト10を選んだ。そして今日は、1970年代に放送されたアニメの主題歌の中から、アニソン・ベスト10を選んでみたい。
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「アニソン・ベスト10【1970年代】」
1位: 「マジンガーZ」【動画】/「ミクロイドS」【動画】
3位: 「GO!GO!トリトン」【動画】/「バビル2世」【動画】
5位: 「ルパン三世主題歌Ⅰ」【動画】
6位: 「デビルマンの歌」【動画】/「キューティーハニー」【動画】
8位: 「ガッチャマンの歌」【動画】
9位: 「王者!侍ジャイアンツ」【動画】
10位:「天才バカボン」【動画】/「ヤッターマンの歌」【動画】/「たたかえ!キャシャーン」【動画】/「キックの鬼」【動画】
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作曲家・渡辺宙明氏の最高傑作と言っても良い「マジンガーZ」。水木一郎氏の素晴らしい歌声も相俟って、歌うと元気が出る名曲だ。
アニメ「ミクロイドS」は手塚治虫氏の原作を元にし、1973年にNET(現在のテレビ朝日)系列で放送された。土曜日の20時30分~55分という、今の子供向けアニメでは考えられない放送時間帯。因みに、同局の同時間帯で前番組として放送されていたのが「デビルマン」、次番組は「キューティーハニー」。此の2つの名作に挟まれた「ミクロイドS」は、ハッキリ言って視聴率的にも知名度的にも決して芳しく無い。でも、主題歌「ミクロイドS」は名曲だ!曲も素晴らしいが、何と言っても歌詞が良い。天才・阿久悠氏が手掛けた物(「デビルマンの歌」も彼が担当。)で、「心を忘れた科学には 幸せ求める夢が無い♪」という詩には、何度口にしても感動してしまう。
「アニメ『ルパン三世』は、第1シリーズが全て!」と思っている自分。使用されている歌も名曲揃いで、ED曲「ルパン三世主題歌Ⅱ」【動画】はカラオケで何度歌った事か。
手塚治虫氏と並び、自分が天才漫画家と思っている永井豪氏。「マジンガーZ」や「デビルマン」という“硬派な作品”が在る一方で、「ハレンチ学園」や「けっこう仮面」の様な“エロ作品”を生み出している。“性への目覚め”を迎えた頃の自分にとって、永井作品は非常に魅力的で、「キューティーハニー」もそんな1つだった。
そして、「キューティーハニー」を歌った前川陽子さんは、“アニソン四天王”の1人と称される事も在る大ヴェテラン。今年で68歳を迎えられるが、張りの在る歌声は健在。実にセクシーな歌声で、「ひょっこりひょうたん島」【動画】や「リボンの騎士」【動画】、「おんぶおばけの歌」【動画】、「魔女っ子メグちゃん」【動画】(此の作品もエロかった。)等、忘れられない歌が多い。
「天才バカボン」の詩に「柳の枝に猫がいる だからネコヤナギ♪」、「4足す4は6でもない 8はパーなのだ♪」、「崖から落ちてケガをした だからガケなのだ♪」というのが在るけれど、「良くこんなのを考え付いたなあ。」と感心してしまう。ドラマ「ハレンチ学園」のOP曲「ハレンチ学園ソング」【動画】の詩「ボインが西向きゃ ヒップは東♪」(作詞は永井豪氏。)を初めて聞いた時に「凄い!」と感じたが、同じ凄さ。
ちょうど今の壮青年世代が観ていた時代なので、「ルパン三世」「天才バカボン」は、僕も再放送で観た事があります。TV放送は終わり時間がたっても、リメイクのしどきではないでしょうか。
TV版では、敵であるDr.ヘルのロボット軍団が、隔週で攻めてくる、という、ご都合主義的な展開でしたが、TVアニメヒーローの王道の形でしょうね。
「劇場版マジンガーZ/INFINITY」、近い内に観に行く予定です。TVシリーズの最終話から10年後の世界を描いているみたいですね。主題歌を水木一郎氏が歌っているし、Dr.ヘルやアシュラ男爵、ブロッケン伯爵等、「マジンガーZ」で御馴染みの面々が顔を揃えているだけでは無く、「マジンガーZ」の続編「グレートマジンガー」からも剣鉄也や炎ジュンが登場するのですから、もう豪華絢爛。
「ルパン三世」に関して言えば、「ルパン三世 カリオストロの城」はストーリーが好きで評価しているのですが、第2シリーズ以降は“絵柄”が好きじゃ無いんです。表現的に難しいのですが、“アメコミ調の絵柄”という感じがして苦手。そういう意味で「ルパン三世は、第1シリーズに尽きる。」という思いが在り、リメークには余り期待していません。
「ど根性ガエル」もそうですが、人気の在ったアニメを“アニメにてリメーク”した場合って概して、「絵柄を、“悪い意味でポップ調”に変えてしまう。」事が多く、がっかりしてしまいます。でも、ドラマ版の「ど根性ガエル」は良かった。“アニメにてリメーク”というのに拘らず、“実写にてリメーク”というのも「在り。」なんでしょうね。唯、「天才バカボン」の実写化は、思いっきり滑っていましたが。