ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

OB会消滅の危機

2018年01月15日 | スポーツ関連

嘗て日本球界には、「高橋ユニオンズ」というチームが存在した。1954年に発足したのだが、翌年の1955年には「トンボユニオンズ」、そして翌々年の1956年には再び「高橋ユニオンズ」というチーム名に戻る。そして、1957年には「大映スターズ」に吸収&合併され、「大映ユニオンズ」というチーム名に。其の後、吸収&合併で何度かチーム名を変更し、今の「千葉ロッテマリーンズ」に到っている。

 

詰まり、高橋ユニオンズは発足から3年で解散したという“幻のチーム”と言っても良いのだが、此のチームの“最後の年”、即ち1956年に慶応大学からルーキーとしてチームに入団したのが、引退後に「プロ野球ニュース」のキャスター務め佐々木信也氏だ。

 

僅か3年しか存在しなかった高橋ユニオンズだが、同チームのOB会は去年存在していた。昨年11月行われたOB会の会合には、佐々木信也氏(84歳)を始めとし、OBや関係者約20人が出席したが、会員の高齢化により、「今回が最後の会合。」という事になったそうだ。

 

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「球団統合から14年・・・近鉄OB会存続ピンチ 近年は参加者減少」(1月14日、スポニチ

 

近鉄バファローズのOB懇親会が13日、大阪市内のホテルで行われ、OB会長を務める鈴木啓示氏(70歳=スポニチ本紙評論家)や楽天梨田昌孝監督(64歳)等、54人が出席した。乾杯の挨拶に立った鈴木OB会長は、「今年も又1年、どんな事が在っても、遣り抜きましょう!」と呼び掛けた。

 

2004年オフの球団統合から14年が経過。1949年の球団発足後に誕生した同会だが、近年は参加者が減少傾向に在る等、困難な状況が続く。資金面の問題等も在り、存続自体が危ぶむれている

 

鈴木会長はこ此の日、開会の約1時間前に会場入りし、元外野手でOB会の幹事長を務める藤瀬史朗氏(64歳)等と、今後の同会の運営に付いて協議球団が無くなり、OB懇親会に入って来る人がない訳で、毎年人数は減って行く。現状を説明した上で、「其れでも、球団が無くても、会を続けるという事は貴重な事。後2~3年は我慢して、会の皆で確り遣って行く。」と、今後も継続する構えを改めて示した。

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“近鉄バファローズ”のOB・村上隆行氏(52歳)が自身のブログで書かれているけれど、彼も今回のOB懇親会に出席された。「約50名の参加で、若い選手が中々集ってくれないのが寂しいですね!!」とした上で、近鉄のユニフォームを着て、未だに現役で頑張ってるのは、ヤクルト坂口(智隆)近藤(一樹)の二人だけとなりました。と記している。*1「坂口選手や近藤投手って、『オリックス・バファローズ』になって以降プロ入りしたのでは?」と思い、調べてみた所、確かに近鉄バファローズ時代にプロ入りした選手だった。「近鉄バファローズのユニフォームに袖を通した選手は、全て引退している。」と思い込んでいたので、意外な事実。

 

去年の12月開催されたジャイアンツOB会総会には、OB及び関係者約100人が出席したと報じられていた。其れを考えると、14年前に消滅した近鉄バファローズのOB懇親会出席者54人というのは、「決して少なく無い。」と思ってしまうのだが、“新しいOB”が生まれず、そしてOB会員達の高齢化が進む状況では、OB会消滅の危機というのは否定出来ないだろう。

 

「日本プロ野球選手経験者なら、誰でも参加する事が出来る。」という「日本プロ野球OBクラブ」というのが在る。現在の理事長は八木沢荘六氏(73歳)で、会員数は約1,300人とか。「日本プロ野球選手経験者なら、誰でも参加する事が出来る。」という事なので、仮に自分が所属ずるOB会が消滅しても、日本プロ野球OBクラブの会員となって、仲間達を旧交を温める事は出来様が、矢張り“自分が所属したチームのOB会”というのは、より思い入れが深くなる物なのだろう。

 

*1 此の2人以外に、岩隈久志投手もそうだった。


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