銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

ムーン・オブ・ザ・デッド

2010年01月29日 00時54分47秒 | 洋画ホラー
SEVENTH MOON/08年/米/87分/ホラー/劇場未公開
監督:エドゥアルド・サンチェス
出演:エイミー・スマート、ティム・チョウ

<ストーリー>
中国を訪れた新婚カップルが、田舎町で白塗りゾンビの群れに襲撃される。
<感想>
内容よりも先に目が行ったのがスタッフ陣。
監督は、古くは『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』、最近では腸を使って綱引きをして見せた『地球外生命体捕獲』エドゥアルド・サンチェス
そして主演は『バタフライ・エフェクト』ジェイソン・ステイサムと競馬場で公然セックスをぶちまけた『アドレナリン2 ハイ・ボルテージ』のイカシタ女エイミー・スマート

もうこれだけでも十分借りる気を起こさせるのに、更にゾンビものときた。
一体どんなものを観せてくれるんだと期待は膨らむってもんです。

ワクワクしながら眠たい目を擦りつつ、深夜の1時に観始めたら、あまりの恐さに驚いた!!

無茶苦茶良く出来てますよ、これ。

確かにDVDスルーならではの安っぽさと荒削りさが尾を引いてはいますが、

ぼんやりとしか見せない正体不明の謎の集団、

一夜限りという設定による終始暗闇の中での(一見何が起きているのか分かり難いけれど、それが逆に良い!)雰囲気という恐怖で観る者を引きつける演出力、

異国の地である中国を舞台にしているだけに、外人カップルが言葉や風習、伝承がさっぱり掴めず、何が彼らを襲っているのか、どうすれば助かるのかといった先の進み方に行き詰まり、逃げるしかないという負の連鎖ばかりが襲いかかり、希望の光が全く見えてこない絶望感を抱きながら右往左往するだけと云った物語構成の上手さも手伝ってか、緊張の鼓動が常に脈打ちラストまで一気に見せてくれます。

デヴュー作『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』は久々のフェイクドキュメの傑作だったけれど、本作は何となくそれに近い異様な匂いを感じさせます。

手持ちカメラを多用した襲撃場面なんか本当にゾクゾクさせられたもんなぁ。

これマジで個人的にオススメなだけに、DVDスルーなのが余計に惜しい。
損をしているタイトルによってレンタル店で見かけてもチラ見スルーされそうなので、ここはこの場を借りて声を大にして言っておこう。

ホラーファンは観とけ!!

評価:★★★☆
10/01/28DVD鑑賞(新作)
ムーン・オブ・ザ・デッド 松竹ホームビデオ
にほんブログ村 映画ブログ ホラー・サスペンス映画へ
にほんブログ村
レンタル開始日:2010-01-27
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする