銀幕大帝α

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ジュリエットからの手紙

2011年11月20日 18時13分13秒 | 洋画ロマンス
LETTERS TO JULIET/10年/米/105分/ロマンス・ドラマ/劇場公開
監督:ゲイリー・ウィニック
出演:アマンダ・セイフライド、クリストファー・イーガン、ガエル・ガルシア・ベルナル、フランコ・ネロ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ

<ストーリー>
婚約者のヴィクターとプレ・ハネムーンとしてヴェローナへやって来たソフィ。ひとりジュリエットの家を訪れた彼女は、偶然壁の中で眠っていた50年前の手紙を見つけ…。
<感想>
無難な作りで程良く楽しめた感じかな。

愛より仕事を優先する婚約者に愛想を尽かした主人公が、成り行きで見ず知らずのおばあちゃまとその孫に付き合い、昔の恋人探しの旅に出るというシンプルな話なのですが、キャラクターや雰囲気なんかに温かみがあって清々しい気持ちで観れる点が良かったです。

思い出の男性との再会を夢見るおばあちゃまの姿・表情なんかも可愛らしいですし。

ラストでの「ロミオ&ジュリエット」風に二階のベランダ越しに愛を確かめ合う2人の姿にも微笑ましいものがありました。

心が洗われると言うか、観終わった後は素敵な物語を観たなぁと思える作品です。

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★
11/11/16DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-11-10
メーカー:東宝
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ロスト・アイズ

2011年11月20日 16時58分39秒 | 洋画ホラー
LOS OJOS DE JULIA/10年/スペイン/117分/サスペンス・ホラー/R15+/劇場公開
監督:ギリェム・モラレス
製作:ギレルモ・デル・トロ

出演:ベレン・ルエダ、ルイス・オマール、パブロ・デルキ

<ストーリー>
先天的な眼の病気で徐々に視力を失う運命の女性・フリアは、同じ病に冒された双子の姉が自殺したことを知りショックを受ける。しかし彼女は姉の死に不審なものを感じ…。
<感想>
いやぁこれは非常に出来の良い作品でした。

緊張感を煽る工夫された演出方法に上手さを感じ、終始ハラハラさせられちゃったもんなぁ。

視力を失っていく設定そのものを他人事にせず、鑑賞者にも味わせる映像処理の仕方が絶妙なんです。
また、真犯人の顔を中々見せないカメラアングルの巧妙さが憎いのなんのって。

流れとしては
サスペンス→ロマンス→ホラー→ドラマ
と、目まぐるしくジャンル的にも展開が変わっていくのですが、どのパートにも無駄さともたつきが無く、グイグイと引き込まれる面白さがありました。

角膜手術で視力を戻したフリアが、いかに犯人にバレずに見えてないかの様な芝居を何時まで貫き通せるか。

影に成る事で自分の存在価値を見出していた犯人が、フリアと警官隊のライトに姿を照らされた事によって、考えを全否定された上での屈辱からか自ら首にナイフをあて果てて行く。

この2シーンが特にお気に入りです。
前者はフリアが紅茶をすり替える所までは良かったが、コップを動かした事が逆に仇となり、直後に死体が詰め込まれた保冷庫を開けさせられて、その驚いた反応により嘘がバレるという一連の流れがドキドキもの。

後者は影を消されて全身を光の中に浮き上がらせてしまった犯人の「み・・・見るな!俺の姿を見ないでくれ!!」という恐怖を与える者から与えられた者へと転落していく様がなんとも物悲しい。

そして本作を観終わり一番脳裏に焼き付いていたのは
犯人が実母の眼に注射器の針をブチ込む
恐怖のワンカット。
流石にあれは・・・ひぇぇ^^;

オフィシャル・サイト(スペイン語/英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★★
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レンタル開始日:2011-11-11
メーカー:松竹ホームビデオ
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無邪気な悪魔におもちゃが8つ

2011年11月20日 16時55分57秒 | 洋画ホラー
THE HORRIBLE HOUSE ON THE HILL/74年/米/89分/ホラー/劇場未公開
監督:ショーン・マグレガー
出演:ソレル・ブーク、ジーン・エヴァンス、シェリー・モリソン

<ストーリー>
感化院の車が雪山で事故に遭い、護送されていた5人の問題児たちが脱走する。ロッジで冬を楽しく過ごそうとしていた大人たちに保護されるが、子供たちは彼らを残酷な方法で殺し始め…。
<感想>
ホラーファンの間では知る人ぞ知るカルト作。

助けて貰っておきながら、お礼の一つも言わずに残虐な方法で大人達を殺しまくる子供達。

本作と近い年代に同じ様に子供が大人を殺そうとするホラー映画『ザ・チャイルド』なんてありましたっけ。
あれ程陰惨ではないけれど、観ていて良い気はしないし、後味も悪かったです。
子供たちが正常者ではないってのが更に痛い。
重度の精神病患者だからねぇ。
良心なんて微塵の欠片もありゃしないし、期待も出来ません。

子供たちは物凄く計画性豊かで、時にはトラップを仕掛けて殺す、なんてのも。
少しでもなじられると、即処刑開始。
飼育していたピラニアを入浴中のバスタブに放って食させる。
あぁ狂い過ぎだろ。

一つの死体を木にもたれさせ、その周りを子供たちが無邪気に走り回り雪を手に取り笑顔でぶつける。
あぁ気味が悪い。

そして大人全員殺したら、新しい遊び相手を探しにロッジを後にする。
子供に警戒心を持たない大人は恰好の「簡単に殺せるおもちゃ」なのだろう。

結局子供たちは全く傷つかずに迎えるエンディングが実に嫌~ではあります。

徐々に悪魔的な本性を現す子供達を見せつける中盤以降は楽しめるのだが、それまでがかなり退屈。
被害者となる大人達の目線でどうでもいい日常をダラダラと描いてるだけなので無性に眠たくなるという爆弾を抱えています。
要はここを乗り越えればそこそこ観れる作品なのですよ。
後、尺伸ばしだけに入れた様な無駄なスローモーション(長いし)も不要。
盛り上げに全く貢献していませんし。

そう考えると前半と後半は違う監督が撮ったんじゃないかと思う位、出来の差が激しい作品ではありますね。

評価:★★☆
11/11/14DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2010-08-27
メーカー:フォワード
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