銀幕大帝α

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ジェシカ・アルバの “しあわせの方程式”

2011年11月06日 23時34分59秒 | 洋画ドラマ
AN INVISIBLE SIGN/10年/米/96分/コメディ・ドラマ/劇場未公開
監督:マリリン・アグレロ
原作:エイミー・ベンダー『私自身の見えない徴』

出演:ジェシカ・アルバ、ベイリー・マディソン、クリス・メッシーナ、J・K・シモンズ

<ストーリー>
数学が大好きなこと以外はごく普通の女の子・モナ。父の心の病をきっかけに、彼女はあらゆることを諦めて殻に閉じこもっていたが、母校の小学校に勤務して人々と触れ合う中で心を開いていく。

<感想>
アルバたんがセクシーさを完全に封印して挑んだハートフル・ドラマ。

ぱっつん髪が個性的。
そこがまた可愛いのですが。

算数が得意で、癖は物をノックする事。
ちょっとばかし不思議ちゃんです。

こんな数学の先生だったら授業が楽しいだろうなぁ、と思えるユニークな授業方法には惹かれますね。

自立して初めて他人の温かさを感じ取り、徐々に閉じこもっていた殻から抜け出して行くモナ。
特にどうってことのない普通の話なのですが、モナの破天荒な行動には心癒されていきます。
最後も少しばかりポッと心が温かくなりました。

モナの教え子で、母が目の癌に侵された3年生の女の子がとってもキュートでしたよ。
叔母に
「この子は私には必要無い」
と言われ
モナが
「私には必要です」
と彼女を引き取り、恋人になった理科の先生と共に3人家族として新たに人生を出発する結末には素敵な余韻に浸れました。

兎にも角にも、モナの純粋な優しさが一杯詰まった、又アルバたんの汚れの無い可愛らしさが満ち溢れた好品に仕上がっています。

評価:★★☆
11/11/05DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-11-02
メーカー:日活
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ミスター・ノーバディ

2011年11月06日 22時34分22秒 | 洋画アドベンチャー/ファンタジー
MR. NOBODY/09年/仏・独・ベルギー・加/137分/ファンタジー・ドラマ/PG12/劇場公開
監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル
脚本:ジャコ・ヴァン・ドルマル

出演:ジャレッド・レトー、サラ・ポーリー、ダイアン・クルーガー、リン・ダン・ファン、リス・エヴァンス、ナターシャ・リトル

<ストーリー>
科学の進化により細胞が永久再生される不死の世界となっていた2092年。最後の“死ぬことのできる”人間であるニモは、118歳の誕生日を前に人生を振り返る。
<感想>
if...

ですね。

もしあの時、あちらの行動を選択していたらどうなっていたか。
様々なパターンが用意されています。

例えば、別れた両親のどちらに付いて行くか。
3人の女の子の誰と結婚するか。

ニモの選択によっては話が良い方に傾いたり、悪い方に傾いてしまったり。
この辺は、どうなるのかというワクワクとした楽しみがあります。

アンナとエリースとの話はかなりあったのに、東洋系女性ジーンとの話が極端に少なかったのが残念。
顔が好みだったから、というのが本音ですが。
あ、15歳時のアンナは可愛かったですよ。
特にくるまったシーツの中でニモを見つめる顔が物凄く可愛らしかったです。

色んな‘もしも’な話が目まぐるしく入れ替わりながら物語は進んで行くのですが、私としてはちょっと小難しく過ぎて、結局これらの‘もしも’は何だったのか今一つ意味不明でした^^;

記者に語った全てはニモが見た自分の夢、って事でしょうか。

実験感覚に満ち溢れた映像は凄かったんですけどね。
芸術性が高い優れた作品とは思うのですが、そもそもそういったジャンルは苦手な私なもんで、特にこれといった気の効いた感想が浮かんできませんでした。

時間が巻き戻され、フォフォフォと笑う老人ニモが映し出されるラストも何か良く分かんないや。

うつになってしまうエリース役のサラ・ポーリー。
精神的な壊れ方を喜怒哀楽をもって表現した演技は上手かったですね。

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(仏語)

評価:★★★
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レンタル開始日:2011-11-04
メーカー:アスミック

15歳のニモとアンナがベランダでいちゃついている時に流れる曲。

Pixies
Where Is My Mind?
因みに『ファイト・クラブ』のエンディングにも使用された名曲。
コメント (12)
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さや侍

2011年11月06日 21時32分13秒 | 邦画コメディ
11年/日本/103分/時代劇コメディ/劇場公開
監督:松本人志
企画:松本人志
脚本:松本人志
脚本協力:板尾創路

出演:野見隆明、熊田聖亜、板尾創路、柄本時生、りょう、ROLLY、伊武雅刀、國村隼

<ストーリー>
ある理由から刀を捨て、さやだけを携えた侍・野見勘十郎は、無断で脱藩し娘のたえと流浪の旅を続けていた。ついに追っ手に捕えられた勘十郎は、殿様から「三十日の業」を課せられる。
<感想>
おお!
ちゃんと映画らしくなっているじゃない。

前2作はコントの延長線上にあるような作品やったけど、3作目は松ちゃんが撮ったとは思えない、笑って感動出来る1本の映画としてきちんと成り立っている。

それでもオープニングシーンはシュールだ。
斬られても、頭撃たれても、首へし折られても、ぴんぴんとしている野見さん。
意味わかんねぇ(笑)。


三十日の業も最初の二つ、三つは笑いましたが、ちょっとクドイ。
30日分全部見せられるのかと思いましたよ。
後半の大掛かりなセットも、即日で作れるとは思えないんだが。

ちょいちょいツッコミ、苦笑いはあったけれど、野見さんが取った武士としての行動には不覚にも感動しちゃったなぁ。
というのも、ど素人の野見さんが介錯人の手を一旦断る際の表情が一端の役者の顔をしていたんだよね。
最後の最後であんな立派な役者染みた顔を引き出せた松ちゃんの演出力は見事です。
無意識かもしれないがそれに答えた野見さんも素晴らしい。
不細工芸人なのに、格好良いって思っちゃったもん。
武士の顔、男の顔、父親の顔になっていましたよ。

娘のたえを演じた子役の熊田聖亜ちゃんが、これまた大人顔負けの良い演技をしてました。
可愛かったし^^

私個人としては、三十日の業のネタの中では火をつけた輪の中を飛び越えるのが好き。
本番では雨降っているってなオチには腹抱えて大爆笑でした。

前2作は受け入れなかったって人でも本作は割と観れるんじゃないでしょうか。
松本監督よがりにならず、きっちり一般向けとして作られていますから。

ヨーロッパ映画祭での上映も大盛況だったみたいですね。
日本人よりかは海外の人にウケが良いかもって、松ちゃん本人も言っていましたが、今作は大丈夫でしょう。
十分、オッティモ!!な作品になっていましたよ。

オフィシャル・サイト

評価:★★★☆
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レンタル開始日:2011-11-05
メーカー:アール・アンド・シー
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