銀幕大帝α

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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

2012年06月19日 23時44分58秒 | 洋画ドラマ
EXTREMELY LOUD AND INCREDIBLY CLOSE/11年/米/129分/ドラマ/劇場公開(2012/02/18)
-監督-
スティーヴン・ダルドリー
-原作-
ジョナサン・サフラン・フォア『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』

-出演-
*トム・ハンクス…トーマス・シェル
過去出演作:『天使と悪魔』
*サンドラ・ブロック…リンダ・シェル
過去出演作:『シャッフル』
*トーマス・ホーン…オスカー・シェル
*マックス・フォン・シドー…賃借人
過去出演作:『ロビン・フッド』
*ヴァイオラ・デイヴィス…アビー・ブラック
過去出演作:『ナイト&デイ』
*ジョン・グッドマン…スタン
過去出演作:『スピード・レーサー』
*ジェフリー・ライト…ウィリアム・ブラック
過去出演作:『ミッション:8ミニッツ』
*ゾー・コードウェル…オスカーの祖母
<ストーリー>
9.11により最愛の父を失ったオスカーは、父が遺した1本の鍵に最後のメッセージが込められていると信じ、鍵穴を探す旅に出る。

あの日父を失くした少年の、喪失と再生のものがたり

<感想>

間借人の老人と鍵穴探しに出掛ける辺りから急に良くなる作品。
老人がピンポンダッシュしながらお茶らけるシーンはクスッてなります。

泣きツボポイントは、終盤で明らかになる母親が実は裏で・・・って所。
ここはもう本当に涙腺ヤバかったです(TωT)
親の愛より勝るものはなし、ですよ。

最後には一人の人間として完全に立ち直ったオスカーの姿も心温まるものがありました。

中盤以降は物凄く良いんだけどなぁ。
好き嫌いの問題なんだろうけど、私はどうにも序盤で見せるオスカーの態度が気に食わなかった。
愛する父親を亡くした事で情緒不安定に陥るのは致し方ないとしても、目上の人に対する威圧的な言葉遣い、キチガイ染みた行動には苛々させられっ放しだった。
何もそこまでクソガキっぷりを見せつけてくれなくてもって。

それでも人の優しさに触れた事で、一つ大人の階段を昇り心を再生していったオスカーの姿に共感を得る事が多少なりとも出来た事は確かですけども。

けどやっぱもう一度観ても腹立つんだろうな。
どうせ私は子供の我がままと暴言に黙って優しく微笑みかけてあげる程の大きな器はないですよ。
それを間接的にそうっと悟らせてあげたのが間借人の老人だったのかもしれない。
付き合ってあげるけれど、何処かで一歩後ろに下がって立っている感じの年配者なりの厳しい助け舟って感じがとても印象深かったです。
マックス・フォン・シドー、ベテラン俳優だけの事はある素晴らしい演技でした。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★☆
12/06/19DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2012-06-16
メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ
コメント (16)
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