11年/日本/129分/青春ドラマ/PG12/劇場公開(2012/01/14)
-監督-
園子温
過去監督作:『恋の罪』
-アクション監督-
坂口拓
-原作-
古谷実
-脚本-
園子温

-出演-
*染谷将太…住田祐一
過去出演作:『フレフレ少女』
*二階堂ふみ…茶沢景子
*渡辺哲…夜野正造
過去出演作:『冷たい熱帯魚』
*諏訪太朗…まーくん
過去出演作:『冷たい熱帯魚』
*川屋せっちん…藤本健吉
過去出演作:『婚前特急』
*吹越満…田村圭太
過去出演作:『冷たい熱帯魚』
*神楽坂恵…田村圭子
過去出演作:『恋の罪』
*光石研…住田の父
過去出演作:『カイジ2~人生奪回ゲーム~』
*渡辺真起子…住田の母
過去出演作:『愛のむきだし』
*モト冬樹…てつ
過去出演作:『悪夢のエレベーター』
*黒沢あすか…茶沢の母
過去出演作:『冷たい熱帯魚』
*堀部圭亮…茶沢の父
過去出演作:『KG カラテガール』
*でんでん…金子
過去出演作:『冷たい熱帯魚』
*村上淳…谷村
過去出演作:『極道兵器』
*窪塚洋介…テル彦
過去出演作:『ICHI』
*吉高由里子…ミキ
過去出演作:『カイジ2~人生奪回ゲーム~』
*西島隆弘…YOU
過去出演作:『愛のむきだし』
*鈴木杏…ウエイトレス
過去出演作:『花とアリス』
<ストーリー>
普通の人生を夢見る住田と茶沢。衝動的に父親を殺してしまった住田は、以後の人生を「オマケ人生」として悪党退治を始める。一方、自暴自棄の住田に茶沢は…。
「生きろ」と、君が言った。
<感想>
-監督-
園子温
過去監督作:『恋の罪』
-アクション監督-
坂口拓
-原作-
古谷実
-脚本-
園子温

-出演-
*染谷将太…住田祐一
過去出演作:『フレフレ少女』
*二階堂ふみ…茶沢景子
*渡辺哲…夜野正造
過去出演作:『冷たい熱帯魚』
*諏訪太朗…まーくん
過去出演作:『冷たい熱帯魚』
*川屋せっちん…藤本健吉
過去出演作:『婚前特急』
*吹越満…田村圭太
過去出演作:『冷たい熱帯魚』
*神楽坂恵…田村圭子
過去出演作:『恋の罪』
*光石研…住田の父
過去出演作:『カイジ2~人生奪回ゲーム~』
*渡辺真起子…住田の母
過去出演作:『愛のむきだし』
*モト冬樹…てつ
過去出演作:『悪夢のエレベーター』
*黒沢あすか…茶沢の母
過去出演作:『冷たい熱帯魚』
*堀部圭亮…茶沢の父
過去出演作:『KG カラテガール』
*でんでん…金子
過去出演作:『冷たい熱帯魚』
*村上淳…谷村
過去出演作:『極道兵器』
*窪塚洋介…テル彦
過去出演作:『ICHI』
*吉高由里子…ミキ
過去出演作:『カイジ2~人生奪回ゲーム~』
*西島隆弘…YOU
過去出演作:『愛のむきだし』
*鈴木杏…ウエイトレス
過去出演作:『花とアリス』
<ストーリー>
普通の人生を夢見る住田と茶沢。衝動的に父親を殺してしまった住田は、以後の人生を「オマケ人生」として悪党退治を始める。一方、自暴自棄の住田に茶沢は…。
「生きろ」と、君が言った。
<感想>
茶沢さんウザい(笑)
冗談は置いといて、今日本人監督で一番信用できる園子温監督がまたもや衝撃的な作品を届けてくれました。
『稲中』で有名な漫画家・古谷実先生の原作漫画は既に読んでいます。
そっかぁあれを実写化したらこうなるんだ・・・。
原作漫画からも主人公たちの‘もがき苦しみ’がヒシヒシと伝わってきましたが、本作も同等、いやそれ以上に‘痛み’と合わせてガンガン画面奥から押し寄せてきました。
ヴェネチア国際映画祭で新人俳優賞をW受賞した染谷将太と二階堂ふみの魂の叫びに似た渾身の演技には息が苦しくなります。
圧倒され過ぎちゃって。
言葉では表現出来難い、なんかこう迫りくる演技にググッと首を絞められるような、そんな圧迫感に近い思いを抱かされるんです。
上手過ぎるというよりも全身全霊を込めた気魄の演技ですよ。
すみません。
何か上手く言葉が出てこないや。
まだの人は是非観て頂いて、その目で2人の演技を体全体で感じ取って下さい。
脇役も安定。
園子温組が集結してますから安心して観れますし、また彼らの熱演にも心揺さぶられる事でしょう。
窪塚洋介の“脱・原発”ドロップキックすら「おぉ!」ってなります。
陰の主役・渡辺哲の喜怒哀楽が入り混じった演技なんて絶品です。
「住田さんには未来があるんです!!」
好きだなぁこのシーン。
でんでんに関してはもうここに書く必要もないでしょう。
存在感見せつけてくれるなぁ。
神楽坂恵は服の上からでもええ乳して・・・んっんん・・・失敬。
今作の吉高ちゃん。

45秒の名演。
たった45秒でも目に焼き付けてくる辺りは流石。
最早名女優。
平和だ安心だと言われているこの国ですが、若者たちは病んでいるんですよ。
小さな事から大きな事まで人それぞれでしょうけど、何かしら皆、不安を抱えて生きている。
それをバネにして未来に向けて歩んで行けるか、それとも挫折して自ら歩みを止めてうずくまってしまうのか。
「住田 頑張れ!!」
東日本大震災を経験した今こそ、逆境に負けず希望を持って前へ、前へと歩むべきなのだ。
いや、走って切り開いていくべきなのだよ、若者たちよ!
日本の未来は君たちに懸っているのです。
住田と茶沢が相手を、自分を励ましながら叫び続けるラストシーンには、そんなメッセージが込められているようにも思えて、胸がジンジンと熱くなり感動に震えました。
原作では絶望的なラストでしたが、本作では敢えて今の日本人にあるべき姿に置き換えたラストになっており、この事で観る側は打ちひしがれる事無く、逆に勇気づけられ感極まってしまう気持ち良さがありました。
間違いなく素晴らしいラストシーンです。
この映画、何度も観直したいなぁ。
久しぶりにセル版、買いだろうって思った。
大傑作ありがとうございます!園監督!!



茶沢さん役の二階堂ふみ。
私自身としては今作が初見となりますが、この娘、私が推しているアイドルの子と雰囲気が凄く似ているんだよなぁ。
まぁそれもあってかファンになっちゃったんだけれど、演技自体も表情とかでガッツリ魅せてくれて鑑賞中ずっと虜でした。
そういや茶沢さん用に両親が作っていた手作り絞首刑台ってどうなったんだろ。
オフィシャル・サイト
評価:★★★★★

12/07/03DVD鑑賞(新作)


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レンタル開始日:2012-07-03
メーカー:ギャガ・コミュニケーションズ