銀幕大帝α

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アフロ田中

2012年08月02日 23時14分24秒 | 邦画コメディ
12年/日本/114分/青春ロマンス・コメディ/劇場公開(2012/02/18)
-監督-
松居大悟
-原作-
のりつけ雅春『上京アフロ田中』
-主題歌-
鶴『夜を越えて』

-出演-
*松田翔太『スマグラー おまえの未来を運べ』・・・田中広
*佐々木希『ハンサム★スーツ』・・・加藤亜矢
*堤下敦・・・大沢みきお
*田中圭『東京大学物語』・・・岡本一
*遠藤要『クローズZERO II』・・・村田大介
*駒木根隆介・・・井上真也
*原幹恵・・・ユミ
*美波『乱暴と待機』・・・吉岡幸子
*吹越満『ヒミズ』・・・鈴木シンジ
*皆川猿時『なくもんか』・・・西田シンジ
*辺見えみり・・・田中の母
*リリー・フランキー『モテキ』・・・旭工務店社長
<ストーリー>
彼女いない歴24年、アフロ頭がトレードマークの男子・田中広の下に、学生時代の友人から結婚の知らせが届く。結婚式までに彼女を作りたいと焦る広。そんな折、お隣に超美人の女の子が引っ越してくる。

アフロの中は、
妄想だらけ。


<感想>

恋をするのも、キモがられるのも、そしてフラれるのも青春。
田中は苦い青春の1ページを新たに刻んだ訳やね。

松田翔太の巨大なアフロは違和感あるかと思ったが、これが妙に映画の中で溶け込んでいて変に笑えた。
作業中の似合わないヘルメットが滑稽。
ちょこんと乗っかっているだけやからね。
時たま見せるオーバーリアクションが好き。

ガハハとはいかないけれど、結構クスクス笑える内容になってます。

松田翔太はもとい、脇役も面白い。
増殖した武田修宏のへっぽこ演技(笑)。
バラエティで見かけるまんまのあやまんJAPANのハイテンション合コン暴れっぷり(笑)。
そしてあの格闘家女優武田梨奈が自慢の空手を封印して料理番組の助手として出演。
「いっぱい出ちゃった~」と卑猥言葉を連想させる台詞を発します(笑)。
リリーさんのとぼけた演技も良い。

欲言えば田中の友人4人にもっとはっちゃけ感があったならばまだまだ笑えるコメディになっていたかもしれないな。

佐々木希は可愛いんだけど、ヒロインとしては田中との絡みが少な過ぎ。
その事でぶっちゃけ存在感が薄い。
田中部屋での一幕も田中ばっかり目立っちゃってたし、期待する“2人の間に何かが起きるかもしれない”ドキドキ展開もあっさり気味だったしで非常に残念。

‘馬鹿だろ、こいつ’と上から目線で観つつも、自分の童貞時代をふと思い出し、田中の生き方を重ね合わせたら‘そういや俺もこんなんだったわww’と苦笑いしちまった^^;

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評価:★★★
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テイク・シェルター

2012年08月02日 01時19分58秒 | 洋画サスペンス
TAKE SHELTER/11年/米/120分/サスペンス・ドラマ/劇場公開(2012/03/24)
-監督-
ジェフ・ニコルズ
-脚本-
ジェフ・ニコルズ

-出演-
*マイケル・シャノン『ロシアン・ルーレット』・・・カーティス
*ジェシカ・チャステイン『ツリー・オブ・ライフ』・・・サマンサ
*シェー・ウィガム『マチェーテ』・・・デュワート
*ケイティ・ミクソン『ドライブ・アングリー』・・・ナット
*キャシー・ベイカー・・・サラ
<ストーリー>
工事現場で働くカーティスは、妻と耳の不自由な娘との生活に幸せを感じていた。しかしある日突然、大災害の悪夢にうなされるようになり…。

誰も気づかない、
誰も信じない――
この恐怖は
悪夢か、現実か


<感想>

悪夢と妄想と幻覚に囚われた男。
悪夢・・・粘った雨の影響で住民が凶暴化する・・・結果恐怖でオネショ。
妄想・・・天変地異によりこの世が終わる・・・結果シェルター作りに没頭。
幻覚・・・雷鳴が轟き、無数の黒い鳥が空を舞う・・・結果情緒不安定になる。

俺は母親と同じ統合失調症を患ってしまったのだろうか。
いや、これは間違いなく何かが起きる予兆なのだ。
誰が何と言おうとも、嫌な目で見られようとも、己の考えに従い借金してでも

巨大シェルターを作ってやるぜ!!

こうして、妻からも会社の同僚からも近所の住民からも信頼を失い、更に職まで失いながらも男の孤独な戦いは続き、遂には誰にも止められないまま運命の日に備えての避難場所が完成するのであった。

果たして本当に世界の終わりを告げる大災害はやってくるのだろうか。
それとも単なる思い込みに過ぎないのか。

“一歩前に踏み出す勇気”

観る側に‘どうなのよ?’と引き込ませる運命の瞬間=妻に即されて自らシェルターの内側の扉を開け地上の様子を確認するシーンは良い感じの引っ張り加減で、中々の緊張感を齎せてくれます。

現に竜巻は来た。
だがしかし。。。

悔い改め優しく見守ってくれた家族に感謝しつつ、自身の再生をも夢見る男の姿に心温められそのままエンディング。

かと思いきや、否定を肯定にしてしまう恐ろしいオチ!!

晴々とした想いを抱くのは一瞬だけで、終始映画同様曇り空な心持ちで見届けてしまう何とも息苦しい作品でありました。

安心させておいてからの~~~奈落の底へ突き落とし。

求めてはならぬ
       ハッピーエンド

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