銀幕大帝α

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バトルシップ

2012年09月10日 21時57分05秒 | 洋画アクション
BATTLESHIP/12年/米/131分/SFアクション/劇場公開(2012/04/13)
-監督-
ピーター・バーグ
『ハンコック』
-製作-
ピーター・バーグ

-出演-
*テイラー・キッチュ『ジョン・カーター』・・・アレックス・ホッパー
*アレキサンダー・スカルスガルド『わらの犬』・・・ストーン・ホッパー
*リアーナ・・・レイクス
*ブルックリン・デッカー『ウソツキは結婚のはじまり』・・・サマンサ
*浅野忠信『月光ノ仮面』・・・ナガタ
*リーアム・ニーソン『タイタンの逆襲』・・・シェーン提督
<ストーリー>
ハワイ沖に突如現れたエイリアンの母船と、各国連合艦隊との激しい戦いを描く。

戦いは、海から始まる――。

<感想>

主人公はお調子者のアレックスくん。
キレやすく且つ軽い男です。
チャラ男。
そんな彼が艦長亡き後代理で指揮を執り巨大宇宙船に砲弾をありったけぶち込むと~ても楽しい映画がこれ。
一応主人公だからそれなりに頑張っちゃってくれるんです、チャラ男なのに。

超高性能宇宙船のくせに外部は結構モロいのね。
鉛玉で簡単に破壊されて撃沈されるUFOなんて見掛け倒しやんっ。
バリアー位張って欲しいもんだ。
まぁそうじゃなかったら地球侵略完全植民地化映画になっちゃうか。
そいうコンセプトで作られた映画じゃないからね。
どれだけ派手に海戦を繰り広げるかを迫力満点に見せる‘だけ’の映画ですから。

元がボードゲームだけに、それを上手く映像として反映させた津波ブイを利用してのマス取りゲームをするシーンが一番面白かったな~。

てっきり超脇役なんだとばっかり思ってた浅野さんが思いのほか出ずっぱり、ていうか準主役だったのには嬉しい誤算。
なんかスマンね日本人持ち上げてくれて。
サッカーの試合も勝たせてくれて。
逆にリーアム・ニーソンの方がただ見守るだけの役だった。
この人こそあらゆる映画では戦うおっさんというイメージが定着していただけに、宇宙船に乗り込んで拳銃一丁でエイリアン相手にガッツン食らわす位のカッケェ姿が個人的には観たかったものだが、まぁ今回は若手に見せ場を与えたかったんでしょう。
とか思えば終盤ではリーアムより年取った引退爺ちゃん軍団が張り切ってましたけども。
どないやねん。

ピンクパンサーのテーマ曲を流しながらの商店忍び込みシーンなんてコメディみたいなものを序盤で見せるんだったら、1tの砲弾を若干名で運ぶなんて無謀過ぎるんだからよろけて落として自爆なんてなお間抜けシーンなんてのもあっても良いようなものだが、そこはさらっとやり遂げちゃうんだね。
って私は何を期待して観てるんだか(笑)。

後、エイリアンは地球に来る際には弱点克服してから飛来するように!!

今作の美女図鑑

サマンサ役のブルックリン・デッカーさん。
チキンバー一つで恋に落ちるなんてこの人も軽いっすね。
相手もチャラ男だしお似合いちゃあお似合いだけども。
最後は普通に帰還してたんで笑ってしまった。
その辺の逃げるシーンとかは描こうよ。
どんだけ猛スピードで山から下りたのか観たかったのに。

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★☆
12/09/09DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2012-09-05
メーカー:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
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ミッドナイトFM

2012年09月10日 00時22分47秒 | 韓国サスペンス
MIDNIGHT FM/10年/韓国/106分/サスペンス/PG12/劇場公開(2012/05/26)
-監督-
キム・サンマン
-脚本-
キム・サンマン

-出演-
*スエ『夏物語』
*ユ・ジテ『オールド・ボーイ』
*マ・ドンソク『グッド・バッド・ウィアード』
<ストーリー>
人気ラジオ番組のパーソナリティを務めるソニョンは、娘の治療のために渡米を決意し番組を降りることに。だが最後の生放送中に、突然何者かから脅迫電話が掛かってきて…。

その夜、予期せぬ戦慄の
ON AIRがスタートする…。


<感想>

これも期待以上に面白い映画やったなぁ。
マジで見応えがあったよ。

監督は脚本も兼任しているけれど、米映画の『恐怖のメロディ』から多少は影響を受けて書き上げたのかな。
DJがストーカーに狙われるという構図が良く似てます。

この映画にはストーカーまがいの男が2人出てきます。
一人は殺人鬼の男。
もう一人はDJブースの前に居座っている男。
どちらともソニョンに付き纏うという行為は同じだけれども、善と悪と対称的に描かれている所がポイント。

不器用ながらも気持ち悪さがありながらも何とかソニョンの力になろうと頑張るストーカー男は作中においての陰のヒーローではあるものの、全くソニョンが相手にしないって所が男にとっては虚し過ぎる。
存在自体を否定されているような、そんなソニョンの彼に対する目の映りではあるけれど、ラストでようやく微笑みかけられた事で救われた感じはありました。
あれだけ活躍したのだからもう少し労って上げてもいいんだろうけど、所詮ストーカー男だもんな、女性からしては敵。
仕方がないかもしれません。

逆に殺人鬼であるストーカー男に対してのソニョンの見方は憎悪で満ち溢れている。
そりゃ妹を殺され、娘が人質として捕われたのだから当然のこと。
振り回されれば回されるほどソニョンの怒りが増幅しているのが表情なんかで良く分かる。
積もりに積もった怒りが思いっきり爆発する瞬間が一発の銃弾を殺人鬼に放つシーンやろね。
なんか私もえらくスッキリしちゃったもんなぁ。
その後の娘の下へ駆け寄り、一人の母親としての普段の優しい顔に戻る所が切ないのなんのって。
こういうシーンは弱いなぁ。
ウルウルとしてしまうっス。

ユ・ジテの鬼畜役っぷりはもう安定の域に達しているよね。
女?子供?関係ねぇよ!!
この無茶苦茶加減さが最高過ぎる。
しかも精神的に頭の線一本切れちゃってる役だものだから、自分は悪を退治する正義だ!と普段から考えている事からして意味不明過ぎて変に怖いし。
これこそ正にサイコキラーそのものだよ。

話の作りも上手いが、俳優たちの芸達者ぶりにも舌を巻く想い。

だだっ広い高級マンション内だからこそ生まれる殺人鬼に見つかるまいと、か弱い幼女が息詰まる隠れん坊を繰り広げ、舞台を市街地に移してからは暴走族を交えながらの手に汗握るカーチェイスが勃発し、終盤では娘を救うべく殺人鬼との駆け引きを緊張感を張り巡らしながら展開させる。

いやぁ最初から最後までハラハラドキドキの連続だった。

今作の美女図鑑

主人公ソニョンの妹アヨンさん。
ソニョンの娘をなんとか助けようと懸命になる姿に涙誘われる。
縛られ血まみれになった自分の身より、子供の心配を優先する素敵な女性。

今作の自分の娘にしたい子役図鑑

ソニョンの娘ウンスちゃん。
お顔そのものに惹かれるものはないのですが、この子演技が半端なく上手すぎる!!
失語症の為、言葉は殆ど発しないのですが、その分、表情と演技で見せる、魅せる!
ようやく出会えた母親に絞り出したような声で「ママ!」と叫ぶシーンは胸熱。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★★
12/09/08DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2012-09-05
メーカー:キングレコード
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