銀幕大帝α

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魔女の宅急便

2014年09月23日 03時38分22秒 | 邦画アドベンチャー/ファンタジー
2014年
日本
108分
ファンタジー/ドラマ
劇場公開(2014/03/01)



監督:
清水崇
『ラビット・ホラー』
脚本:
清水崇
主題歌:
倉木麻衣『Wake me up』
出演:
小芝風花キキ
尾野真千子おソノ
広田亮平とんぼ
山本浩司フクオ
新井浩文ナヅル
吉田羊すみれ
YURIタカミ・カラ
浅野忠信イツ先生
筒井道隆オキノ
宮沢りえコキリ
声の出演:
寿美菜子ジジ
LiLiCoラジオDJ



<ストーリー>
黒猫・ジジと共に魔女修行の旅に出た13歳の少女・キキの冒険と成長を描く。

-感想-

ジブリの「魔女宅」と同じ原作を今度は実写化させた作品だけれど、あれはあれ、これはこれで割り切って観た方が良いと思う。
小芝風花ちゃんが演じるキキに馴染めるか馴染めないかで大分評価も変わってくるはず。
私は純粋に可愛い子だなぁと思ったヨ。

ただ、清水崇監督を以てしても、この程度の映像技術しか出せないのかと、そこが非常に残念。
キキがほうきに跨り飛んでいるシーンでの背景との合成が物凄くチープ。
誰が観ても安っぽい合成だと丸分かり。
ほんと、日本のCG技術はまだまだハリウッドには程遠いものだなと感じた。
B級映画ならまだしも、仮にも全国公開する程の作品なのだから、もう少しそこは何とか予算を注ぎ込んで観れるものにして貰いたかった。

逆に清水監督らしさが出ていたのは、黒猫のジジ。
魔女の飼い猫という事もあり、あの俊雄クン(清水監督と云えば『呪怨』)が飼っている黒猫「マー」を無意識に思い起こされてしまってか、アニメでは可愛いと感じたジジが妙にオブラートに包んだ不気味さの方が優先的に頭を過ぎって変に恐かった(笑)。
「みゃー」と鳴く声や、威嚇する姿に、そういう映画じゃないと分かっているにも関らず、ジジがいきなり呪いを発動させるんじゃないかと、有り得ない不安に包まれてしまうのも清水監督が描く猫は“恐怖”というイメージが(『呪怨』のせいでw)私の中では思い残っているんだろうな^^;

そーんな事を感じながら観ていたら、急に島民が「魔女が呪いを運んできたぁ!」と叫び出すんですよ。
あ、やっぱり、清水監督は「呪い」という言葉がお好きなんだなと(笑)。

嵐の中をカバととんぼを運びながら無我夢中でキキが飛んだり、全身に大雨を浴びながらマツコ・デラックスみたいな女が歌い出したりと、笑えばいいのか微笑ましく思えば良いのか戸惑いつつも、割とシンプルなストーリーで楽しくは観れました。
アニメ版程の感動は無いけれど、私は特にアカンとは思えなかった作品かな。
世間的には評判凄く悪いですけども。

どうでもいいが、おソノさんの旦那が気持ち悪い。
後、新井さん演じるナヅルは何故にあそこまで反抗的なんだ?
あんな男、私が上司なら雇いたくないな。

と、ここで思ったのだが、よーく考えたら終盤までキキに対して態度が悪い人間が半数を占めているなこの映画。
あっ、これに気分を悪くされる人が出るかもしれない。
とんぼも最初は、なんだこいつ、みたいな少年だったし。
アニメ版との大きな違いは、ここか!
うん、この微妙なギクシャクした人間関係に嫌気が差して、作品に対しての印象を悪くさせられる人が居ても仕方が無いや。

今作の可愛い子役図鑑
清水監督の好みなのかどうか分からないが、えらく私としても可愛いと感じる幼女が一杯出てくる本作。

とんぼの妹。

マツコ・デラックス・・・じゃなくてタカミ・カラの家に住んでいる幼女。

そしてキキの幼少時代の幼女。
皆、自分の娘にしたいくらいに可愛い

今作のキュートな新人発掘図鑑




本作でスクリーンデヴューを飾った小芝風花ちゃん。
オスカープロモーションのオーディションでグランプリ受賞(2011年)。

時たま表情が私の大好きな石原さとみちゃんにもちょびっと似ていて、あら可愛いと、個人的には好みな顔です。
きりっとした眉毛もイイ。

評価:★★★☆
14/09/22DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2014-09-19
メーカー:東映ビデオ

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コメント (6)
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