2014年
アメリカ
103分
サスペンス/ホラー/SF
R15+
劇場公開(2015/08/01)
監督:
ジェームズ・デモナコ
『パージ』
製作:
マイケル・ベイ
脚本:
ジェームズ・デモナコ
出演:
フランク・グリロ:レオ
カーメン・イジョゴ:エヴァ・サンチェス
ザック・ギルフォード:シェーン
キーリー・サンチェズ:リズ
ゾーイ・ソウル:カリ
マイケル・K・ウィリアムズ:カルメロ
<ストーリー>
パージの日、何者かに拉致されそうになった貧しい母娘は、武装したひとりの男に助けられる。その男は、息子を事故死させた犯人に復讐を誓っていた。
-感想-
カルメロを最初観た瞬間、某有名俳優かと思った。
雰囲気似てない?サミュエル・L・ジャクソンに。
窮地に陥った時に女を連れていると、つくづく邪魔な存在だなって本作観てても凄く感じる。
黙って静かについて来ればいいのに「名前は?」とかもうどうでもいい事をベラベラと話しかけてくるし、逃げている途中で転んで倒れたら腰抜かしてアワワワワてなっているしよ。
おじさんは良く辛抱したと思うよ、ホント。
私なら「あーー!なんやねん!!」て無視したりほったらかしのままにするけどねぇ。
あ、メッチャ美女だったりメッチャ可愛い幼女だったりならば話は別です。
途中でおじさんはカリに防弾チョッキを譲るんだけど、何かこれ後でのラッキーアイテムになるんだろうなぁと勘繰ってたのに、とんと的外れ。
特に意味はありませんでした。
1作目で箱型の映画を作り思わぬヒットを飛ばした場合、得てして2作目は都市型に移るのが大方のパターン。
本作もそう。
そのパターンだと殆どがつまらなくなるのに対し、今回はかなり面白くなっていた。
そういう意味では稀なケースかもしれない。
1作目では外での様子は全く描かれていなかったので何が起きているのかは図り知る事は出来なかったが、そのモヤモヤを2作目でスッキリと解消してくれます。
要は政府としての国としてのパージ制度の裏に隠されているものは、富裕層による貧困層抹殺という、恐ろしい陰謀。
金ですよ、金!
貧乏人は皆して殺しちゃえ!てな金持ちによる1年に1回の大祭りみたいなものなのよ、パージて。
武器を買う金もない、暮らす場所もない人間は国にとっては必要が無いから浄化してしまい、金持ちだけの豊かな大国を未来に向けて設立しようじゃないか。
そんな考えから生み出された制度なんだろうね、正確的な意味としては。
犯罪率も失業率も減っていくというのは、そういうのがパージの日の裏側では密かに行われているからなんだろうなぁと、2作目を観たらパージ法の真の目的が分かるのではないでしょうか。
自由な国だからこそ実際に取り入れてやっちゃいそうな制度を主題にし、皮肉も込めながら映画として製作しちゃう所がこの国らしいちゃあらしい。
アメ~リカ♪アメ~リカ~♪
ブラックでシリアスな話ではありましたが、おじさんと突如現れるカルメロ率いる反対活動グループのヒーローっぷりがカッコ良く、終始ハラハラしながら鑑賞出来る予想裏切る面白さが節々から溢れ出していた続編でした。
フェイスペイントもカッケェなぁ。
評価:★★★★
15/12/12DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2015-11-26
メーカー:NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社
オフィシャル・サイト(日本語)
関連作:
『パージ(2013)』(第1作)
『パージ:アナーキー(2014)』(第2作)
『パージ:大統領令(2016)』(第3作)
『パージ (シーズン1)(2018)<TV>』(TVシリーズ)
『パージ:エクスペリメント(2018)』(第4作)
『フォーエバー・パージ(2021)』(第5作)