2015年
日本
95分
ホラー
劇場公開(2015/06/06)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/08/85f32b3bb0d21acd094c0d84f27afa13.jpg)
監督:
福田陽平
『ビンゴ』
原作:
鈴木光司『しるし』
脚本:
福田陽平
撮影:
福田陽平
美術:
福田陽平
編集:
福田陽平
出演:
伊藤万理華:山本由佳里
おぞねせいこ:山本由布子
山田太一:山本和弘
中川慶二:山本翔太
遠藤康:遠藤宗介
山田朱莉:松原奈保
西洋亮:田中太一
高橋健一:白石健児
今野浩喜:バス運転手
小林愛奈:白服の少女
優恵:小田美由紀
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/8e/6e698ca1c8886ac882e05994100c474f.jpg)
<ストーリー>
平凡な女子高生・由佳里の住むマンションの表札に、ある日何者かがマーキングしたと思われる“F”の文字が書かれていた。以来、彼女の周りで不可解な出来事が頻発し…。
見てはいけない、この恐怖。
-感想-![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book.gif)
日本
95分
ホラー
劇場公開(2015/06/06)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/08/85f32b3bb0d21acd094c0d84f27afa13.jpg)
監督:
福田陽平
『ビンゴ』
原作:
鈴木光司『しるし』
脚本:
福田陽平
撮影:
福田陽平
美術:
福田陽平
編集:
福田陽平
出演:
伊藤万理華:山本由佳里
おぞねせいこ:山本由布子
山田太一:山本和弘
中川慶二:山本翔太
遠藤康:遠藤宗介
山田朱莉:松原奈保
西洋亮:田中太一
高橋健一:白石健児
今野浩喜:バス運転手
小林愛奈:白服の少女
優恵:小田美由紀
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<ストーリー>
平凡な女子高生・由佳里の住むマンションの表札に、ある日何者かがマーキングしたと思われる“F”の文字が書かれていた。以来、彼女の周りで不可解な出来事が頻発し…。
見てはいけない、この恐怖。
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血が噴出すとかそういったグロいホラーではなく、精神的に主人公が追い詰められていくホラー。
原作が『リング』の鈴木光司だけあって、殺気や気配といった重たい空気から溢れ出す恐怖のみをグイグイと視聴者に向けて攻めて来る。
初主演となる乃木坂46の伊藤万理華ちゃんの演技は当然ながら初見だが、恐怖に対しての声の上げ方(叫び方)、強張ったり怯えたりする表情の作り方はとても上手かったと思えた。
顔も真ん丸で可愛らしい。
しかしだ。
和製ホラーに在りがちな事なのだが、じめっとした雰囲気を大事にしたいのか、音声が極端に小さい。
普段私は映画を観る時は音量を12前後にしているのだが、本作に限っては45にしてようやく聞き取れる程度の音声だった。
更に場面を煽るかのような過剰なBGMが流れ出すと、普通以上にしてても聞き取れない音声なのに、完全に声が打ち消されてしまって何を喋っているのかさっぱり分からない状況に。
重要な事を喋っているのなら、こういう事をされると作品として駄目にしてしまう。
音声さんはもっとしっかりと声をマイクで拾えなかったのだろうか。
それともわざとこういう風にしたのだろうか。
どちらにせよ、台詞が聞き取れない、聞き取らせないのは苛々させられる事に他ならない事実ではあるので、聞かせる必要が無いのなら台詞そのものも存在が無意味となってしまう。
状況を分からせる為にも声の大きさは大事なのだから、そこはちゃんと監督は仕事しろよと言いたくなった。
他にも万理華ちゃんが便器の中に向かって嘔吐するのだが、水を流していないのに、そのまま水面を映すと汚れも無く綺麗だったり、母親が何の前触れも無く突然飛び降り自殺したり、表札にアルファベットのマーキングをしていたのは誰だったのか分からないままだったりと、ちょいちょいツッコミ所があるのも白けさせられてしまう。
消しては新たに書き足されるアルファベットの文字を繋ぎ合わせると、ある単語になるのだが、私は早々に何の単語になるのかは予測出来てしまった。
これは主人公に対してのメッセージだったと思われるが、じゃあ誰が彼女に向けて送っていたメッセージだったのか、そこが凄く謎のままだ。
母親が家族に冷たい態度を取り出した時期も不明確。
夫が浮気していると勘違いした時からなのか、主人公の弟がキチガイ女に襲われた時からなのか、娘が高校生になってからなのか。
映画が始まって急にそういう母親になったとしたのなら、余りにも展開が雑。
この母親の変化も本編の内容だけでは状況の変わり目が見えてこず、母親個人のストーリーを深く探ってみても希薄で曖昧。
こういった大した説明も無く突然おかしくなって、怒鳴り散らして、勝手に自殺未遂起こしてと、怖ければそれでいいやん、みたいな適当な演出は好きにはなれない。
冒頭での母娘の会話を観た感じでは普通に思えたのだが、表札にマーキングがされてから急に態度が急変したようにも見えるも具体的な事柄は描かれていないので、それと直接的な関係はあるのか?という疑問しか残らず、どうにも理解し難いものがあった。
人によってはラストは感動した、泣いたという意見が書き込まれていたが、言うほど感動もしないし、泣きもしない。
だって、結局は上辺だけは優しい顔をした父親が、実は己自ら現実を受け止められず、そこから逃避し真実を隠し、嘘の幻覚を主人公が幼少の頃に無理矢理刷り込ませ、家族の為にとか口先だけは綺麗事を言っている畜生じゃないか。
妻も娘も息子も、責任感の弱い父(夫)に振り回されただけに過ぎない被害者。
よって「ただいま」と薄ら笑みを浮かべて帰ってきた父親に何を考えているのか見抜けない怖さを抱くかもしれないが、感動するってのには同意出来ない。
評価:★★☆
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15/12/19DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2015-12-18
メーカー:ハピネット
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