ラスト・ナイツ

LAST KNIGHTS
２０１５年
アメリカ
１１５分
アクション／ドラマ／歴史劇
PG12
劇場公開（2015/11/14）



監督：
紀里谷和明
『GOEMON』
製作：
紀里谷和明
出演：
クライヴ・オーウェン：ライデン
モーガン・フリーマン：バルトーク卿
クリフ・カーティス：コルテス
アクセル・ヘニー：モット



＜ストーリー＞
「忠臣蔵」をモチーフに、不当な死を強いられた君主の仇討ちを果たそうとする気高き騎士たちの姿を描く。

今、日本の心が世界に羽ばたく。

－感想－

君主を失いし誇り高き騎士たちが弔い合戦をするお話やね。
機が熟すまでが異様に長いね（笑）。
飲んだ暮れで毎夜遊びまくるライデン隊長。
他の仲間達は皆決起して動き回っているのに、隊長は何やってんねん。。。
なんて勘が良い人なら思わないだろうけども。
どうせ監視者の目を欺く為の一芝居を打っているんでしょ、そんな気持ちで観てたらその通りだったでござる。
流石にライデンの奥さんまでが芝居していたのは見抜けませんでしたが。

アクション、アクションしているのは終盤位で他はドラマ的なシーンが多く、その終盤に辿り着くまでがかなり長い事もあってかダレてくるのは確かですけど、騎士達が考えた作戦の数々は結構中身濃くて良かった。
鏡を使って城内に入り込み、中から鉄柵を上げさせる所とか。
にしても担当者の若者騎士は作戦決行日までずっと鏡の中でじっと待っていなければいけないってのは体力的にもキツかっただろうね。
そんな弱音吐くまでもないか、戦いの勝利が彼に掛かっていると言っても過言ではない責任重大な任務を与えられた訳だし。

ライデンの影に怯えまくる首相の姿が情けなさ過ぎて笑える。
そんなにビビッて日々過ごす羽目になるのなら、あんな事しなければいいのに。
権力を振りかざしてゲヘヘと汚い笑みを浮かべながら罰し方を言いつけておいて、ライデン怖いライデン怖いって馬鹿だろこいつ。
綺麗な嫁さんに平気で手を上げる程の身分を盾にしただけの自惚れた御坊ちゃんに過ぎないから、こういう自業自得な結果になるのも当然。
どうせなら瞬殺首チョンパじゃなくてじっくり甚振って殺して欲しかったな。
ひぃ～やめて～殺さないで～みたいな阿呆面を拝みたかったよ、屑だけに。

君主が意を決して望んだ道を、ライデン隊長もその意思を引き継ぎ、後の事は部下に任せて、皇帝からのお達しを仲間の命を守る為に引き受け自分から進んで君主と同じ様に首を差し出す。

ちょっとカッコ良いじゃねぇかクライヴ・オーウェン。
（荒んだ生活している時、何でか彼の顔がニコラス・ケイジに見えて仕方がなかったのだが、パーツが似ている？？）

剣を使ったチャンバラが余り画的に様になっていないのが残念。
カチャカチャ刃を合わせているだけで、もっと上手くビシッと決まった演出が出来なかったのかなぁと、紀里谷監督の手腕が今ひとつ発揮されていない様に感じたかな。

評価：★★★
１６／０５／１４ＤＶＤ鑑賞（新作）
バナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日：2016-05-03
メーカー：ハピネット

オフィシャル・サイト（日本語）