銀幕大帝α

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モンスターズ/新種襲来

2016年05月16日 20時43分21秒 | 洋画サスペンス
MONSTERS: DARK CONTINENT
2014年
イギリス
119分
SF/サスペンス
R15+
劇場公開(2016/01/09)




監督:
トム・グリーン
製作総指揮:
ギャレス・エドワーズ
脚本:
トム・グリーン
出演:
ジョニー・ハリスノア・フレイター二等軍曹
サム・キーリーマイケル・パークス二等兵
ジョー・デンプシーフランキー
カイル・ソーラーカール・インケラール特技兵
ニコラス・ピノックフォレスト軍曹
パーカー・ソーヤーズショーン・ウィリアムズ二等兵



<ストーリー>
世界各地でモンスターがうごめく地球。人間同士の戦争が激化する中、危険地帯で消息を絶った部隊の救出に向かった若き米兵たちは、かつてない巨大モンスターと遭遇し…。

-感想-

話題になった作品の続編を作ると得てして完成度が低くなるという定石を思い切り踏んでしまっていた。
前作での怪獣は主にチラ見せ程度だったが、男女の逃避行の中で生まれるラブロマンスという物語が上手く展開にも活きていて、ラストでは悲劇という言葉がピッタリな秀逸な余韻を残し、怪獣は殆ど出なくても大変面白かったという印象が今でも残っている。

しかしこの2作目となる続編はどうだろう。
前作と比べると遥かに新種も含め怪獣の出現シーンは増えてはいる。
だが、ただ出てくるだけで人間相手にどうこうする場面は一切ない。
人間(兵士)が相手にしているのは人間(反政府武装勢力)。
肝心の怪獣は単なる置物、もっと悪く言えば人間同士の争いの背景の一種に過ぎず、映画としての存在価値が全く見付からない。

人間同士の争いに見応えがある訳でもなく、どちらかと言えば激しくツマラナイ部類。
確かに前作よりも多く怪獣を観たいという願望はあったが、まさかここまでオマケ程度の扱いだとは予想にもしておらず、ダラダラと糞楽しくもない兵士の姿を見せられる事になるとは期待外れもいいところだった。

てっきり『スターシップ・トゥルーパーズ』風な兵士VS怪獣なアクションを拝めるのかと思っていたのだが、2時間一杯使って描いていたものは撃たれて傷ついて仲間を失い悲嘆して、任務全うだけは果たそうとするも失敗に終わり、最後にドデカイ怪獣を眺めながら主人公は何を思ったのか知らんが、呆然とした姿を映し出した形で静かに幕閉じ。

「期待に添えなくてごめんね~w」と誰だかも分からん監督に嘲笑いながら背中を押されて失望の淵へと一気に落とされた感じだった。
落とされた淵の底から出て崖を這い登り「こんな続編観たくなかったんだよ!無能監督!!」とぶん殴りたい気分。

映像の技術は進歩しているので当然怪獣そのもののクオリティは上がってはいたが、話の内容は目も当てられない程にレベルダウン、失敗作と位置づけられても間違ってはいない、寧ろ個人意見としても概ね妥当だろう。

評価:★★
16/05/16DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2016-05-11
メーカー:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『モンスターズ/地球外生命体(2010)』(第1作)
『モンスターズ/新種襲来(2014)』(第2作)
コメント (4)
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