銀幕大帝α

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ホラーの天使

2017年07月19日 13時59分28秒 | 邦画ホラー
2016年
日本
85分
ホラー
PG12
劇場公開(2016/11/26)



監督:
長江俊和
『ニッポンの大家族 Saiko! The Large family 放送禁止 劇場版』
脚本:
長江俊和
出演:
葵わかな
恒松祐里
水谷果穂
矢倉楓子
藤田みりあ
藤原一裕
草野イニ
横浜流星
竹中直人




<ストーリー>
現在スタジオとして使われている廃校では、女子高生が行方不明になって以来、怪現象が頻発していた。そんな中、女優やアイドルたちが恐怖の出来事に見舞われる。

その扉を開けてはいけない

-感想-

冒頭の竹中直人インタヴューはフェイクドキュメンタリー形式。
で、3組のシーンを頻繁に入れ替えながらの本編は手持ちカメラを使ったPOV方式。

開始から50分は我慢!
台本読み、ダンスの稽古、漫才の稽古をそれぞれがやっているだけだから。
出来ない人は早送りしても別に問題なし!
但し本作のポイントとなっている「撮影している日」の把握は不可能になっちゃうけどね。
て事だから、退屈でもちゃんと観ろよ(どっちやねんw)。

NMB48ファンの私としてはメンバーの矢倉楓子(以下ふぅちゃん)が出演している事に楽しみを抱いて鑑賞したのですが、ふぅちゃんの役が普段のふぅちゃんそのままで笑った。
関テレで週1放送されているNMB48の冠番組「NMBとまなぶくん」のワンコーナーに「何やらしてくれとんねん!」というものがあるのだが、先々週と先週は心霊写真を撮れ!という企画で、ふぅちゃんが挑戦するも、超ビビリで幽霊もの大の苦手としている彼女は碌にカメラで撮影もせずにキャーキャー叫んでいたのだが、この作品でも全く同じだった笑。

仲間の2人が怪談話を始めるとずっと耳を塞いで「いやや~いやや~」て、うっせぇよwwとw

3人就寝直後、何処からか扉を叩く音と女の子の「開けて!」という声を聞き、勇気のある2人は調べに行くのだが、ふぅちゃんだけは「怖い!」と訴えて布団の中に潜り込み探索行動拒否。
だが、数分後、今度は調べに行った仲間の2人の叫び声が響き渡り始めたので、ふぅちゃんは意を決して様子を見に行くのですが・・・。
その目でお化けを見た瞬間に襲われている仲間を見捨てて扉を閉め鍵まで掛けちゃう暴挙に!!

「助けて!ここを開けて!早く!!」
「怖いからヤだ。怖いよ、怖いよ~!!」
ふぅちゃんそれは流石に人としてアカンでしょw
ビビリながらも仲間を気遣って助けに行くなんて少しは度胸あるやん、て褒めたらこれだもの笑。
腰抜かし手助け出来ない程度ならまだ許せるけれども、キャーと叫んだ瞬間に保身に走り扉を完全に閉めて、素知らぬ顔して現場を後にするふぅちゃんの非道さには、実際にこういうのに遭遇したら本当に同じ事をやりそうに思えて、監督は等身大のふぅちゃんを上手く役に反映させているなあと苦笑い生まれちゃったわ。
ふぅちゃんのビビリな性格をきっちり演出に活かし、ふぅちゃん自身も素に近い形で演技に繋げている点は評価してあげたい。

で、肝心のお化けさんですが。

こんなん絶対に笑わしにきてるやろwて最初こそは登場の仕方に吹き出してしまったのだが、なんか知らんけど、どんどんと気味悪くなってきた。

お化けを良く見たら結構、不気味にメイクされているんですわ。





この流れなんか割りと背筋ゾクッとなったし。
しかも人を襲った際の血糊の出し方が容赦なくグロいてのも不快感を大きく煽って来ていて好い感じ。

映画として面白いか、ホラーとして怖いかは観た人それぞれ印象に違いが出てくる作品かもですが、私は後半の恐怖映像つるべ打ちと、3組それぞれのシーンが同じ日の出来事ではないという究極?の種明かしに楽しさを抱いた数少ない(多分)1人です。

評価:★★★
17/07/19DVD鑑賞(新作)
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