FLIGHT CREW/THE CREW
2016年
ロシア
123分
アクション/パニック
劇場公開(2017/01/31)

監督:
ニコライ・レベデフ
脚本:
ニコライ・レベデフ
出演:
ウラジミール・マシコフ:レオニード・ジンチェンコ
ダニーラ・コズロフスキー:アレクセイ・グシチン
アグネ・グルディテ:アレクサンドラ
カテリーナ・シュピツァ:ヴィクトーリヤ
セルゲイ・ケンポ:アンドレイ

<ストーリー>
火山島からの避難通報を受け、航空機のベテラン操縦士と訓練生は救助に向かう。溶岩流が滑走路に押し寄せる中、何とか人々を助け出すが、さらなる危機が待ち受けていた。
-感想-
2016年
ロシア
123分
アクション/パニック
劇場公開(2017/01/31)

監督:
ニコライ・レベデフ
脚本:
ニコライ・レベデフ
出演:
ウラジミール・マシコフ:レオニード・ジンチェンコ
ダニーラ・コズロフスキー:アレクセイ・グシチン
アグネ・グルディテ:アレクサンドラ
カテリーナ・シュピツァ:ヴィクトーリヤ
セルゲイ・ケンポ:アンドレイ

<ストーリー>
火山島からの避難通報を受け、航空機のベテラン操縦士と訓練生は救助に向かう。溶岩流が滑走路に押し寄せる中、何とか人々を助け出すが、さらなる危機が待ち受けていた。


自分達の身も危ないのに、他人を気遣う優しさよ。

思い遣りて大切だよね、と改めて思わさせられるシーン。
結構胸にグッとくる。
何より母親は手を上げるのを躊躇っていたのに小さな子供達は自分の意思で手を上げるてのがね、もうホント泣ける。
登場する人物が皆良い人ばかりなもんで、誰一人死なないでくれ!と願う展開が続くが・・・。
火山爆発からの島の短い滑走路を使い、2機の飛行機がギリギリの所で脱出に成功するも、1機の燃料が底を尽いてしまう。
で、どうするのか!なのだが、なんと2機をロープで繋いじゃうんだな。

燃料切れの飛行機が貨物機だった事が幸いし、籠を使って避難者をもう1機へと運ぶという荒業を強行。
こんな救出シーン、今まで観た事なーい!!
また凄いものを脚本家さんは考え付いたもんだ。
この緊迫した状況が、とてつもなく不安に感じ、手に汗握って目が離せない。
第一陣、第二陣と成功していくも、今にも切れそうなロープが映る度に私も冷や冷や。
全員無事に渡って!!と祈るも、映画て残酷よね。

悲痛の叫び声を上げながら落ちていく人の姿が脳裏に焼き付いてしまって俺涙目です。
こういう場合、悪党ならザマァwwwて心の中で大笑いしちゃうんだろうけど、善良な人ばかりだから、切れそうなロープが映った瞬間はある程度の覚悟はしていたけれど、ああやっぱり。。。と成るべくして成った残念な最期に俺の心は泣きっぱなしだった。
一難去って又一難。
車輪が降りないままでの着陸を決行。

上手く作ってるなぁ。
オラオラァな主人公だからこそ成功し得た決死の着陸だったかもしれない。
これが気弱な人間、仮に同乗していた機長が操縦してたら判断誤って飛行機墜落してたかもだね。
まあ爆発炎上して全員死亡なんてなバッドエンドも、予想にもしない驚きがあって、それはそれで一つの映画として完成はするけれど、決して気分は良くならんわなあ^^;
緊急対策室で状況を見守っていた航空会社の上層部の方々が、着陸成功の無線を聞いた瞬間、大袈裟に喜ばず、個々が安堵の表情だけを浮かべるのみ、てだけでも十分に嬉しさが伝わってくる。
こういうのはお国柄によるのかね、ハリウッド映画だったら間違いなく全員総立ちでハイタッチしているだろう。
「USA!USA!」みたいに。
だけどロシア映画の皆さんは静かに称え合うのよね、私はこういう嫌味の無い感情を爆発させない喜び合いの方が好きだな。
馬鹿みたいにはしゃぎ回られるとちょっと白けるんだよね~。
あり得ない事を経験した上で開いていた絆の溝が大きく埋まる父子の姿、男らしさを見せた事でそれまで軽くあしらわれていた客室乗務員がようやっと意中の女子に振り向いて貰える姿、そして大勢の人間の命を救ったヒーローになるも自慢にもせず普段と変わらずまた新たな人生を歩んでいく主人公の姿と、感動にも思いっきり浸れる良作。
評価:★★★☆

17/07/20DVD鑑賞(新作)


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レンタル開始日:2017-07-05
メーカー:インターフィルム
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