銀幕大帝α

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ネオン・デーモン

2017年07月23日 14時54分06秒 | 洋画サスペンス
THE NEON DEMON
2016年
アメリカ/フランス/デンマーク
118分
サスペンス
R15+
劇場公開(2017/01/13)




監督:
ニコラス・ウィンディング・レフン
『オンリー・ゴッド』
原案:
ニコラス・ウィンディング・レフン
脚本:
ニコラス・ウィンディング・レフン
出演:
エル・ファニングジェシー
キアヌ・リーヴスハンク
クリスティナ・ヘンドリックスロバータ・ホフマン
ジェナ・マローンルビー
アビー・リーサラ
デズモンド・ハリントンジャック
ベラ・ヒースコートジジ
カール・グルスマンディーン



<ストーリー>
16歳の美女・ジェシーは、トップモデルを夢見て田舎町からL.A.へと上京する。すぐにチャンスを掴むジェシーだったが、ライバルたちは嫉妬心から彼女を引き摺り下ろそうとする。

無垢な夢が
邪悪な毒に
染まる


-感想-

「このロリコンが!」て言ってたオーナーがロリコンだったでござる。
気になるな214号室の少女。
可愛かったのかな。
てか何であんなバカデカい山猫が部屋に入り込んでいたのか。
キアヌはどうやって追い出したのか。
大捕り物の様子見せんかいっ!

題材としているのがモデル業界だけに、全体的にアート感覚。
意味不明な映像にしろ、死姦しようが、全身血塗れになろうが、シャワーでおっぱい曝け出して血を洗い流していようが、全てに芸術性が溢れ出している。

映画を観ているというよりも一枚、一枚の絵画を眺めている、そんな異色のサスペンス作品だった。

「美」を手に入れたければ現存する「究極の美」を体内に取り込めればいい。
他人以上の美しさを欲したいという狂った願望が、人としての一線を越えた猟奇へと発展していく。
造られた「美」よりも純自然な「美」の方が勝り、業界人の目を独り占めしてしまうそんな競争社会の中でトップに立ってしまった一人の少女。
だがその少女の傲慢で自惚れた態度がライバル達の反感を買ってしまうという事実。
そんなライバル達の嫉妬と怒りが最終的に行き着く所にカニバリズムを持ってくる辺りがね、これまでも観客の想像を破壊し脳細胞を刺激させるような作品を撮り続けてきたニコラス・ウィンディング・レフン監督らしい衝撃を今回も我々に叩きつけて来ていた。

吐き出す。

手に取る。

食す。

この常識人には到底理解出来そうもないおぞましい「美」への追求シーンにて静かに幕を下ろす私からすればとてつもない“変態行為”でもあり“リアル行為”でもある、頂点へとのし上がる事に執着し過ぎた挙句のキチガイ染みている思考を淡々と行動に置き換えて描写させ、強烈なインパクトとして残す挑発的な演出方法こそが、正にニコラス・ウィンディング・レフン監督だからこそ出来る毒気を含ませた余韻の与え方だと思う。
様々な狂気が渦巻く内容なので、賛否両論が起きるのも当然か。

今作の姉ちゃん最近見ないね女優図鑑

個人的にはこのシーンのエル・ファニングに美しさを抱いた。
昔はダコタん派だった私だが、姉ちゃんパタリと見かけなくなったなあ。
ちゃんと映画出演しているみたいだけど、単に私がその作品を観ていないだけなんかね。

評価:★★★
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