銀幕大帝α

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スタンドオフ

2017年07月29日 13時39分16秒 | 洋画アクション
STANDOFF
2016年
カナダ
86分
アクション
劇場公開(2016/12/24)




監督:
アダム・アレッカ
脚本:
アダム・アレッカ
出演:
トーマス・ジェーン
ローレンス・フィッシュバーン
エラ・バレンタイン
ジョアンナ・ダグラス
ジム・ワトソン
ジョン・テンチ
ローラ・デ・カートレット
テッド・アザートン




<ストーリー>
両親を交通事故で亡くした少女・バードは、訪れた墓地で暗殺の現場を目撃してしまい、荒野に佇む一軒家に逃げ込む。そこに住む元軍人のカーターは、戸惑いながらも少女を匿うのだが…。

-感想-

初めは墓場のシーンからですけど、少女が殺人現場を目撃し元軍人が一人住む一軒家に助け求めて逃げ込んでからは密室型アクションへと変わり最後までその構図は崩さず。
大概の映画はなるべく内容を入れずに借りて観るので、密室系が好きな私としては「面白そうな展開になってきたな」と俄然観る気が大きく沸いてしまった。

互いに最初鉢合わせになった時に双方一発ずつ銃を撃ち、元軍人カーターは右足を負傷、殺し屋は腹を負傷。
カーターは少女を2階へと誘導し、そのまま階段の上でショットガン構えて様子見。
殺し屋は1階の階段傍の部屋に陣取り、カーターの出方を静観する。

動きはそんなにない作品だが、緊張感が途切れない睨み合いが続くので割と真剣な目で鑑賞出来る。

たまに相手の隙を突き、カーターは窓から少女を逃がそうとしたり、殺し屋は外から2階へと移動したりと、冷や冷やするシーンを合間に入れる事で、下手すれば会話中心の退屈内容になりそうな所を良い感じに回避している。

又、カーターのアイデアで階段上に割った電球の破片を散らばす事により、仮に殺し屋が階段を使おうとしても破片を踏んで音で勘付かれてしまうてのは、メリットでもありデメリットでもある。
逆にカーターが下に降りようとしても同じく破片を踏む音で殺し屋に気付かれてしまいますからね。
この下手には移動出来ないてのが、一触即発を生み出す意味での緊迫感ある持ち味になっているのは確かではあります。

後、地下にある発電機が止まりそうで、今にも家中の電気が消えそうてのも、それがどういう形で決着に関わってくるのか興味も尽きない。

不慮の事故で愛息子を亡くし、妻とも別れてしまった悲しき運命を背負っているカーター。
そんな彼の前に突然見ず知らずの少女が現れ「助けて!」と頼ってくる。
これは間違いなくカーターが神から課せられた“償い”。
息子は救えなかったが、今度は必ず少女の命は守り通してみせる、そんな一人の父として、男としての熱い決意が表情からも読み取る事が出来た。

顔を見られたからと少女を引き渡す要求を決して止めない殺し屋。
だがカーターは頑なに拒否。
「お前は人を殺す事に躊躇いもないただの怪物だ!!」
痺れを切らした殺し屋が咄嗟に取った行動が、カーターが1階に置き忘れていた携帯電話を使い、知人の振りをしてカーターの妻を家に呼び寄せるというもの。
妻を取るか、赤の他人の少女を取るか。
カーターにとっては究極の選択を迫られる。

最後の最後まで殺し屋の言いなりにはならず、身を犠牲にしてでも少女だけは救おうとしたカーターの勇気は紛れもなく男前。
絶好のタイミングで電気が全消灯するのも、その勇気を神が称えた証か。

身寄りが無くなった少女がこの後どうなったのか。
色々と想像が膨らむが、個人的には妻と寄りを戻したカーターが少女を養女として迎え入れ、3人仲睦まじく暮らしている絵図を頭に思い浮かべてしまった。

今作のメガネを外せば美少女かも?な子役図鑑

殺し屋の殺人現場に遭遇し自前のカメラで男の素顔を撮ってしまい、追われる身となってしまった少女バードちゃん。
メガネ外したら物凄く見栄えの良い美少女に変わるんじゃないかと1回でもいいからそのメガネ外した顔見せてくれないかなぁと願ったんだけどもね。
疲れて横になっている時にメガネ外している場面はあったんだけども、微妙な映り加減ではっきりとはその顔が見えなかったんだよねえ。
けどまあこれ位可愛い少女が助け求めてきたらオラも張り切って「任せろいっ!!」とヒーローの血がメラメラと燃えるだろうな。

評価:★★★☆
17/07/29DVD鑑賞(準新作)
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