銀幕大帝α

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デリリウム 迷宮の館

2023年02月01日 16時05分12秒 | 洋画ホラー

DELIRIUM

2017年

アメリカ

96分

サスペンス/ホラー

劇場未公開

監督:
デニス・イリアディス

『ラスト・ハウス・オン・ザ・レフト -鮮血の美学-』

出演:
トファー・グレイス
パトリシア・クラークソン
カラン・マルヴェイ
ジェネシス・ロドリゲス

<ストーリー>

長年精神病院に入院していたトムは、父親から邸宅を相続するため、一時的に自宅に戻ることに。だが、幻覚や謎の電話に悩まされるようになり…。

―感想―

なんだ妄想幻覚劇場かよって思いながら観てたならば・・・。

大邸宅の中で起きる奇怪な現象は何処までが現実で、何処までが偽りなのかを鑑賞者にもかく乱を齎す作品やね。

これ全部が「実際ではない」で片付けてしまうと痛い目に遭う。

現に俺は、終盤の畳み掛けてくる怒涛の展開には予想を裏切られて度肝抜かれたし、なんちゅう恐ろしい一家なんだと身震いしましたわ。

恐ろしいと言っても、親父と兄貴の精神的異常が抜きん出ていて、親父は親父で妻を、兄貴は兄貴で弟を。

この本人からすれば有難迷惑以上に執着する辺りに、家族ガチャにハズレると最悪な人生を送らされるんだなって同情する気持ちすら生まれたね。

意外性という意味では真実が明るみになり結果的に自由を求めて「対立」=ヤルかヤレれるかの殺意に満ちた兄弟喧嘩へと発展するクライマックスは、大邸宅の隠されていた構造も活かされており面白かった。

お母さんは、よくあんな環境で今まで生きてられてたよなあ、食事とかどうしてたんだろ、と不思議に思う所もあったけど、誰か一人の狂気により家族愛が一度崩壊してしまうと、ここまで非情で悲惨な一家散乱になってしまうんだね、例え金持ちじゃなくても恵まれた家庭で育てられた俺は幸せ者だ。

警官が駆け付け名前を聞かれた所で映画は終わるが、その後どうなったのかは気になる。

同じ様に精神を患っていた食料配達員の女性と幸せに暮らしているといいな。

冒頭顔見せした時、やけにリヴァース・クオモの顔に似た主人公が出てきたなて思った矢先に、WEEZERのポスターが壁に貼られているの観て笑ってしまった。

評価:★★★

23/02/01DVD鑑賞(準新作)

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レンタル開始日: 2022-12-02

メーカー: アドニスSQ(アメイジングD.C.)

 

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