銀幕大帝α

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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル

2023年12月16日 18時47分56秒 | 洋画アクション

INDIANA JONES AND THE DIAL OF DESTINY

2023年

アメリカ

154分

アクション/アドベンチャー

劇場公開(2023/06/30)

監督:
ジェームズ・マンゴールド

『LOGAN/ローガン』
製作:
フランク・マーシャル
製作総指揮:
スティーヴン・スピルバーグ
ジョージ・ルーカス

脚本:
ジェームズ・マンゴールド

音楽:
ジョン・ウィリアムズ

出演:
ハリソン・フォード・・・インディ・ジョーンズ
フィービー・ウォーラー=ブリッジ・・・ヘレナ・ショー
アントニオ・バンデラス・・・レナルド
ジョン・リス=デイヴィス・・・サラー
トビー・ジョーンズ・・・バジル・ショー
ボイド・ホルブルック・・・クレーバー
イーサン・イシドール・・・テディ
ショーネット・レネー・ウィルソン・・・メイソン
マッツ・ミケルセン・・・ユルゲン・フォラー
トーマス・クレッチマン・・・ウェーバー大佐
オリヴィエ・リヒタース・・・ハウケ

<ストーリー>

人類の歴史を変える力を持つといわれる究極の秘宝“運命のダイヤル”を巡って、悪名高き元ナチスの科学者である宿敵フォラーと世界を股にかけた熾烈な争奪戦を繰り広げるインディ最後にして最大の冒険の行方を壮大なスケールで描き出す。

運命を変える、最後の冒険へ――

―感想―

この前観た『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』といい、ヒロインにいけ好かない女を登場させるのがハリウッド映画の今のトレンドなんか?

後半、心入れ替えて主人公を助けるまで一緒だし(笑)。

それより、映画技術の進歩てのが凄すぎるのか、もう何でもありやな。

オープニング、若かりし頃のインディが様々なアクションを繰り広げるのだが、中年前後のハリソン・フォードが違和感無く映像として収まっている事に驚きを隠せない。

そのオープニングシーンが終わって時が経つと80歳のヨボヨボ体形のハリソン・フォードが現れる。

老いて・・・悲しいよね。

まあ本来のハリソン・フォードがオープニングシーンみたいなハードな活劇を繰り広げられる訳が無く、ある程度、歳に合ったアクションはするものの、飛んだり跳ねたりといったそういうものはヒロインのヘレナ・ショーにお任せ。

彼女の相棒の少年がおっさん顔なのは違う意味で老けすぎだろw

当のインディはちょっと走っただけでもしんどうそうだった、そりゃそうだ。

だから馬とか車とか、乗り物に頼ったアクションに偏ってしまうのは仕方がないのかもしれない。

本シリーズの良い所は、秘宝を巡って敵とひと悶着起こすけれど必ずと言っていい程、その秘宝は敵側の手に渡り、そしてこれも必ずなのだが、秘宝が持つ「力」をクライマックスで見せてくれる事。

今回は一体どういった秘宝の力が観れるのか、そこに一番の楽しみを抱くんよね。

大体が期待以上、本作も又、意外な「結果」が待ち受けていた。

インディの宿敵を演じたのは“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン。

ファンは皆、彼をこう呼ぶ「まっつん」と(呼ばねえよ!)。

え!?アントニオ・バンデラスて出てたん?

ごめん、気付かんかった(;'∀')

それはいいとして(ええんかいっ)、宿敵まっつん(だから誰もそんな呼び方してねえっつうの)の最期が呆気なさ過ぎたよなあ。

あの時代でも、もう一波乱あって欲しかったけど、それを入れちゃうと、3時間軽く超えてしまうか。

インディとしては元の世界にいつの間にか帰っていたという、その辺の端折り具合も含めると、クライマックスが若干盛り上がりとしては弱い感じもする。

しかし、マリオン(妻)と寄りを戻すラストは凄く好き。

肘、おでこ、唇と順番にキスをしていくのは、シリーズ1作目『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』にあった演出で、本作ではあれの逆ヴァージョンなんだよね~。

『失われたアーク』を観てない人は思入れが無いから、なんの感情も生まれないままそのキスシーンを見届けるのだろうけど、観ている人にとっては「おっ!このキスの流れは!」とニヤッとする粋な演出。

一応『失われたアーク』の動画があったので載せておきますね。

ハリソン・フォードの歳を考えても、ハリソン版インディジョーンズはこれで最後となるのだろう。

最終作になる事を思うと、物足りなさを抱いたし、この内容で2時間半は長過ぎる気もしたし、前述したようにクライマックスがあっさり過ぎた点を踏まえても、不満が無いと言えばウソになるが、終わり良ければ全て良しという言葉があるように、俺はあのラストを観れた事で全てが許せた。

干していた帽子をサッと取るカットも良き。

映画としてのハリソンインディは終わっても、一人の冒険者としては、まだまだ現役で、今後もマリオンと仲良く新しいチャレンジにトライしていくんだろうなあ。

評価:★★★☆

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関連作:

『レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981)』(シリーズ第1作)*個人的評価:★★★★
『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984)』(シリーズ第2作)*個人的評価:★★★★☆
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989)』(シリーズ第3作)*個人的評価:★★★★
『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008)』(シリーズ第4作)
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023)』(シリーズ第5作)

オフィシャル・サイト

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