銀幕大帝α

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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション

2020年04月03日 10時44分10秒 | 洋画コメディ
NICKY LARSON ET LE PARFUM DE CUPIDON/CITY HUNTER THE MOVIE
2018年
フランス
92分
コメディ/アクション
劇場公開(2019/11/29)



監督:
フィリップ・ラショー
『アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件』
原作:
北条司
脚本:
フィリップ・ラショー
出演:
フィリップ・ラショーリョウ
エロディ・フォンタンカオリ



<ストーリー>
ボディガードや探偵を請け負う“シティーハンター”こと冴羽りょうは、香りを嗅いだ者を虜にする香水を守って欲しいと依頼される。しかし、香水は何者かに奪われてしまい…。

この手があったか!
冴羽リョウ、最大の危機(笑) by北条司


―感想―


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ヒャッハー!じゃなくてもギャグがキレッキレやないかフィリップ・ラショー。

ただなあ、前半飛ばし過ぎたせいか、後半可笑しさが若干失速しちゃうのが惜しい。

けどこれ観るとジャッキーチェン版の『シティハンター』は何だったのかてなるわな。
原作に対する「愛」の「強さ」の違いやろね。

カラスやハンマーの使い方とか、エンドロールに入るまでの終わり方とか忠実に再現されていてニヤッとするし、コメディとシリアスの切り替え具合も原作に従っているから観てて嬉しくなる。
笑わせる所はしっかりと笑わせ、真剣なシーン(銃を撃つリョウ)はきちんと引き締まった画にし、この辺の強弱の塩梅が絶妙。
海坊主筆頭にキャラクターも何処となく原作に寄せてきているてのも監督の拘りが見えて愉しい。
下ネタが多い所まで真似しちゃってからに(笑)。

惚れ薬効果で無理矢理参戦させられる形となっちゃっているパンチョとスキッピーの存在もデカイ。
脇役がバカやっているからリョウのバカさ加減も映える。
本作に関わった人間全員が初めから「バカやるぞ!」と一丸となった結果の作品。
頭空っぽにして観るが良し。

因みに、オリジナル音声字幕と吹き替えとでは名前とかのニュアンスが変わってしまい没入率も違ってくるので、断然吹き替えでの鑑賞をおススメします。
リョウは神谷さんではなく山ちゃんだけど、全く違和感なし。

評価:★★★☆
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