THE MAN FROM TORONTO
2022年
アメリカ
112分
コメディ/アクション
劇場未公開
監督:
パトリック・ヒューズ
出演:
ケヴィン・ハート
ウディ・ハレルソン
ケイリー・クオコ
ジャスミン・マシューズ
リーラ・ローレン
ピアソン・フォーデ
ジェンカルロス・カネラ
エレン・バーキン
<ストーリー>
うだつのあがらない起業家のテディ・ジャクソンは、愛する妻ロリの誕生日を祝うため保養地を訪れるが、誤った貸別荘に入ったがために凄腕の殺し屋である”トロントの男”と間違えられてしまう。本物の殺し屋が到着すると、2人はFBIの執拗な追跡や金目当てのハンドラ、そして残忍な雇われ殺し屋たちから逃れるために手を組むことになるが…。
―感想―
大のゲロ吐き嫌いの俺が、まさかそのゲロ吐きでゲラゲラ笑う日が来るとは思わなんだ(笑)。
一応補足しておくが、無意味のゲロ吐きが大嫌いなだけで、意味のある柔らかい描写のは、ちょっと許せる。
主人公テディは前もって言ってたからね「俺、血みただけで吐いちゃう」と。
それが頭にあったから、あっここで吐くな、と予想出来たし、その嘔吐した事で事態が好転したものだから笑っちゃったんだよなあ。
人間違いされたテディが直ぐに素性がバレる。
え?早くない?そこから話膨らむの?という不安は不要だった。
なんと本物の殺し屋とのバディものになるんよ。
殺し屋は、その筋のプロだからちゃんと真っ当な仕事をする。
その傍ら、ど素人のテディはコメディ要員に徹する。
殺し屋の足を引っ張っている様で、実は然程そうでもなく、といった2人の絶妙なチームワークが楽しい。
次第に2人の間に信頼とか友達以上みたいな「情」が生まれていくのが目に見えて分かるから、敵がわらわらと襲い掛かって来ても、力を合わせて乗り切って行く姿にニンマリ。
飛び抜けてめっちゃ面白い!とまでは言わないが、一つのバディものとしては、理にかなった展開になっていたから、脚本が良いんだろうな。
殺し屋の愛車含め、やたらと車が大破したり爆発でぶっ飛んだりする派手さもあって、伊達に『エクスペンダブルズ3』を撮った監督ではないよね、それなりに視覚で楽しませるシーンを随所で用意しているのは立派。
お茶ら気に徹したケヴィン・ハートと、糞真面目な殺し屋に徹したウディ・ハレルソンの掛け合い漫才風なドタバタアクションは厭らしさが無くて十分合格。
終盤、別の殺し屋達が大挙押し寄せてきて(日本の殺し屋も召集されるけど中々姿を見せず、もしかしてジムでの大乱闘中に出てたんかな?と思った矢先にラスボスみたいに登場するも余りにも雑な退場の仕方に吹き出してしまったw)アクションに切れ目なく進む所は大いに見所となっていました。
評価:★★★
24/03/04DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2024-01-19
メーカー: プルーク