著者 :高崎ひいろ
出版社:芳文社
ストーリー概要:
犯罪者は親類縁者や知人から関係を断たれ、出所後は帰る家がない。“住所”がなければ職にもつけない現代日本社会。これはそんな“出所後の犯罪者たち”を支援する自立準備施設の物語。
こういう実在する機関を扱った漫画て、やっぱり漫画家さん本人が入念なリサーチをして描いているんだろうかね。
犯罪を犯し刑期を終えて表に出てきたものの行き場のない人を、自立準備施設の方がそこに入所させ、後に自立可能だと判断されたら出所させるまでの過程を、色んな人物を立てて描いています。
お金を稼ぐとなると、土木作業が相場となっているのでしょう。
健康な人なら頑張って働けますが、病を持っている人の場合はどうするのか気になる。
その辺の事は、おいおい違う人物で描かれるのかもしれない。
意外と皆、真面目に働くのね。
けど、犯罪の種類によっては、自立準備中でも再犯する人も居る様で。
完全に更生できるのかそうでないかは、本人次第といった所なのかもしれない。
麻薬常習で捕まった人物の回での施設の母の言葉
「薬物はやめるんじゃない
死ぬまで我慢し続ける」
これ物凄く重い言葉だよな。
薬物はそう簡単にやめられないから、又手を出す人も現実にも居る訳で、本当に断とうと思ったら我慢をし続けなければいけないてのが薬物中毒者にとっては拷問そのもの。
けど、それを承知で手を出したのだろうし、自業自得と言ったらそれまででしょうけど、本当に薬物だけは自分自身の誘惑、他人からの誘惑に打ち勝つ位にシャットアウトする気持ちを強く持つべきものだというのを絶対に忘れてはいけない。
2024年7月時点で第1巻が発売中!
ストーリー・・・4
キャラクター・・・・4
お色気・・・0
残酷さ・・・3
絵の上手さ・・・4
総合・・・4
(5段階評価での独自採点)
↑Amazonでの購入はタイトルリンクをクリック!