銀幕大帝α

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-悟空伝-

2018年06月20日 12時15分56秒 | 亜細亜アクション
悟空傳/WU KONG
2017年
中国
123分
アドベンチャー/アクション/ファンタジー
劇場公開(2018/02/10)




監督:
デレク・クォック
『全力スマッシュ』
脚本:
デレク・クォック
出演:
エディ・ポン孫悟空
ニー・ニー阿紫(あし)
オウ・ハオ天蓬(てんぽう)
ショーン・ユー楊セン(ようせん)



<ストーリー>
天界と地界で暴れていた魔王を滅ぼした上聖天尊。だが魔王は猿に転生して孫悟空になり、神々へ復讐を果たすため天宮へ。楊センと天蓬は孫悟空の行く手を阻むが…。

今度の孫悟空は、破天荒なダークヒーロー!!

―感想―

中国では孫悟空ブームなんすかね?
チャウ・シンチー版とかさ、なんか色々出てましたが、こいつがそのブームに止めを刺すのかどうかは知らんがデレク・クォック版の孫悟空。
前述したチャウ・シンチーの『西遊記 ~はじまりのはじまり~』では脚本として参加していた彼だが、俺も撮ってみたいという衝動に駆られたのだろうか。
花果山は登場するが、三蔵法師や沙悟浄は登場しない、孫悟空のみをフィーチャーした内容。

序盤はかなりふざけた描写が多く、吹き替えで観た人には分かるが字幕は付かないアドリブ満載の台詞合戦がちょい寒い。
だが中盤からは180度変わり糞真面目な話となっていき、CGを多用させたアクションの応酬には胸躍るものもあった。
話が変わるのなら、孫悟空も変わる。

最初、こんな事してたのに↓後半はこうなる

覚醒しちゃうと俺様怖いんだぞ、てね。
無双しまくる圧倒的な戦闘力に「愛は強し」。


「妖雲」と呼ばれる妖怪を倒した事が悲劇の発端で、孫悟空の周りを固めていた主要人物が次々と命を落としていき、それが今まで呑気者だった孫悟空に潜んでいた正義魂を呼び起こさせてしまう。

天命を賭けた最終決戦へと縺れ込み、孫悟空と言えばそう如意棒、これが巨大化したりして愛の力を経て得た怒りの反撃で突撃していく相手、これのラスボス感が半端なく圧倒的。

戦闘スキルが中の上くらいでは太刀打ちできない相手でも、上の上状態である孫悟空だと無問題。
ボッコボコにしていく様は迫力さも手伝って気持ちいい!のであった。

デレク・クォック監督の前作『全力スマッシュ』は駄作の烙印を押した程につまらない代物だったが、本作は個人的に好き。
大いに楽しませて貰いました。

この装置、どこかで見たなあと思ってたのだが、あれだ、PS4ゲーム『ゴッド・オブ・ウォー』で似た様なのを見たわ。

今作の死に顔に美しさ際立たせていた女優図鑑

阿紫役のニー・ニーさん。
この人、パッと見だとスー・チー姐さんなんだよなあ。
『西遊記 ~はじまりのはじまり~』でチャウ・シンチーがヒロインにスー・チー姐さんを抜擢させた事に対してのデレク・クォックなりの対抗心かね。

死んでいく顔が本当に美しかった。
俺の好みかもしれん。

評価:★★★☆
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