著者 :木村航
出版社:日本文芸社
ストーリー概要:
龍巳瑛人、29歳。
「こんな国吹き飛んじまえばいい」が口癖の若者は、一発逆転を賭けて闇バイトに手を出すが、
そこで手にしたのは、決して触れてはならない圧倒的‘‘禁忌‘‘だった...!?
パンドラの箱が空いた時男の人生は一変し、己を舐めた全てに対し、男の中の核が爆ぜる...!!
一時期良くニュースにもなった「闇バイト」。
それに手を出してしまった一人の青年の人生勝ち組になるのか負け組のままなのかを賭けた一発逆転劇を描いている。
「上」からの命令で、お婆さん宅に押し入り手に入れたバッグの中身、これがかなりの意外性。
婆さんは抵抗して銃を撃ってくるし、そもそも何故そんな物をこの婆さんが隠し持っていたのか、多くの謎を残す。
陰謀論とかも絡ませ、圧倒的サスペンスな展開で読者を引き込ませます。
中々に面白かったです。
只、ちょっと一部のキャラクターの顔が皆似た様に感じたのは私だけだろうか(笑)。
国をも揺るがすであろう「物」を盾に青年は、多額の懸賞金を賭けられた身でありながらも、どうやって生き延び、その「物」を使って何を果たすのか、今後の物語に注目したい。
11月に2巻が発売予定。
2024年8月時点で第1巻が発売中!
ストーリー・・・5
キャラクター・・・・4
お色気・・・0
残酷さ・・・1
絵の上手さ・・・3
総合・・・4
(5段階評価での独自採点)