銀幕大帝α

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PMC:ザ・バンカー

2020年08月07日 11時41分54秒 | 韓国アクション
TAKE POINT/PMC: THE BUNKER
2018年
韓国
125分
アクション/ミリタリー
劇場公開(2020/02/28)



監督:
キム・ビョンウ
『テロ,ライブ』
脚本:
キム・ビョンウ
出演:
ハ・ジョンウエイハブ
イ・ソンギュンユン・ジイ
ジェニファー・イーリーマッケンジー
ケヴィン・デュランドマーカス
マリク・ヨバジェラルド
スペンサー・ダニエルズローガン



<ストーリー>
韓国特殊部隊の元兵士で傭兵部隊の隊長・エイハブは、依頼人や仲間の裏切りにより軍事境界線の地下にある秘密要塞内で窮地に陥る。

俺が、
絶対守る。


―感想―

キャッチコピー「俺が、絶対守る。」とあるけれど、仲間は全滅、守るのは標的と現地初対面の北朝鮮人医師という、ええんかそれで、とちょっと思ってしまう展開。
もしかして韓国版『エクスペンダブルズ』なのかと観る前は予想を立てたのだが、全く違ってた。
最前線で戦うのは部下だけで、隊長と呼ばれる主人公はモニター観ながら指示を出すだけなのね。
そういう意味では密室劇とも言えるかも。

仲間に対して的確な命令を出しつつ、自分は死ぬか生きるかの状態なキングと呼ばれている標的を、仲間に守られて移動している北朝鮮人医師から心肺停止にならない様モニターを通じてアドバイスを受け、処置し続けるといったストーリーで、序盤以外は戦っていない隊長だが、割とスリルがあった。
モニターの向こう側で激戦を繰り広げる仲間と自身も重傷を負いながらも絶対に標的は死なせないと奮闘する隊長の姿を交互に映して緊張感を持たせているのが良かったんだと思う。

それと隊長が右足を失った過去でもあるパラシュートの件を、ラストで再び同じ境遇に立たせて見せ場を大きく作るてのが又、粋な演出。
上空から落下しながら、2人同時に救うというのがキャッチコピーに含まれた真の意味合いやろね。

多分CGで作られているんだろうと思うけれど、そうは余り感じさせない軍用機爆撃シーンなんかは上手く見せてくる。
何処までリアルなのか、そうでないのか、そこら辺の境界線を綺麗に消し去った撮り方、編集の拘りは韓国映画の十八番ではあるが、その巧みな技術を日本映画は見習わないといけないよなあ。

オープニングから少しの間、正直ダレるんだけど、全体的にミリタリーアクションの連続なので、見応えは十分。
随所で活躍するボール型の偵察カメラ、あれちょっと動きがカッコイイ。

評価:★★★☆
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