銀幕大帝α

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一文字拳 序章 ―最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い―

2023年01月17日 15時50分57秒 | 邦画アクション

2018年

日本

66分

アクション

劇場公開(2019/06/22)

監督:
中元雄

『スマホ拾っただけなのに』
脚本:
中元雄
編集:
中元雄

出演:
茶谷優太・・・一文字ユウタ
白畑伸・・・シラハタ
倉田恭平・・・クラタ
小矢菜奈美・・・ナナミ

<ストーリー>

海外での武者修行から帰って来たカンフー少年・一文字ユウタが、謎の殺人空手使いと壮絶なバトルを繰り広げる。

―感想―

傑作来たな!

中元雄監督の作品は『スマホ拾っただけなのに』位しか観ていないので、そんな俺がドヤ顔で言うべきじゃないのかもしれないが、観客が好む、純粋に面白いと感じる作品作りをしている方、というのが第一印象。

本作はジャッキー映画、ブルース・リー映画へオマージュを捧げたカンフーアクションで、CG早回しスタント、ワイヤー無しのガチ!!

ユウタが殺人空手使いと対決し、敗北を味わう初戦での殺人空手使いが繰り出す高速拳連打、その打ちの速さにはかなり魅せられてしまった。

終盤、殺人空手使いと再戦する際にはユウタは自分の脚に灯油を撒き火を点けて相手を翻弄。

トニー・ジャーがやりそうな事ですよこれ、勿論CGじゃないガチ!!

ユウタを演じた茶谷優太は本格的なアクションが出来るって事で本作に起用されたようだが、中国人さえも「アイヤー!」と逃げ出すであろう、高度なアクロバティックアクションを次々と見せてくれて、画的に凄く楽しませて貰った。

「人の真似だけじゃ勝てないですよ(ニコッ)」

糞カッコイイ勝ち台詞やんけ、ある物とある物を足して生み出したオリジナルな戦術こそ最強、て事やね。

画面はわざとVHS風に加工させ、あたかも80年代90年代の映像を観ているかのようだが(製作されたのは2018年)、このざらつき古臭さを出した理由も往年のカンフー映画に対した監督なりのリスペクトなのだろう。

後、エンドロール中はジャッキー映画を彷彿させるNG集等で固められており、この作品の撮影風景、舞台裏、更には役者全員が大怪我覚悟で真剣に臨んでいる姿が観て知れて、関わった人全員の映画作りに向けた熱い情熱、みたいなのをひしひしと感じちゃったなあ。

物語の進行の合間にちょこちょこCMを挟むのには笑った、あれ好き。

評価:★★★★

23/01/17DVD鑑賞(新作)

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