2019年
日本
40分
アクション
劇場公開(2019/06/22)
監督:
中元雄
『スマホ拾っただけなのに』
脚本:
中元雄
撮影:
中元雄
編集:
中元雄
出演:
茶谷優太
大迫茂生
甲斐まり恵
朝木ちひろ
能塚昌幸
大沢真一郎
職業怪人カメレオール
るい乃あゆ
吉見茉莉奈
真柳美苗
曽我真臣
上埜すみれ
<ストーリー>
3年ぶりに故郷へ帰って来た一文字は、川の土手で偶然出会った男からの頼みもあり一文字拳を教える事となる。その頃、街では異変が起きていた。
―感想―
んーまあ、序章と比べたら内容的にも格段にクオリティが落ちちゃっているのだが、同窓会ムービーとして見たら案外楽しく感じるのかもしれない。
何せ序章では敵側だった改造人間が終盤で味方側に、一文字は敵側になっちゃうんですからね~発想としては良いんだけど、結局どうやって元の善人一文字に戻ったのか、そこは端折るのか(笑)。
一文字から特訓を受けて、そこそこの体術を身に付けていくおっさん役が大迫茂生さん!
一文字と出会う前は、家路の途中でオヤジ狩りに合いボコボコにされてしまうヘタレっぷりをまざまざと見せつけてくれるのだけど、言うても大迫茂生と言ったら「コワすぎ」の工藤。
得意技の金属バットぶん回しをやればヤンキー共なんてイチコロでしょうよ、て思うのだけども、監督が違えば作品も違うので期待するだけ野暮。
だが特訓を受けていく中で、肉体的にも精神的にも鍛えられていき、遂にラストで覚醒する!!
そうよ!その強さこそが大迫茂生よ!
違う監督の別の映画で漢・工藤の面影を見せられた気がして、妙にニヤニヤしちゃった。
何せ向かう所敵無しなのが大迫茂生さん、否、工藤ファンが持つイメージ。
そのイメージを崩さず、工藤並の強さへと成長させてくれた中元雄監督には感謝しかない。
さて、序章を観た人なら、最初に金曜ロードショーみたいな導入映像があった事を覚えているはず。
これ、只のパロディかと俺は思ってたのだが、実はこの「帰ってきた一文字拳」のエンドロール後におまけ、と言うにはおこがましい、かなり重要となる映像があって、それを観た瞬間
「あっ、こういう繋がりがあったのか!!」
と驚かされたのと同時に、「序章」と「帰ってきた」を2本合わせて1本としての完成になっている事に気付かされ、唸らされた。
粋な演出だよね~頭が良くないとこういうのは普通、思いつかんよ。
評価:★★★
23/01/18DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2023-01-01
メーカー: JIGGY FILMS