KNIGHTS OF THE ZODIAC
2023年
日本/アメリカ
112分
アクション/アドベンチャー/ファンタジー
劇場公開(2023/04/28)
監督:
トメック・バギンスキー
原作:
車田正美「聖闘士星矢」
主題歌:
P!NK『Courage』
出演:
新田真剣佑・・・星矢
ファムケ・ヤンセン・・・ヴァンダー・グラード
マディソン・アイズマン・・・シエナ
ディエゴ・ティノコ・・・ネロ
マーク・ダカスコス・・・マイロック
ニック・スタール・・・カシオス
ショーン・ビーン・・・アルマン・キド
<ストーリー>
地下格闘技場で闘いながら生き別れた姉を捜す若者・星矢は、自らの体に宿る不思議な力“小宇宙(コスモ)”を発したことで謎の集団から狙われることに。
運命を、超えてゆけ。
―感想―
自分が超人とかヒーローだとかを自覚する前は地下格闘技のファイターてのが好きだなアメリカ人は。
潜在能力を隠し持っているというのを見せるにはもってこいなのかもしれないが、他に無いんかいな。
まあ、ぶっちゃけ近年のCGクオリティが格段に上がった仮面ライダーとかのバトルものに毛が生えた程度の映画やね。
余り衣装としては映えてはないコスプレ映画とも言える。
極度のシスコンなのかどうかは知らないけれど、やたらと姉との思い出に浸るシーンが多く、序章だからかもしれないがネガティブ思考な主人公に、ちょっと苛々。
ま、それでもハードなアクションを彼なりに頑張ってやってたと思うよ新田真剣佑。
けど、カッコ良さから言うと、グラサンハゲの方が遥かに軍配。
この人以上のダイナミック且つクールな動きを見せて欲しいわな主人公ならば。
後、ペガサス流星拳!!とは叫ばんのね、うぉおお!ダーン!みたいな戦い方に若干物足りなさを感じます。
人類の行く末を左右する女神アテナ役にこの女優さん。
ビジュアルとしてそれなりにいけるんじゃねえのか、と期待は持てる。
現に、本当の姿を見せた時(あのシーンでの90%から中々上に行かないのには失笑)の全体像は綺麗にハマっていた。
但し、顔アップにしてしまうと・・・なんか違う。
全体像は〇、顔近づけると✖、みたいな(メイクが合ってなかったのか、急に老けた様に感じたんだよなあ)。
この女神暴走自体も良く分らん内に解決していて、は?てなったわ。
行方不明となっている主人公の姉さんを探す旅に、改めて出発するぞ!て所で終わるけれど、姉さんて修行を共にしたマリンではないの?
実は聖闘士星矢の題名は知っているけれど、漫画とかアニメとか内容の方は全く観ていない俺ですら、かなり有名であろうアニメ版の主題歌は少しだけ歌えるで。
「聖闘士星矢!ペガサスのように~」
てやつ。
ファンサとして、エンドロール中の何処かにこの曲、挟んでも良かったんじゃねえかなあ、本編以上に盛り上がるでしょうに。
つか、結局この作品は興行的にどうやったんやろか。
今時の若い子は興味なさそうだし、かと言って昔ジャンプとかで読んだアラフォー世代が高い金出してまで劇場に見に行く程の注目度も全然無かったと思うのだが。
という訳で上記の事に目を瞑れるのであれば、そこそこ楽しめるバトルアクション映画になっているような、なってないような(どないやねんw)
そんなに退屈はしない、てのは確かです。
因みに吹き替えは新田真剣佑を新田真剣佑自身が担当しているのだが、糞下手過ぎて。
星矢と絡むキャラクターの声優さんが皆、ちゃんとした声優さんを使っているだけに、余計下手糞具合が際立っていて、悪い意味で目立ってた。
評価:★★★
23/11/12DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2023-11-08
メーカー: ハピネット・メディアマーケティング