銀幕大帝α

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時間回廊の殺人

2018年08月06日 13時23分31秒 | 韓国ホラー
HOUSE OF THE DISAPPEARED
2018年
韓国
100分
ホラー/サスペンス/ミステリー
劇場公開(2018/03/17)



監督:
イム・デウン
『ホラー・ストーリーズ』
出演:
キム・ユンジンミヒ
オク・テギョンチェ神父
チョ・ジェユンチョルジュン



<ストーリー>
夫と息子の殺害容疑で捕まった妻・ミヒ。息子の遺体は見つからず、ミヒは無実を訴えるが投獄される。25年後、釈放されたミヒは息子を捜すため事件が起きた家に戻るが…。

一家を崩壊させた凄惨な殺人事件。
25年の時を超え、全ての謎が明かされる――。


―感想―

観ててずっと既視感の湧く内容だなと思っていたのだが、これ『マザーハウス 恐怖の使者』のリメイクやんけ。
DVD特典としてメイキング映像が収録されていたのでそれも観たのだが、全くオリジナルの事には触れていない。
むしろ、本作がオリジナルです!みたいな発言を関係者皆がしている感じ。
全ての起源は韓国にあり、の精神を国全体がお持ちなだけあって、ここまでオリジナルの事に関してのコメントを出さないのも珍しいわ(笑)。

スタッフ、俳優一同口を揃えて

「とても斬新な映画が作れたので是非、楽しんでください!!」

ストーリー考えたのお前らじゃねぇだろ、て鼻で笑ってしまったんですが。

で、そのオリジナルの存在を知っている自分の意見として書かせて貰うと、このリメイクは少々展開に分かり辛い部分があり(説明不足?)、無駄な脚色をしているようにも思える。
過剰なまでの演出を入れた事で、オリジナルにあった「話にスッと入り込める」というのが薄らいでいた。
確かに彼らが言う「斬新な映画」である事には間違いないが、韓国風にややこしくアレンジしている分、肝心な過去と現在が繋がる所の衝撃が小さく、こじんまりとしたリメイクになっちゃったなあて。
本作で話が初見となる方は驚きを抱くかもしれないが、オリジナルを観ている者としてはシンプルさと恐怖さと感動さが巧みに融合されていた『マザーハウス』の方が完成度的には断然上。
これを面白かったと感じた人は、是非ともオリジナルの方にも目を向けて欲しい。
両者比べたら、どっちが綿密に計算されてストーリーを組み立てているかは一目瞭然。
普段は割かし韓国映画に対して寛容な評価をする私ですけども、流石に本作はリメイクの1本としては失敗の部類かなと思う。

評価:★★★
18/08/06DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2018-08-03
メーカー:アルバトロス

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関連作:
『マザーハウス 恐怖の使者(2013)』(オリジナル)

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