OKSU STATION GHOST/THE GHOST STATION
2022年
韓国/日本
80分
ホラー
PG12
劇場公開(2023/10/06)
監督:
チョン・ヨンギ
脚本:
高橋洋
イ・ソヨン
脚本協力:
白石晃士
出演:
キム・ボラ・・・ナヨン
キム・ジェヒョン・・・ウウォン
シン・ソユル・・・テヒ
<ストーリー>
駆け出しの記者・ナヨンは、ボーイフレンドのウウォンを助手として地下鉄オクス駅で起こった人身事故の記事を書くことに。やがて、ふたりの周囲で不気味な怪死事件が起こり始める。
あなたの近くにも
いるかもしれない
―感想―
冒頭の踊る女がインパクトあり過ぎる日韓合作のホラーで、舞台は韓国にある駅だけれど、どちからといえば日本の色が強く出ていた様に思える作品。
霊の出し方とか、何処か日本ぽい。
呪いの連鎖、これも何となく『リング』なんかを連想させます。
とはいえ、原作ありきだけれど、呪いの設定なんかは面白く考えられているなあと。
呪われると、体に「爪痕」が付き、1発で、あっこの人は霊憑きなんだと分かる様になっているが、誰もかれもがそうなる訳ではない。
霊=子供が現れる元凶となる、養護施設、井戸などを知っている事が前提で、子供の霊としてはそれぞれが持つ「四桁の数字」を、人間に読ませるてのが狙い。
その数字を読んだり、口に出したりして覚えてしまうと、あなたは人生終わりですよ、となる。
『リング』は呪いのビデオを他人に見せて自分は難を逃れようとしていが、本作では不本意に関わってしまった者達が恐怖に打ち負け血眼になりながら対象者を探し、どうにかして数字を無理矢理言わせようとする、てのが大きな見所となり、クライマックスでの高揚感にも繋がるんですね~。
例え友人だろうが、もうお構いなしになるのが、人の持つ「業」とでも言いますでしょうか、それでも主人公で記者のナヨンが目を付けた人物に関してはスカッとするものはあった(笑)。
俺でも、あんなパワハラ上司は願い下げだわ。
しかも、社長の癖に、部下(ナヨン)の手柄を絶対に褒めようともせず、逆に重箱の隅をつつくが如く怒鳴り散らかし、退職願をさっさと出せ!と叫ぶ有様。
まあ、そうなったのにはちゃんと社長の過去にあった出来事として理由を明かされはしますが、ナヨンとしては、んなもん知ったこっちゃねえよ!だわな。
俺も観てて社長の悪態には相当ムカついていたので、ナヨンが数字を知ってしまった際、誰を選ぶのかは直ぐに分かったから、思惑通り社長が数字を言った瞬間はナヨン同様に「っしゃ!」て心の中でガッツポーズ。
他人に嫌われたり恨まれたりする人間だけにはなりたくねえなwと思わずにはいられない瞬間でもあった。
80分という映画としては短い尺だが、色んな要素を詰め込みながらも分かり易く纏めていて観易かったし、オチで、んーー気持ちいい♪な思いを俺もさせて貰ったので良き良き。
脚本協力と言う形で白石晃士監督が参加しておりましたが、白石節は別に何処にも感じなかったなあ。
評価:★★★
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