銀幕大帝α

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告白

2022年01月20日 21時17分29秒 | 韓国サスペンス
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2020年
韓国
100分
サスペンス
劇場公開(2021/11/05)



監督:
ソ・ウニョン
脚本:
ソ・ウニョン
出演:
パク・ハソン
ハ・ユンギョン
カム・ソヒョン
ソ・ヨンファ
チョン・ウンピョ




<ストーリー>
女児の誘拐事件が発生し、犯人から声明が発表される。その内容は国民ひとりにつき身代金1000ウォンを集め、合計1億ウォンにならなければ女児を殺害するというものだった。

―感想―

テーマが児童虐待なので内容は物凄く重い。
そこからどう話を膨らませてくるのかに期待を抱くのだが、なんか消化不良気味な終わり方なんよね。
え!?そこで終わり?と結構モヤモヤしたものが残った。

自分の子供に手を上げるなんて言語道断であって、良心がある大人ならば、その現場を目撃したとなると俺も主人公と同じ行動を取るだろうな。
只、救いの手を差し伸べた後に主人公が選択した行いに問題があり過ぎて、その辺は賛同出来ない。
もう少し上手いやり方があっただろうと思うのだが、突発的にああいう風になると考えが纏まらず「勢いに任せて」になっちゃうのかもしれない。

題名の「告白」、これが示すのは二つあり、一つは主人公の口から出た「告白」で、もう一つは真実を知っている女児から語られる「告白」。
前者は悲劇だが、後者は救いとなるんだよ。
だから、その救いの方の「告白」によって主人公の身はどうなったのか、そこを描かずに終わるからスッキリとしない幕引きになっている。

女児が学校に行った時の描写で、同級生に意地悪をする姿を映しているけれど、俺的にはそれいる?て思ったんだよね。
家に帰ったら父親から酷い仕打ちを受けているけれど、学校では健気に明るく振る舞っている、そういう描き方で十分だと思ったし、何故女児に嫌な性格を植え付けたのか、展開に余り関係ない気がして必要性を感じられなかった(俺はね)。
多分、習字の上手さに繋げる為の演出としてそうなったのかもしれないが、別に性格が歪んでいるてのはいらんわ。
とはいえ、その女児を演じた子役が、ほんま芸達者で、主人公や準主役でもある女性警察官よりも一番演技力が輝いていた。

評価:★★★
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