銀幕大帝α

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スティール・レイン

2022年04月01日 13時34分37秒 | 韓国アクション

STEEL RAIN 2: SUMMIT
2020年
韓国
132分
アクション/サスペンス/ミリタリー
PG12
劇場公開(2021/12/03)



監督:
ヤン・ウソク
脚本:
ヤン・ウソク
出演:
チョン・ウソンハン・キョンジェ
クァク・ドウォンパク・ジヌ
ユ・ヨンソクチョ・ソンサ
アンガス・マクファーデンスムート米国大統領

<ストーリー>

冷戦状態が続く朝鮮半島で、韓国、北朝鮮、アメリカの首脳が北朝鮮高官の軍事クーデターに巻き込まれ、原子力潜水艦に監禁されてしまう。

原子力潜水艦爆破まで、残り“9秒”――

―感想―

あんな米大統領なんておらんやろ(笑)。

コメディアンじゃねえんだから。

けど、監禁されている米韓朝の3人によるまるで他人事の様なやり取りがコントみたいやから、観てて聴いてて楽しいてのはあったし、これを糞真面目に描いていたら俺は退屈してたかもしれない。

米朝の2人が潜水艦から脱出するまでは、そこかしこで緩い雰囲気なのだが、その後はビシッと引き締まるのが良い。

対日本潜水艦の魚雷に怯える乗組員と、そんなの気にせずに核を発射させろマン、それを何としても阻止したい韓国大統領、そして上官の命令を無視させ魚雷回避を伝える者。

撃つのか逃げるのかの艦内に充満する極限の心理・精神状態がひしひしと伝わり、終盤の各々の考え方から目まぐるしく変わる状況に強い緊張感を覚えて面白かった。

フィクションだから笑って観れたし、全てが丸く収まったラストにも満足は得たけど、北朝鮮なら本内容の様な無謀作戦を現実でもやりそうな感じはするから、ある意味リアルちゃあリアル。

現在ロシアがウクライナ侵攻を続けているが、世界が平和である為にも戦争を止める事が如何に大事か、そこの辺りを深く考えさせられる作品でもある。

ま、何にせよ、潜水艦ものはハズレなしという映画界の定説を本作でも証明してくれてました。

評価:★★★☆

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関連作:
『鋼鉄の雨(2018)』

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