著者 :黒井白
出版社:集英社
ストーリー概要:
宇宙を彷徨う廃旅客船『リバイアサン号』――船に侵入した盗掘屋たちは、一冊の手帳を発見。そこには、乗客だった少年・イチノセが書いた、事故当時に起きた衝撃の事実が記されていて!? 生き残りを懸けたSFサバイバル群像劇、開幕!
一言で表すと、宇宙船を舞台にした少年少女達によるバトルロワイアルです。
誰を信じ、誰を疑えば良いのか、まだ幼い考えしか持てていない子供達にとっては周りが皆、敵。
しかし、次第に仲間意識が芽生え始め、それぞれのチームが出来上がっていく。
それらが対立する中、果たして生き残る事が出来るのはどの人物なのかを、読者は推測しながら展開を目で追っていく事となります。
予想だにしなかった真相が暴かれたり、隠されていた真実が徐々に見え始めたりと、主人公共々不安を煽る物語の転がり方は見物。
3巻という短いスパンで完結されますが、打ち切りでそうなった感じではなく、あくまでも最初からそれを想定して話が練られているので、割かし納得のいく終わり方となっています。
絵のタッチは好みが分かれそう。
キャラクターは個人的にそこまで惹かれるものはなかった。
因みに、バナナマンの日村に激似(絶対意識している)のキャラクターが登場するのですけども、性格があくどい所に作者の日村に対するイメージというものをいやらしく反映させている様に思えて苦笑。
背景画はキャラクター造形と比べると、かなり力を入れて描いているように見えます。
目を引くコミックの表紙画が一番上手い、てのは購入する為の戦略としては成功と言えるかも。
2024年4月時点で全3巻発売中!
ストーリー・・・3
キャラクター・・・・3
お色気・・・0
残酷さ・・・4
絵の上手さ・・・3
総合・・・3
(5段階評価での独自採点)
↑Amazonでの購入はタイトルリンクをクリック!