2022年
日本
110分
ファンタジー/ドラマ/サスペンス
劇場公開(2022/04/29)
監督:
蜷川実花
原作:
CLAMP
主題歌:
SEKAI NO OWARI『Habit』
出演:
神木隆之介・・・四月一日君尋
柴咲コウ・・・壱原侑子
松村北斗・・・百目鬼静
玉城ティナ・・・九軒ひまわり
趣里・・・美咲
DAOKO・・・マルダシ
モトーラ世理奈・・・モロダシ
西野七瀬・・・猫娘
大原櫻子・・・女性客A
てんちむ・・・女性客B
橋本愛・・・座敷童
磯村勇斗・・・アカグモ
吉岡里帆・・・女郎蜘蛛
<ストーリー>
人の心の闇に寄り付く“アヤカシ”が見える孤独な高校生・四月一日。その能力を捨て、普通の生活を送りたいと願う四月一日は、不思議な“ミセ”の美しい女主人・侑子と出会う。
願いを叶えるには、代償が必要。
さあ、あなたの願いは?
―感想―
え!?西野七瀬出てた!?
何処に?
あーっこのシーンかあ。
全然気づかないまま観てましたわ。
つか、西野七瀬もそうだけど以前ならヒロイン枠だった橋本愛すらもチョイ役なのね。
あくまでも主人公四月一日とミセの主人・侑子との関係性に重点を置いた物語。
蜷川実花映画って俺自身の第一印象としては、色彩豊かなビジュアル(セットとかもそう)。
ここに一番拘っている感はある。
第二印象としては、割とちゃんとした俳優を配役している所。
今作では神木きゅんと柴咲コウ。
ネガティブボーイで地味系な神木きゅんに対し、妖艶さも醸し出している柴咲コウの存在感は圧倒的。
だが、その柴咲コウ演じる侑子という人物が何者であるのか、その辺の説明というか描き方が希薄で、一体何だったんだ?というモヤモヤした思いだけが残った。
衣装やセット、CGなんかも含めて、監督の熱量を強く感じるものの、肝心の話自体が申し訳ないけど余り面白くない。
というより、で?は?みたいな気持ちにしかならず、話の展開に納得出来る、満足を得れる事が無く、その映画にとっての大切な部分に手堅さを抱かされなかったなあ。
惹かれる要素がビジュアル面に多く、展開の流れにはさほどのれなかった。
ラストで神木きゅんが急にオネエになるのは多分、侑子の精神と融合したからだとは思うのだが、あの程度の描き方では不明確ではある。
実は蜷川実花監督の作品自体を鑑賞するのが本作が初めて。
過去には色んな意味での話題作を出しているが、それらに強く興味を持てなかったのもストーリーに魅力を感じなかった、その一点に尽きる。
本作は妖怪の類が出てくるのと、原作がCLAMPなので、ある程度観れる話になっているかもと期待を寄せたのだが、結果的にそうでもなかった。
序盤で願い事の対価として小指に指輪をはめる女優さん、ちょこちょこ見かける顔の人だけど、あんなに演技が下手だったっけ?
スクランブル交差点で狂ったように叫ぶんだけど、酷いなこれ、と思ってしまったんですけど。
評価:★★★
22/11/04DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2022-10-05
メーカー: ハピネットファントム・スタジオ