日本
130分
アクション/コメディ/任侠・ヤクザ
劇場公開(2014/02/15)
監督:
三池崇史
『藁の楯 わらのたて』
原作:
高橋のぼる『土竜の唄』
脚本:
宮藤官九郎
主題歌:
関ジャニ∞『キング オブ 男!』
出演:
生田斗真:菊川玲二
仲里依紗:若木純奈
山田孝之:月原旬
上地雄輔:黒河剣太
斉木しげる:舘晶
伊吹吾郎:築間重樹
渡辺哲:備禅幸一郎
的場浩司:蛇嶋悟
佐藤寛子:女ディーラー
南明奈:トラガール
彩也子:明美
尾崎ナナ:かずみちゃん
吹越満:酒見路夫
遠藤憲一:赤桐一美
皆川猿時:福澄独歩
岩城滉一:轟周宝
大杉漣:阿湖正義
岡村隆史:猫沢一誠
堤真一:日浦匡也
<ストーリー>
ある日突然クビを言い渡された交番勤務の巡査・菊川玲二は、潜入捜査官(モグラ)となり、武闘派暴力団・数寄矢会の会長・轟周宝を挙げることを命じられる。
てめぇら、まとめて
バッチ来――――い!
-感想-
そりゃクドカンでもたまには失敗する事もあるさ。
どれもこれも面白かったら今頃脚本界の天下を取っているだろうよ。
キャスティングは相変わらず三池監督らしいジャストな合わせ方で感心。
ドーン!!と来るバトルシーンもいかにも三池さんだからこその熱い描き方で燃える。
けどなぁ。
肝心の話にそう大して魅力が無いんだよなぁ。
前半は(たまに途中にも)エロシーン連発。
後半はバイオレンス一色。
そこにちょこちょこコメディ要素が入ってくるんだけど、これがまぁクドカンにしては笑えない。
寧ろ変な苦笑いだけが起きる。
この笑いはちょっと私には向いてなかった。
生田斗真主役でひたすら体張って頑張っている感じはあったけど、結局の所、美味しい所を全部持って行ったのは堤真一。
ヘタレ童貞・菊川玲二の中途半端なキャラに対して、極道としての男気を終始見せ付ける日浦匡也の方がキャラとしては遥かに印象に残るし、加えて生き様が一々カッコ良い。
サイボーグフットを装着して「ふっかーーーっつ!!」華麗に高場から舞い降りて着地、そしてライトを浴びせて蝶の模様を背中に浮かばせる一連の流れが最高過ぎて鳥肌が立つ。
杯をバリバリ食ってバカ吼えする菊川玲二なんかより断然漢の中の漢ですよ。
コメディがやたらと滑りまくりだったので、正統派な極道映画にしてた方が全体的にも盛り上がって本作よりも数段高い評価に繋がる内容になっていたかもしれないな。
程度の低い無駄な笑いが品質を落としている気がした。
前述したようにキャスティングが本当に良いだけに勿体無い。
原作は一切読んだ事無いんだけど、こういう低級なノリなんだろうか。
映画を観て原作(小説・漫画)を読んでみたいという事は今まで何度もあったが、今回は全くそんな気持ちにならなかった。
三池さんには悪いが、本作は完全に失敗作ですわ。
さて、ヒロインは菊川玲二の恋人であり婦人警官でもある若木純奈。
演じるのは仲里依紗。
個人的にはそんなにタイプの女優さんではないんですが、玲二が童貞卒業となる初Hシーンでの、仲里依紗の喘ぎ顔(声)は妙にエロかった。
不覚にも私の息子が反応してしまった。。。
評価:★★★
14/10/22DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2014-09-03
メーカー:フジテレビ
オフィシャル・サイト
関連作:
『土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI(2014)』(第1作)
『土竜(モグラ)の唄 香港狂騒曲(2016)』(第2作)
『土竜の唄 FINAL(2021)』(第3作)
ところで尾崎ナナちゃんってどこに出ていましたっけ?(全然関係ないけど見落としました~)
せっかくのキャスティングなのに残念な内容でしたね。
コメントありがとうございます。
原作を読んでいないので、世界観そのものが分からないのですが、今回は三池監督らしくない作品かなと思いました。
彼の持ち味であるエログロバイオレンスも弱めに感じましたし。
尾崎ナナちゃんは風俗店のコスプレ警官役をやっていましたよ~。
「モッコリーナ」の風俗嬢です^^
「エル・トポ」て観た事ないんですけど、世界中に多くのファンを持つカルト作なんですね。
実験的映画のようですが、機会があれば観てみようと思います。
すべてが中途半端ですよね
三池監督メジャーになってきてバイオレンスのキレがイマイチになったような・・・・・・
コメントありがとうございます。
原作を読んだ事がないので、なんとも言えないのですが、ここまでコメディ色の強い作品だとは思ってもいませんでした。
別に原作通りじゃなく、普通に極道映画として作った方が面白くなったかもしれません。
三池さんらしくない作品ではありましたね。
独善的ってか。その流れから言ったら、順当なのかも。
私ももっと正統派のやくざ映画にした方がよっぽどいいと思いましたよ。
コメントありがとうございます。
『謝罪の王様』は凄くツボに入ったんですけどねぇ。
原作があると、それに近い形で笑いを作り上げていくんでしょうけども、なんかこの作品の笑いは面白くなかったです。
三池さんはこういうギャグ漫画みたいな映画よりも、真面目な作品を作った方が上手いと思います。
いつもお世話になります。
よろしくお願い致します。
本作は、最近、地上波のテレビ放送で、見ました。
とにかく、ランニングタイムが長過ぎますね。
もう少し、不要な部分はカットして、テレビ版サイズに、コンパクトに、まとめてくれた方が、見易かったと思います。
>生田斗真主役でひたすら体張って頑張っている感じはあったけど、結局の所、美味しい所を全部持って行ったのは堤真一。
生田さんの体を張った熱演はお見事でししたけれど、作品自体は微妙な出来で、コメディーとバイオレンスの混ざり具合がイマイチでした。
堤真一さんは、良い味を出していて、美味しい所をかっさらって行きましたね。
>コメディがやたらと滑りまくりだったので、正統派な極道映画にしてた方が全体的にも盛り上がって本作よりも数段高い評価に繋がる内容になっていたかもしれないな。
ヒロ之さんと同感で、潜入捜査ものって、やっぱり、コメディー要素が入って来ると、「緊迫感」や「ハラハラドキドキ感」が薄らいでしまうので、シリアスなバイオレンス映画に仕上げた方が、全体的に盛り上がっていたかもしれませんね。
それから、ヒロ之さんが写真で取り上げられている仲さんですが、僕も、特別ファンではないですけれど、本作の役柄は、とても可愛かったと思います。
でも、実写版「時をかける少女」の頃の仲さんが、一番可愛かったですね。
それでは、ヒロ之さん、素敵な日曜日、そして、素敵な成人の日をお過ごし下さいね。
失礼致します。
コメントありがとうございます。
TVで放映されていたみたいですね。
全然知りませんでした。
潜入捜査ものは好きなんですけど、どうにもクドカンの生み出した笑いが今回は自分的には受け付けなかったんですよねぇ。
ゲラゲラ笑えた方もおられるかとは思いますが、私の中ではかなり滑ってました。
生田くんが主演ですけど、真の主役は堤さんだと思います。
後半の活躍とか本当にカッコ良かったですから。
クドカンが脚本なので、どうしてもこういう作風になってしまったのかもしれませんし、原作は読んだことがないのですが、こういうコメディ主体の内容なのかもしれませんね。
三池さんは原作を忠実に実写として再現しただけなのかもとは思いますが、個人的には脚色して後半のようなバイオレンス感を前半でも、もっと出して欲しかったです。
ちょっと笑いに拘り過ぎて作品としては品が低くなってしまったように感じました。
「時かけ」の仲さんは良かったですね!
美女図鑑に入れるって程ではないですけど、可愛らしい女優さんだとは思います。
Hシーンはがんばってましたね。
そういえば世の中は3連休なんですね。
私は明日は仕事があるので、今日だけ休みって感じで連休だという認識はないのですが、大阪ひろきさんは素敵な休日、祭日をお過ごしくださいね^^