WALL・E/08年/米/103分/劇場公開
監督:アンドリュー・スタントン
声の出演:ベン・バート、エリッサ・ナイト、ジェフ・ガーリン、フレッド・ウィラード
<ストーリー>
地球でゴミ処理をしているロボットが恋した相手を追って、宇宙に旅立つ。
<感想>
ピクサー待望の新作。
ホント、ピクサーのアニメは期待を裏切らない。
めっちゃ笑って、めっちゃホノボノして、めっちゃ感動したよ。
何時か大好きな相手と手を繋ぐ事が夢のウォーリーが、自分からではなく相手から手を繋がれた事で自我を目覚めさせるラストは、言葉では語りつくせない程の感動を味わえました。
このシーン、本当最高なんで、是非観て欲しいです!!
その相手となるのが最先端ロボットのイヴ。
恐ろしいほど
破壊的な彼女
なんだけれど、不思議と宇宙に行ってからは可愛く見えてくるんですよ。
ロボットが主役なんで、この映画殆どセリフが無いです。
でも、ロボットたちからの表情からは喜怒哀楽がしっかりと伝わってくるし、動き一つ一つにもきちんとセリフに代わる表現が観て取れる。
だから、前半部分での荒廃した地球でのウォーリーとイヴとのやりとりには、すんなりと入り込めたし、セリフ無しでも十分楽しめるものだと凄く感心させられました。
だからかな?
冷たい体の持ち主でも、中には温かいものがしっかりと備わっているってのが実感出来たから、余計にラストシーンで思いっきり感動出来たのかも。
また、ロボットに頼り過ぎてしまって歩くことを忘れ退化してしまった人間たち。
そんな中、地球に帰る事を決心した艦長が、反乱するロボットに
黙ってやられてたまるか!
と、本来の人間性を取り戻すかのように、映画『2001年宇宙の旅』での名スコアでもある「ツァラトゥストラはかく語りき」が流れる中、
生まれたての小鹿
みたいになる場面も否応なしに盛り上がる、盛り上がる!
そして妙にじ~んときちゃう。
ストーリー、映像、音楽の使い方と、けなす所を探す方が難しい位の全てにおいて完璧な作品。
今まで観たピクサーのアニメはどれも好きだけれど、この作品が自分の中では当分の、もしかしたら永遠の一番になったかもしれないです。
オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)
評価:
★★★★★
09/04/23DVD鑑賞
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