アライブ

WHILE SHE WAS OUT／０８年／独・加・米／９１分／劇場未公開
監督：スーザン・モントフォード
出演：キム・ベイシンガー、ルーカス・ハース、クレイグ・シェイファー、ジェイミー・スター

＜ストーリー＞
殺人事件を目撃したため追われる身となった平凡な主婦。彼女に待ち受ける衝撃の結末とは？
＜感想＞
ギレルモ・デル・トロが製作総指揮に関わっているとの事で借りてみました。

家事も全く出来ず、夫には怒鳴られてばかりのダメ主婦。
でもキレたら本当は怖いんだぞ、と。

デパートの駐車場で２台分のスペースを陣取っていた車にキレて、イチャモン付けたばっかりに、悪ガキグループに追われるハメになった女の戦いを描いているんですが、これがもうお前はランボーか！って思うくらい女が強いんですわ(笑)。

工具片手に殺す、殺す。

追いかけたのに、逆に追い込まれたガキ共は、動揺して仲間内で殺しちゃうわ、揉めだすわで全く連帯感がない。
だからやられっ放し。
主婦圧勝！
何か、ガキどもの方が可哀想になってきた・・・。

これだけ一方的な展開だとちょっと緊張感に欠けるよなぁ。

事を終えて、普通に帰宅した主婦。
まぁ、あのラストは予想通りでしたね。

評価：★★☆
０９／０４／０４ＤＶＤ鑑賞
サスペンス・ホラー　キム・ベイシンガー　ギレルモ・デル・トロ　ＤＶＤ新作

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切り株画像（映画『トロピック・サンダー／史上最低の作戦』より）

【ネタバレ注意】
フェイクドキュメ目的でジャングルに放り出された俳優たち。
監督は手持ちカメラを持って「さぁやるぞ！」と意気込んだのも束の間、不意に地雷を踏んでしまい木端微塵で
切り株完成。

これは大掛かりな特殊効果だ！と思い込んでいるベン・スティラーの間抜け顔が最高。
これを見た仲間たちは吐き気を催していました。
切り株度：

レヴュー『トロピック・サンダー／史上最低の作戦』

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トロピック・サンダー／史上最低の作戦

TROPIC THUNDER／０８年／米／１０７分／劇場公開
監督：ベン・スティラー
出演：ベン・スティラー、ジャック・ブラック、ロバート・ダウニー・Ｊｒ、ブランドン・Ｔ・ジャクソン、ジェイ・バルチェル

＜ストーリー＞
戦争映画を撮影中のスターたちが、本当の戦場で繰り広げるおバカ騒動。
＜感想＞
これまたクセの強いコメディやなぁ。
無駄にグロくて下品。
それに人種差別ネタや障害者ネタが絡む。
アメリカ人が好みそうな、日本人が観たら一歩引きそうな、笑いの基準がちょっとズレた作品ですわ。

オープニングにフェイク映画予告が数本入っているけど、これもちょっと・・・。
笑いのツボを外しまくり（個人的にだけど）。
妙にズレて噛み合っていない会話とか、パロディになっていないパロディとか。
笑おうと努力してみたけれど笑えませんでした。

そのくせ、オープニングの戦争シーンとか、後半の爆破シーンとか、その辺のアクション・シーンは大掛かりで妙に爽快。

コメディ映画なのに笑えず、予備のアクションで楽しんだ私の複雑な心境を察してほしい。

白人なのに黒人なロバート・ダウニー・Ｊｒの

「奴らは戦争のプロだが、俺たちは役者のプロだ！！」

のセリフにはすげぇ感動しちまった。

さて、ゲスト出演と聞いていたので、てっきりチョイ役かと思っていたトム・クルーズ。

滅茶苦茶出てるじゃねぇか！
目立ちまくっているじゃねぇか！！
誰だか一瞬分からなかったじゃねぇか！！！(笑)

あんな特殊メイクをして、下品言葉を連発し、踊って弾けまくったトム・クルーズなんて初めて観たよ。
『トップガン』の頃の初々しさが懐かしく感じたね。
でも・・・強烈なインパクトは残していたぜ、トムくん！！

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価：★★★
０９／０４／０４ＤＶＤ鑑賞
ベン・スティラー　戦争アクション・コメディ　ジャック・ブラック　ロバート・ダウニー・Ｊｒ　ニック・ノルティ　マシュー・マコノヒー　トム・クルーズ　ジョン・ヴォイト　ジェニファー・ラヴ・ヒューイット　アリシア・シルヴァーストーン　トビー・マグワイア　PG-12　ＤＶＤ新作

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ブラインドネス

BLINDNESS／０８年／日本・ブラジル・加／１２１分／劇場公開
監督：フェルナンド・メイレレス
出演：ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、アリシー・ブラガ、伊勢谷友介、木村佳乃、ドン・マッケラー

＜ストーリー＞
視力を失う伝染病に冒された人々の運命を描く。
＜感想＞
伝染の発端とか、原因とか全然明かされない。
だから

見えなくなった

とか

見えるようになった

って言われても説得力がないんだよ。
「はぁ？」って感じ。

監督は、単に世界の人間が失明したらどうなるのかを描きたかっただけなのかもしれない。
それならばもう少し大風呂敷広げて、外の世界も描いて欲しかった。
ほぼ舞台は収容所のみで、食糧を求めての低レベルな争いをしているだけだもん。

白の闇に包まれた失明者の世界は美しいけれど、僕らが観る実際の世界は失明者が徘徊する汚物だらけの権力社会。
この世界の差の描き方は素晴らしいけど、内容があまりにも酷い。

と言うよりは男どもが酷い、頼りない、情けない、バカ。

腹が減ったからと言って、自分たちで何かをする訳でもなく、非力な女性たちに託す。

ってこんな馬鹿げたことありますか？
同じ男として情けなくなったよ。

女性たちはこんな酷い仕打ちを受けておきながらも、あの何事も無かったかのような和気藹々としたエンディング。
あんなの見せられた後じゃ感動も何も抱けないって。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価：★★☆
０９／０４／０３ＤＶＤ鑑賞
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TIME CRIMES タイム クライムス

LOS CRONOCRIMENES／０７年／スペイン／８８分／劇場未公開
監督：ナチョ・ビガロンド
出演：カラ・エレハルデ、カンデラ・フェルナンデス、ナチョ・ビガロンド、バルバラ・ゴエナガ

＜ストーリー＞
謎の事件に巻き込まれ、重傷を負った男が森の中の施設に辿り着く。そこはタイムマシン研究所で、彼は知らず知らずのうちに６０分前の世界にタイムスリップしていた！
＜感想＞
凄い不思議な映画やわ。
主人公がタイムスリップを繰り返す毎に、話の全貌が見えてくるんだけれど、同時に隠れもする。

要するに難解なんだな。

あ～あれはああ繋がっているのか

あの場面はそういうカラクリがあったのか

うん？まてよ・・・じゃああそこはどういう事なんだ？

てな具合に「！」と「？」が頭の中をぐるぐる回り、納得と疑問が交互に襲ってくる。

一応収まった感じの結末だけれど、良く良く考えると、あっちの世界はまだループしているんじゃ？？

この映画、トム・クルーズのプロデュース、デヴィッド・クローネンバーグ監督によってリメイクが決定している。
どういうアレンジを施すのか分からないが、本作に色々と巧く手を加えれば、まだまだ面白くなると思う。
題材が題材だけに難度は高めだけれど、リメイクする監督の手腕によっては秀作が傑作に化ける可能性は出てくる。
かなり楽しみ。

オフィシャル・サイト(スペイン語)

評価：★★★
０９／０４／０３ＤＶＤ鑑賞
ＳＦサスペンス・ホラー　ＤＶＤ新作

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