銀幕大帝α

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ジョン・カーター

2012年08月22日 23時51分42秒 | 洋画アドベンチャー/ファンタジー
JOHN CARTER/12年/米/133分/SFアドベンチャー・ファンタジー/劇場公開(2012/04/13)
-監督-
アンドリュー・スタントン
『ウォーリー』
-原作-
エドガー・ライス・バローズ『火星のプリンセス』
-脚本-
アンドリュー・スタントン

-出演-
*テイラー・キッチュ『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』・・・ジョン・カーター
*リン・コリンズ『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』・・・デジャー・ソリス
*サマンサ・モートン『CODE46』・・・ソラ
*マーク・ストロング『グリーン・ランタン』・・・マタイ・シャン
*キアラン・ハインズ『ザ・ライト -エクソシストの真実-』・・・タルドス・モリス
*ドミニク・ウェスト『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』・・・サブ・サン
*ジェームズ・ピュアフォイ『バイオハザード』・・・カントス・カン
*ダリル・サバラ『スパイキッズ4:ワールドタイム・ミッション』・・・エドガー・ライス・バローズ
*ポリー・ウォーカー『タイタンの戦い』・・・サルコジャ
*ブライアン・クランストン『コンテイジョン』・・・パウエル
*トーマス・ヘイデン・チャーチ『小悪魔はなぜモテる?!』・・・タル・ハジュス
*ウィレム・デフォー『アンチクライスト』・・・タルス・タルカス
<ストーリー>
妻と娘を失って以来、生きる意味も見失っていたジョン・カーターは、ある不思議な現象によって未知なる惑星“バルスーム”に迷い込み…。
<感想>

妻子を失った男が不思議なペンダントの影響で地球から火星へと飛ばされ、スーパーマリオ以上の跳躍力でピョンピョン跳ね回るだけの映画。

書くことがなにもない・・・。
普通すぎて。
平凡すぎて。
地味すぎて。

寝ないが眠たくなる内容。
見所を挙げる箇所が一つもない展開。
まったく燃えないアクション。

ヴァージニア(本名ジョン・カーター)に付きまとうピュンピュン丸がえらく不細工だ。
幾ら人懐っこいとはいえあんな珍獣、ペットにもしたくない。

監督さんはピクサーアニメで育った人なんやね。
今回が初の実写映画だとか。
『ニモ』とか『ウォーリー』とかすっげぇ面白かったのに。
なんでこんな人に薦める程でもない映画撮っちゃったんだろうね。
原作はスペースオペラの原点的なものらしいけれど、古い原作を古臭く映画化されても困るよ、参ったねこりゃ。
映像以外は21世紀らしさがない、20世紀後半に上映されていたような作品。

本国でも大コケして大赤字食らったのも成る程間漂う凡作。

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★☆
12/08/22DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2012-08-22
メーカー:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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超能力者

2012年08月19日 13時46分20秒 | 韓国サスペンス
10年/韓国/113分/サスペンス・アクション・ドラマ/劇場公開(2012/03/10)
-監督-
キム・ミンソク
-脚本-
キム・ミンソク

-出演-
*カン・ドンウォン『チョン・ウチ 時空道士』・・・チョイン
*コ・ス・・・ギュナム
*ピョン・ヒボン『ザ・ゲーム』・・・“ユートピア”の社長チョンシク
*チョン・ウンチェ・・・社長令嬢ヨンスク
*ユン・ダギョン・・・チョインの母ヒョスク
*チェ・ドクムン『南極日誌』・・・チョインの父
*アブダド・・・ボバ
*エネス・カヤ・・・アル
*キム・グァンギュ・・・警察署長
<ストーリー>
人を意のままに操ることができる“目”を持つチョイン。ある日、盗みに入った先で超能力を使うが、店で働く青年・ギュナムにその力を跳ね返されてしまう。力の通じない相手にチョインは驚き…。

お前は俺に出会うべきじゃなかった――

<感想>

コミカルなシーンもあるけれど、全体的にはシリアスな展開。
ギュナムの友人・外国人二人組みが何ちゃってサイキックバスター気取りで笑わせてくれるし、絶対的悪に完全成りきったカン・ドンウォンの目力が半端なく素晴らしい。

何故ギュナムだけはチョインの目で人を操る力に屈しないのか。
超能力が通じない訳。
大怪我しても回復力が早い訳。
運が幾度と無く味方する訳。

この謎は最後まで有耶無耶にされている。

チョインによる能力で人々が無意識状態で操られる様は不気味に描かれている。
水が流れる下水溝に警官たちが次々と飛び込む場面や、階上通路から一般人がバンバン飛び降りる場面は恐ろしい演出。
私的お気に入りは、地下鉄構内で赤ちゃんを助けたギュナムが我に返った母親に頬を張り倒された後に、一瞬間をおいて頭部から流血してその場に倒れ込むシーン。
私はこういう“救ったのに丸で報われない”悲壮感漂うシーンには瞬時に反応してしまうのだ。

悪を倒す内容でありながらも、どこかしら悪を更生させようとしている内容にも受け止められる。
そんなギュナムの我武者羅感が時には熱く、時には心地良い。

恐ろしい能力を持ったがために親からも見離され、世間からも姿を隠すように生きているチョイン。
対して、その人柄の良さに上司からも友人からも慕われているギュナム。

この正反対の生き方をしている二人が真っ向から対峙した事で生まれつつある“優しさ”と“正義”。

それがMAXに開花するのがラストシーンなのだ。

能天気故に自覚症状が無かったギュナムがスーパーヒーローとして目覚めるこの瞬間!
滅茶苦茶カッコいい!!!!
‘おぉ!’と思わず驚嘆の声を上げ痺れてしまったが為に★一つ+。

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『MONSTERZ モンスターズ(2014)』(リメイク)

評価:★★★★
12/08/19DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2012-08-10
メーカー:ツイン
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キリング・フィールズ 失踪地帯

2012年08月18日 14時04分44秒 | 洋画サスペンス
TEXAS KILLING FIELDS/11年/米/105分/犯罪サスペンス・ドラマ/劇場公開(2012/04/14)
-監督-
アミ・カナーン・マン
-製作-
マイケル・マン

-出演-
*サム・ワーシントン『タイタンの逆襲』・・・マイク
*ジェフリー・ディーン・モーガン『ヒラリー・スワンク ストーカー』・・・ブライアン
*ジェシカ・チャステイン『テイク・シェルター』・・・パム
*クロエ・グレース・モレッツ『モールス』・・・リトル・アン
*ジェイソン・クラーク『デス・レース』・・・ルール
*アナベス・ギッシュ・・・グウェン
<ストーリー>
テキサスに実在する犯罪多発地帯「キリング・フィールズ」を舞台に、失踪した少女を追う刑事たちを描く。

絶対に救い出す――。

<感想>

まったりとして地味なサスペンスやねぇ。
緊張感を煽るシーンもないし、かと言って感動するようなシーンもないし。

こういう犯罪ものは韓国映画だとすんげぇ面白くなるんだろうなぁ。

所々で意味解んないものもあったけれど、一番の「?」はなんで少女アンが狙われたのかっていう部分。
結局最後まで有耶無耶のままだったからすっきりしなかったよぉ。

ま、色々あったけれどハッピーエンドになれて良かったやん。
てかラストは読めたね。
生きていると思ったよ、髭のオヤジ。

監督はマイケル・マンの実娘アミ・カナーン・マンって事ですが、一番の見所場所として自信の無いドラマ部分よりも派手なドンパチの方に逃げる所は流石の親父譲りですわ。

ん~~特にこれといって印象に残るような作品では無かったので、恒例のクロエちゃんタイムに行きましょ!!



不遇な環境で育った不幸な少女アンを好演。
娼婦の母親には殴られ、兄貴には拉致られと、本当の家族の愛を求める切ない表情が印象的でした。
どんどん大人の女優になるクロエちゃん。
可愛くって仕方が無い。
こんな映画よりも『キック・アス2』はまだなのかい?

オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★☆
12/08/18DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日:2012-08-03
メーカー:ミッドシップ
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タイタンの逆襲

2012年08月16日 22時54分55秒 | 洋画アドベンチャー/ファンタジー
WRATH OF THE TITANS/12年/米/99分/アクション・アドベンチャー/劇場公開(2012/04/21)
-監督-
ジョナサン・リーベスマン
『世界侵略:ロサンゼルス決戦』

-出演-
*サム・ワーシントン『アバター』・・・ペルセウス
*リーアム・ニーソン『アンノウン』・・・ゼウス
*レイフ・ファインズ『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』・・・ハデス
*ダニー・ヒューストン『決闘の大地で ウォリアーズ・ウェイ』・・・ポセイドン
*エドガー・ラミレス『バンテージ・ポイント』・・・アレス
*ロザムンド・パイク『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』・・・アンドロメダ女王
*ビル・ナイ『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』・・・ヘパイストス
*トビー・ケベル『魔法使いの弟子』・・・アゲノール
*ジョン・ベル・・・ヘレイオス
*リリー・ジェームズ・・・コリーナ
<ストーリー>
神々の力が弱まり、冥界に封印されていた巨神(タイタン)・クロノスが覚醒し始める。世界の終焉を阻止するため、人の心と神の力を併せ持つ男・ペルセウスが再び立ち上がる。
<感想>

なんでだろう。
観ている間、無性に眠たくなったんだが・・・^^;
面白いのか面白く無いのか良く解らない展開が目白押し。
ダレ場は無いけれど、特に「わ~~」ってなるようなシーンも無く。

おっきな魔物さんが画面狭しと暴れまくってくれるけれど、なんだろなぁ。
興奮するまでには至らなかったです。

予告観た時はその迫力に盛り上がりを大いに期待してたんだけどなぁ。
いざ観てみたらそうでもなかった。
こういうのは劇場で観てこそ!なんだろうね。

一応ヒロイン的扱いのアンドロメダさんですけど、まぁまぁ綺麗っちゃ綺麗なんだけど顔が妙におばさんっぽいのが残念で美女図鑑入りまでは果たせずでして、もうちょいピチピチのギャルの方が良かったのにとかもう途中でどうでも良いことばかり考えてた(笑)。

ゼウスたち年配者2人が

ワシら伊達に年取ってねぇぞぉらぁああ!!

と猛進していく終盤。
あそこはほんのりと痺れたねぇ。

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

関連作:
『タイタンの戦い(2010)』(第1作)
『タイタンの逆襲(2012)』(第2作)

評価:★★★
12/08/16DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2012-08-16
メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ
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カエル少年失踪殺人事件

2012年08月15日 00時36分27秒 | 韓国サスペンス
CHILDREN.../11年/韓国/132分/サスペンス/劇場公開(2012/03/24)
-監督-
イ・ギュマン
-脚本-
イ・ギュマン

-出演-
*パク・ヨンウ『甘く、殺伐とした恋人』・・・カン・ジスン
*リュ・スンリョン『ベストセラー』・・・ファン・ウヒョク
*ソン・ドンイル『カンナさん大成功です!』・・・パク・キョンシク
*ソン・ジル『極楽島殺人事件』・・・ジョンホの父
*キム・ヨジン『4人の食卓』・・・ジョンホの母
<ストーリー>
“カエル採り”に行った少年たちがそのまま行方不明になる事件が起きた。事件を調査する警察やマスコミ、希望にすがる被害者家族らなど、さまざまな思惑が複雑に交錯する。
<感想>

韓国で実際にあった未解決事件を映画化した作品。
事件の謎を追う者、無事に帰って来る事だけを祈ってただ待つだけの被害者家族たち。
それぞれの心情を上手く画面に表せている。

選挙を妨害する為に誰かが仕組んだ事じゃないのか。
本当は親が殺したんじゃないのか。

単に子どもたちは何処かに雲隠れしているだけなのかもしれない。
それとも・・・。

観ている間は色んな思惑が働いてしまう。
それだけストーリーが面白く、先の見えない展開に入り込んでしまう。

金田一探偵みたく推理的なシーンもあり、その考えが正論なのか否なのか。
失踪少年の親の家を疑い、強制家宅捜査をする所は“果たして何かが出てくるのか”と固唾を飲んで見守ってしまいます。

年月が経ち、世間が事件を忘れかけた頃に突然山中から出て来る被害者少年たちの遺骨。
この事で捜査の進展に動きがあるのかと思えばそうでも無かったりする所が、話の後味悪さを更に増幅させていたりもする。

とりあえず犯人らしき男は出て来るが全く証拠が無い為に逮捕にも至らない。
それ以前に警察署長は遺体が出てきた事に“今更”感が有り有りで、適当に処分しておけと部下に命令してしまうのだから、事件がお蔵入りしてしまうのも当然ではある。

思わず嘘をついてしまった

愛する子を想う親の本音が飛び出す場面には胸が痛くなる。

情報

評価:★★★☆
12/08/14DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2012-08-10
メーカー:コムストック
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