銀幕大帝α

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ロボコップ(2014)

2014年07月24日 00時55分00秒 | 洋画アクション
ROBOCOP
2014年
アメリカ
117分
SF/アクション
劇場公開(2014/03/14)



監督:
ジョゼ・パヂーリャ
出演:
ジョエル・キナマンアレックス・マーフィ
ゲイリー・オールドマンデネット・ノートン博士
マイケル・キートンレイモンド・セラーズ
アビー・コーニッシュクララ・マーフィ
サミュエル・L・ジャクソンパット・ノヴァク



<ストーリー>
近未来都市・デトロイトを舞台に、半分人間、半分マシーンの“ロボコップ”として生まれ変わった警官・アレックスが社会の悪と戦う姿を描く。

半分人間、半分ロボット
最強の警官誕生。


-感想-

リメイクではなくリブートなのね。
オリジナルのスコアが冒頭で流れた時はキタコレ感が沸き起こってワクワクしたのだが、全て観終わっての最初の想いは

「これじゃない」

という残念さのみでした。

いかにヴァーホーベンの『ロボコップ』は凄かったのかがよーく分かる、面白味が猛烈に欠けるリブート作品だった。

家族がどうたらとか、上層部がどうたらとか、もうそういうのどうでもいいし。
ストーリーが貧相だから先の楽しみも生まれない。
悪役に魅力がないから、やっつけた感に痛快さが生まれない。
ドスドス歩いてバンバン銃を撃っているだけだから興奮すらも生まれない。

なにこの、全てにおいて魅力皆無のロボット映画は。

ビジュアルだけカッコ良くさせてもこんな内容じゃあ到底私を満足させる事は出来ませんて。

グロが有り、痺れるアクションが豊富に有り、そして脚本に有能さを抱かされたヴァーホーベン版『ロボコップ』は最高の娯楽作品だった。

VFXの技術は向上しても、面白さは向上せず。
そんな見本にしちゃいけない完全な失敗例を見せられた気分。
リブートじゃなくて単純にリメイクとして作り直した方が良かったんじゃないのか?

評価:★★☆
14/07/23DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2014-07-02
メーカー:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン

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関連作:
『ロボコップ(1987)』(オリジナル)
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バッド・アス ジャスティス・リターンズ

2014年07月22日 01時04分18秒 | 洋画アクション
BAD ASSES
2013年
アメリカ
91分
アクション
オリジナルビデオ



監督:
クレイグ・モス
『41歳の童貞男』
脚本:
クレイグ・モス
出演:
ダニー・トレホ
ダニー・グローヴァー
アンドリュー・ディヴォフ
ジャクリーン・オブラドース
イグナシオ・セリッチオ
パトリック・ファビアン
ジェレミー・レイ・ヴァルデス
レオン・トマス三世
ジョナサン・リプニッキ
メラニー・オチョア
セーラ・デュモント
ロニ・ラヴ




<ストーリー>
ベトナム帰還兵のフランクは、今度はコンビニ店員の親友・バーニーと“Wバッド・アス”を組み、L.A.の極悪マフィアと大戦争を巻き起こす。



-感想-

監督は前作に引き続きクレイグ・モスが担当。

根本的には前作と同じくフランクが腐った悪党どもを拳でぶちのめすだけのストレートな復讐劇なのだが、今回は相棒としても、強力な助っ人としても大いに頼りになるバーニーというジジイとタッグを組んだ事で、よりアクション濃く、よりコメディ色濃く仕上がっている。

このシリーズの良い部分は主役フランクの優しさにホッコリさせられる所。
自分の息子の様に可愛がっていた青年が、ある夜何者かに殺される。
その事でその母親と仲良くなり、彼女の頼みもあって、犯人探しを始めるのだが、母親が溺愛している長女のおチビちゃんとも親密になる。
このおチビちゃんとの触れ合いが堪らなく微笑ましいのだ。
優しさ溢れるフランク。
可愛さ溢れるおチビちゃん。
2人のお互いに心を許しあった心温まる姿には、子供好きな私としてもニマニマしっ放し(^^)

今回はそこに大きく気持ち安らぐものもあったので、前作よりも少し高めの評価を付けました。

相変わらずフランクは破天荒な行動で悪党共を追い詰めボッコボコにしまくる。
アイスピックを目玉にブチ刺して居場所を吐かせたりと無茶をやらかしていくも、時にはピンチな瞬間にも直面。
危機一髪というその直面にぶつかっているフランクを相棒バーニーが勇ましく手助けして救う事もしばしば有り、ナイスタッグっぷりを見せてくる所は中々の爽快・痛快。
フランクの手榴弾投げ、折り畳みナイフ投げの命中率の高さは異常(笑)

処でこのバーニーというジジイ、広場恐怖症を患っているのだが、ほんの開始数十分過ぎた所で急に治っていた。
いや、それは流石に無いだろう!とツッコミ入れつつも、かなり面白く観れた続編でした。

評価:★★★☆
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関連作:
『バッド・アス(2012)』(第1作)
『バッド・アス ジャスティス・リターンズ(2013)』(第2作)
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バイロケーション

2014年07月21日 01時22分43秒 | 邦画ホラー
2013年
日本
119分
ホラー
劇場公開(2014/01/18)



監督:
安里麻里
『ゴメンナサイ』
原作:
法条遥『バイロケーション』
脚本:
安里麻里
主題歌:
黒夢『ゲルニカ』
出演:
水川あさみ桐村忍
千賀健永御手洗巧
高田翔加賀美榮
滝藤賢一加納隆
浅利陽介高村勝
酒井若菜門倉真由美
豊原功補飯塚誠



<ストーリー>
自分の近くに発生するもうひとりの自分、ふたりの自分が“ひとつの人生”を奪い合う。

バイロケは、
もう一人の自分。
必ず、本物を、殺す。


-感想-

鑑賞者を混乱に導く映画、それが『バイロケーション』。

推理小説・映画が大好きで謎解きが得意な人。
又は理解力に長ける人向きの作品かな。

面白いっちゃあ面白いんだけど(展開に引き込ませる魅力はある)、頭の中で整理する前に終わっちゃうので、半分分かって半分分からなかったような、こうモヤモヤッとした気持ちは残る。
ぶっちゃけ結構、ややこしい話の作り。

ポイントは鏡と加賀美・・・かな?

普段、何も考えずにホケェとした顔でアホな映画を好んで観ている私としてはスッキリとした気分で観終える事の出来る作品じゃなかった。

全てが理解出来た人は(どんでん返しの大きさに)より深く唸らされる作品じゃないかなぁ。
評価するのが難しいが、納得して観終えてたら★4つは付けても良いかも。
「?」が多かった私は★3つで(笑)

結果的には浅利陽介演じる高村勝が一番可哀想。

評価:★★★
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ジャッジ!

2014年07月18日 23時15分42秒 | 邦画コメディ
2013年
日本
105分
コメディ
劇場公開(2014/01/11)




監督:
永井聡
主題歌:
サカナクション『アイデンティティ』
出演:
妻夫木聡太田喜一郎
北川景子大田ひかり
リリー・フランキー鏡さん
鈴木京香木沢はるか
豊川悦司大滝一郎
荒川良々カルロス
玉山鉄二竜也
玄里原田
田中要次伊沢
風間杜夫現通社長
でんでんちくわ堂社長
浜野謙太ちくわ堂社長の息子
伊藤歩麻里子
加瀬亮太田の先輩
木村祐一CMディレクター
あがた森魚エースコックの宣伝室長
松本伊代経理の松本さん
志賀廣太郎カラオケ店の店長
柄本時生カラオケ店の店員
福本清三謎の老人
竹中直人居酒屋のおっちゃん



<ストーリー>
広告代理店・現通で働く太田喜一郎は、身勝手な上司・大滝から、サンタモニカ広告祭の審査員役を押し付けられ…。

-感想-

オープニングでのエースコックきつねうどんCM製作から完成までの流れが笑いのピークだったように思う。
あの20分間は声に出して笑ってしまった。
「コンコン」
じゃなくて
「ニャンニャン」
なんだぜ?
無茶にも程がある(笑)

でもこれが海外で大ウケ。
そのお陰で主人公・喜一郎もクビを免れちゃうんだもんなぁ。
オープニングのこの大騒動が、ラストではしっかり良い方向のオチとして落ち着いた所はとても好感が持てた。

じゃあ、サンタモニカへ行ってからの中盤は面白くないのか?と言われるとそうでもない。
ちくわとかヲタクとかちょこちょこと小ネタを挟んできて、それなりにクスッと笑顔で観れる作りにはなっている。
しかも臭いおっさん鏡さん(リリー・フランキー)から伝授された、そんなの役に立たんだろってな“技”が見事に活躍するものだから可笑しくて堪らないものもあった。
「カマキリ!」はどうやらゲイの誘惑を払い除ける効果があるようなので、もしあっち系の人が近づいてきたら使ってみるといい(保証はしない笑)

一応ヒロインはギャンブル好きの同僚ひかり演じる北川景子なのだが、正直ヒロインとしては影が薄い。
それほど主人公・喜一郎演じる妻夫木聡オンリーな独壇場の作品になっているのだ。
独りバカやって、独り熱くなって、そして最後には彼の姿に感化された外国人達やひかりが才能を認めて丸く収まるという仕組み。
妻夫木聡による妻夫木聡の為の作品って思うのも当然で、ひたすら彼のどん臭さとはしゃぎっぷりと真面目さを笑みを含めながら温かく見守ってあげるのが一番宜しいでしょう。

ただ一つ腑に落ちないのが設定の上では彼は丸っきり英語が話せない事になっているのだが、普通にヒヤリングして普通に英語で会話しているんだよね。
流石に鏡さんから貰った怪しげな英会話本一冊であそこまで上達するはずが無いと思うのだが。

喜一郎の活躍も手助けになってか、グランプリにトヨタのCMが選ばれるのだが、あのCMは映画の中だけじゃなく、現実に地上波で流しても十分に評価されるんじゃないかと思うほどに完成度の高いものでした。
いや、ほんと、あのユーモア感溢れる作りは私でも素直に面白い!て感じましたよ。
あ、そうだ、チョイ役も含めて参加キャストがかなり有名どころを揃えていて豪華なので、そこら辺にも楽しんで貰いたいです。
松本伊代さんの「16歳」にはニヤッw

評価:★★★☆
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テーター・シティ ~爆・殺・都・市~

2014年07月17日 03時19分36秒 | 洋画アクション
TAETER CITY
2012年
イタリア
73分
アクション/SF
劇場公開(2014/02/19)





監督:
ジュリオ・デ・サンティ
製作:
ジュリオ・デ・サンティ
脚本:
ジュリオ・デ・サンティ
出演:
モニカ・ムニョス
リッカルド・ヴァレンティーニ
クリスティアン・リーヴァ
ジュリオ・デ・サンティ




<ストーリー>
シード・システムと呼ばれる装置で管理されるテーター・シティに現れたミュータント殺人鬼に、特殊精鋭部隊・バイカーズが立ち向かう。

-感想-

兄貴が北斗神拳なら弟の俺は南斗水鳥拳だ!

ちゅうことでデ・サンティ兄弟による過激映像製作会社が開発した合成血糊が本編でもふんだんに投入され、これでもかと血肉舞い散るバイオレンス描写が観れる本作ですが、出来の高さから考えると兄貴の『アダム・チャップリン 最・強・復・讐・者』よりも劣るかなと。

『アダム~』と同じでストーリーは有って無い様なものですが、『アダム~』と違う所は無駄なシーンが多すぎる事。
合間、合間に「テーター・バーガー」のCM入れ過ぎ。
これが物凄くテンポを悪くしているし、明らかに監督の必要の無い時間稼ぎにしか思えない。
正直このCM挿入が1度しかなかったら1時間切る作品になってた事は確かだし、何とか(長編として)1時間の尺は超えてみせようという無駄な足掻きがエンドロールでもはっきり現れている。
観てもらえれば分かるが、スタッフロールのスクロールが無茶苦茶遅いんですよ(笑)
早送りにしても通常のエンドロールスピードにしかならないという、この遅さ。

(エンドロール最後にこのタイトル出てきたけど、続編あるん?)

別に1時間切ってもいいやん。
それかもっと他の演出を考えて入れろよ、て凄く思う。
ここら辺が兄貴の演出力には勝らなかった、言い換えれば弟の力不足とでも言うべき大きな反省点かな。

バイオレンス部分に関しては、兄貴同等のレベルには達しているだけに、後はプラス『アダム~』で感じたワクワク感とキャラクターの面白さが加わっていれば、もうちょっと高めの評価をあげてたかもしれない。

流石に漫画と同じで南斗水鳥拳では北斗神拳による過激さ、戦いの中で生まれる白熱さを超える事は出来ないよなぁと実感した次第。
そういや、ちらっと『アダム~』のワンシーンが流れるのですが、あれは兄貴を尊敬している証なのか、それとも単に兄貴に対する弟からのサービスなのか。

で、この弟監督、本作では大ボスも演じているんですが、イケメン兄貴と違って顔が『グーニーズ』に出てくる‘スロース’なんですわw
目の位置が極端に歪んで離れていて結構不気味。
あれ、編集の時に業とCGでそういう風にしてるんかなぁ。
終盤の決戦時はそういう“目”になっていなかったしなぁ。

ま、結局の所、どれもこれも弟独自のオリジナリティがない!
悪い言い方になるけど兄貴の真似事をして完成させたような作品です。
だってさ、弟まで白目剥いてたもん(笑)

ただこれだけははっきりしている。
兄弟揃って相当の『北斗の拳』ヲタクなんだな、とw

評価:★★
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