銀幕大帝α

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蠱毒 ミートボールマシン

2018年07月27日 19時33分35秒 | 邦画ホラー
2017年
日本
100分
ホラー/アクション/SF
R15+
劇場公開(2017/08/19)





監督:
西村喜廣
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 反撃の狼煙』
プロデューサー:
山口雄大
脚本:
西村喜廣
キャラクターデザイン:
西村喜廣
編集:
西村喜廣
出演:
田中要次野田勇次
百合沙三田カヲル
鳥居みゆきマミ
川瀬陽太田ノ上
村杉蝉之介長谷
三元雅芸酒井
しいなえいひ白線女
斎藤工宇宙人



<ストーリー>
社長から役立たずの烙印を押された取り立て屋の中年男・野田勇次の楽しみは落語と古本屋の三田カヲルに会うことだった。ある日突然、街が巨大なフラスコに包まれてしまう。

TOKYO IS ON FIRE.

―感想―


ハイヨー!シルバー!
顔にブラジャー着けられている事よりも女がおっぱいぷるんぷるんさせている事よりも、後ろにしがみついている幼女がシュール。


アイヤー!と叫びっぱなしのジャッキーちゃん。
酔拳をやってみせたりと本人ノリノリなのは良い事だが、もうちょっとジャッキーチェンの物真似を観たかった。


いきなり登場するも何故かボロボロの服を着ている冨手麻妙。
謎過ぎて意味分からん(笑)。

山口雄大が監督した2005年版『ミートボールマシン』の方が断然好き。
なんかあっちの方が展開そのものに勢いがあった。
こっちは血糊をこれでもかと大袈裟にぶちまけているだけなんだよなあ。
ずっと戦っているので退屈はしないが、どれも似た様なシーンばかりだから目が慣れてしまうのか平然とした顔で観ている自分が居る。
山口雄大監督の方は「お!おっ!!」て新しい見世物が次々出てくるから気持ち的に高まり続けていたのよ、演出力の違いなのかもね。

特殊造形は力入っている。
まあこれは西村喜廣監督の得意分野だから当然。
山口雄大監督の方でも本領発揮してたし、この辺は見事な出来栄えだと思う。
ただ、ブシャーブシャーだけしかやっていない内容に、もっと楽しませる話を考えかい、てなるのよ、その辺がお粗末。
まあ山口雄大監督の方は10年以上も前の作品で、当時ではかなり衝撃的な部類の内容だったてのもあった。
あれからこういうバイオレンススプラッターは多く作られてきたし、それらを観ていると流石に新鮮味を感じなくなっちゃっているのかねぇ。
グロい造形のみ拘るよりも、どんどん盛り上がっていくストーリーを考える事にも拘りを見せて欲しいわな。
前述したように飽きはしないが、余り面白くないな、となるのです。

評価:★★★
18/07/27DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2018-03-07
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関連作:
『MEATBALL MACHINE -ミートボールマシン-(2005)』※個人的評価:★★★★

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「斉木楠雄のΨ難」のボールペンが当たりました。

2018年07月26日 13時08分17秒 | 趣味・雑記(映画関連)
佐川急便にて届きました。
何時もお世話になっているゲオさんからです。
今回は何が当たったのかな~。


おっ!ボールペンですか。
自分、結構ボールペンを家でも仕事場でも使うのでこれは有難いですねぇ。
当選者数は何人だったかな、と調べてみました。

割と多目の当選者数だったようですね。
これにどれだけの応募数があったのでしょうか。
何にせよ、映画関連グッズが当たるのは嬉しいものです。
大切に使わせていただきます。

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アニマルズ 愛のケダモノ

2018年07月26日 12時59分45秒 | 洋画ホラー
HOUNDS OF LOVE
2016年
オーストラリア
108分
サスペンス/犯罪/ホラー
R-15
劇場公開(2018/02/06)



監督:
ベン・ヤング
脚本:
ベン・ヤング
出演:
エマ・ブース
アシュリー・カミングス
スティーヴン・カリー




<ストーリー>
オーストラリアの郊外で17歳の少女・ヴィッキーが誘拐された。犯人は連続女子高生監禁犯の中年カップルだった。しかし、ジョンがヴィッキーを独占しようと企み…。

―感想―

母親に反抗して家から勝手に飛び出し見知らぬ男女の車に乗り込んだのだから自業自得としか言い様がないのだが、ここまで当時の警察は非協力的だったのかと呆れて言葉も出ない。

「しつこいな!家出したんだっつってんだろ!!」

端から捜査する気のない非情な態度にむかっ腹。
この警官、後で本当に誘拐されていたてのを知って、家族にどんな顔したんだろ。
自分的にはそこまで描いて欲しかった。
つうか警官のリアクションが観たかったなあ。

実際に起きた事件をモチーフに映画化したようだが、変態カップルの異様な性癖とキチガイ染みた関係性がリアルに描かれていて、2人に目が惹きつけられる。
カップルを演じた男優と女優の演技がそれ程までに鬼畜の様を際立たせ、鑑賞する側をも恐怖で震わせる芸達者だったと言わざるを得ない。
家の中でうんちをする番犬にブチギレて死ぬまで執拗に蹴り続ける男の姿が恐ろしく残酷だ。
そんな男に愛情を注ぐ女だが、監禁した女子高生を独り占めしようとした事から、狂気が暴走し始める。
女にも子供が居るようで、女子高生を探しに来た母親に自分の姿を重ねたのかもしれない。
一応ハッピーエンド風な終わり方となっており、あれだけ毛嫌いしていた母親の胸の中でボロボロの姿のまま監禁場所から脱出した女子高生が抱かれるシーンは音楽効果も伴ってそれなりの感動を生んでいる。

カップルによる直接的な暴行、及び大人のおもちゃを使ってのレイプシーンは描かれておらず、エグさは緩和されているが、その代わりにカップルの狂演が全編を通して突出しているので、最後まで退屈せずに観れる作品ではあるでしょう。
うんちとリアルで思い出したが、ベッドに縛られ男に犯されそうになった時に恐怖で女子高生が思い切り漏らす所は、男同様私もつい「そりゃないぜ!」と呟いてしまった。
糞だけに糞ったれ。
ブリッブリブリ~~~~!!💩
うんこ登場率高めの作品(笑)。

評価:★★★
18/07/25DVD鑑賞(準新作)
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情報
<未体験ゾーンの映画たち2018>


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暗闇にベルが鳴る

2018年07月25日 13時04分10秒 | 洋画サスペンス
BLACK CHRISTMAS/SILENT NIGHT, EVIL NIGHT/STRANGER IN THE HOUSE
1974年
カナダ
98分
サスペンス
劇場公開(1975/12/13)



監督:
ボブ・クラーク
製作:
ボブ・クラーク
出演:
オリヴィア・ハッセー
ケア・デュリア
マーゴット・キダー
ジョン・サクソン
アンドレア・マーティン
マリアン・ワルドマン
アート・ヒンドル
ダグラス・マッグラス




<ストーリー>
クリスマスパーティーで賑わう女子寮に「お前たちを殺す」という不気味な電話が掛かってくる。誰もが冗談だと笑う中、ひとりの女学生が何者かに襲われ、行方不明になってしまう。

それは怪電話で始まった……オリビア・ハッセーを襲う影なき殺人者!

―感想―

別名『屋根裏の殺人鬼』。
寮生が居なくなったからと警察に相談しにいくけれど、部屋に遺体があるんだから先にそこを調べろよ、という大きな勘違いを私はしていた。
何時の間にか屋根裏に引っ張り込んでいたのね。
しかしどうやってあんな重たい遺体を引き上げたんだろ。
そもそもこの殺人鬼は何故屋根裏に潜んでいるのか、そしてどういう人物なのか、その辺が一切説明されていないので謎だけが深まる。
逆に良いように考えればその奇妙な謎が不気味な殺人鬼像を作り上げている事にもなるのだが。

で、結局、犯人は2人居たて事なのかなあ。
この辺も良く分んないんだよねぇ。
キャー!て叫び声が上がった後、一人はどういう形で殺されたのか主人公の手によって死んじゃっている。
被害者の一人となった主人公をベッドに寝かしつけたまま、警察関係者全員が何処かに行ってしまうのは変だろ、誰か一人くらい傍に付いてやれよて思ったが、その後のカットでまだ屋根裏には異常者が隠れている風な恐ろしい真実だけが映し出されるのだ。
この「屋根裏の殺人鬼」に関しては警察含め誰も存在を予測していないまま、事件を解決させていると解釈するべきなのか。
新たな悲劇を生み出す事を間接的に残しつつ、静かに幕を閉じていく所が鑑賞者に不安を植え付け、後味の悪さが強く活きている。
悪く言えば纏め方に不安定があるのだが、「知られないままの恐怖」という意味での気味の悪さは抱けるので、まあいいか、となる事は確か。


元祖「犯人は家の中に居る」映画であり、この手の話は後々都市伝説となり世に広められていく。
逆探知を繰り返しながら、ようやく犯人の居場所を突き止めていく過程はスリルがあって良い。
担当刑事から本人にそのことを知らせるなと言われているのに、あっさり教えてしまう警官のアホさ加減に苦笑い(この警官、絶対仕事向いてない笑)。
オリヴィア・ハッセーにとっては代表作の1本となった訳だが、彼女よりもこの娘の方が個人的に魅力的だった。

今作の第一被害者図鑑

頭から袋を被せられ窒息死させられるクレアさん。
吹き替えで観ていたんだけど声も実に魅力的で、多分名が売れている声優さんなんだろうな、可愛らしい声をしておりました。

評価:★★★
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レンタル開始日:2018-04-03
メーカー:ニューライン

関連作:
『ファイナル・デッドコール 暗闇にベルが鳴る(2006)』(リメイク)
『ブラック・クリスマス(2019)』(リメイク)

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去年の冬、きみと別れ

2018年07月24日 15時23分32秒 | 邦画サスペンス
2018年
日本
118分
サスペンス/ミステリー
劇場公開(2018/03/10)



監督:
瀧本智行
『脳男』
原作:
中村文則『去年の冬、きみと別れ』
主題歌:
m-flo『never』
出演:
岩田剛典耶雲恭介
山本美月松田百合子
斎藤工木原坂雄大
浅見れいな木原坂朱里
土村芳吉岡亜希子
北村一輝小林良樹



<ストーリー>
猟奇殺人事件の容疑者である天才カメラマン・木原坂を追い、真相に迫ろうとする記者・耶雲。だが、耶雲の婚約者・百合子が木原坂の罠にはまり…。

すべての人が
この罠にハマる。


―感想―

あれえ?第1章は??
いきなり第2章から話が始まったんだが・・・はは~ん、そういうことかいな。
話の組み立て方が斬新。
時系列バラバラにさせて、観客を上手く騙しに来ている。

結婚式間近だというのにえらい婚約者に対してそっけない態度やな、て思わされる所にも我々は騙しの手中に落ちている。
計画性完璧の壮絶な復讐劇。

深く愛した女性を殺された恨みは計り知れない程に強かった。
天誅は自らの手で下す。
言葉通りに遣り遂げたが、例え復讐が上手く行ったとしても愛した女性は二度と目の前には現れない。
悲しさだけが積もり、ラストでそれが一気に溢れ出すシーンはとても切なく印象に残るものだった。
その悲しさには負けるが、仇討ちとして彼を動かしたのは間違いなく怒り。
この「怒り」を文字に起こすと・・・。
そう、本作のタイトル『去年の冬、きみと別れ』は劇中における重要な台詞なのだが、続きがあった。

平常心では恐ろしい考えを持っての復讐は成し得れない、心を鬼にして初めて恨みを抱く者達に絶望を与えられるのである。

心を激しく揺さぶられる作品だった。
見応えは十分にある。
こういう系統の作品は韓国にお株を奪われがちだったが、日本映画もたまには凄いものを生み出すねぇ、そういう意味でも稀な程に完成度高い物語。
最後まで引き込まれっ放しだったのもあって満点評価としておく。


事故物件みたいなアパートやね。
こんな所、よく見付けられたなあ。

評価:★★★★★
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メーカー:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

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